鎌倉紫陽花から山梨漫遊に戻ります。

 

大善寺を後にして、街道をゆきます。

 

勝沼宿

 

明治時代以降は葡萄栽培とワインで知られる勝沼ですが、江戸時代には20軒を超える旅籠を擁する宿場町として栄えました。

 

街道には所々にその名残りがあります。

 

仲松屋住宅

 

向かって左の東屋敷が江戸時代後期、右の西屋敷が明治時代に建てられた商家建築。

 

 

かつて、この辺りに本陣と脇本陣があったようです。

 

 

宿場街道にぽつりと建つ洋館。

 

旧田中銀行社屋

(国登録有形文化財)

 

明治時代後半に勝沼郵便電信局舎として建てられた"藤村式"の流れを汲む建築で、大正9年(1920)から昭和初期まで山梨田中銀行の社屋として使用されました。

 

 

残念ながら、この日は休館日。

 

柵には"田中"の装飾。

 

 

裏手の煉瓦蔵。

 

 

勝沼は国内最古で最大の葡萄の産地。

 

平安時代末期頃に栽培が始まったそうです。

 

街道に連なる葡萄園たち。

 

ワイン民宿 鈴木園

 

寒暖差が激しく降水量が少ない気候や、水はけの良い土壌が良質な葡萄栽培に適していて、ここまでの産地になったそうです。

 

 

ところで、かの松尾芭蕉も一句。

 

"勝沼や 馬子もぶどうを 食いながら"

 

忠玉園

 

そんな勝沼に残る戦国時代の遺構。

 

勝沼氏館跡

(国指定史跡)

 

武田家の親族衆である勝沼氏の館跡です。

 

近代土木遺産もあります。

 

祝橋

(国登録有形文化財)

 

"眼鏡橋"の愛称もある石橋で、昭和6年(1931)の開通。

 

葡萄を輸送する為に架けられました。

 

橋から葡萄畑を見渡す。

 

 

勝沼ぶどう郷駅

 

駅舎もワイナリー風。

 

 

駅向かいの丘の上には、温泉やレストランも入っているぶどうの複合施設があります。

 

甲州勝沼ぶどうの丘

 

ご当地マンホール

 

当然、ぶどう柄。

 

日本の葡萄とワインを支える勝沼でした。

 

続く。