新春の聖地漫遊。

 

伊勢(2016)、出雲(2017)、熊野(2018)、宇佐(2020)…

 

そして、今年は諏訪大社。

 

全国に10,000社超という諏訪系神社の総本社で、諏訪湖を囲む4つのお宮から成ります。

 

<旅の行程>

1日目:茅野→上諏訪(高島)→下諏訪

2日目:下諏訪→木曽平沢→奈良井

3日目:奈良井→南木曽(妻籠)

 

横浜から八王子経由で茅野駅へ。

 

まずは、諏訪湖南側の上社の二宮参り。

 

駅からタクシーで5分、社頭に到着です。

 

◆信濃国一の宮 諏訪大社 上社前宮◆

一の鳥居

 

うっすら雪が積もった聖域。


木々に囲まれた中、歩を進めます。

 

 

諏訪大社と言えば、下社の荘厳な社殿がイメージされますが、この上社前宮は今も自然信仰の雰囲気が漂う、他とは少し違う趣のお宮。

 

石段を登ると横参道に出ます。
 

 

その先に広がる凛とした空間。

 

二の鳥居

 

この鳥居前は神原と呼ばれ、かつて、上社の神職・大祝の館があった地。

*読みは"ゴウバラ"、"オオホウリ"

 

大祝は代々、諏訪氏が世襲し、現人神として崇められました。

 

手水舎

 

内御玉殿

 

諏訪明神の祖霊が宿る神宝が安置されていた御殿で、昭和7年(1932)の改築。

 

その隣りには長床の様な建物。

 

 

十間廊

 

かつて神原廊と呼ばれたもので、前宮の神事が執り行われました。

 

4/15の御頭祭(酉の祭)では、鹿の頭が75体奉納されたそうです。

 

まさに、山への自然崇拝を感じる神事。

 

参道を振り返る。

 

 

ここから一般道の坂が続きます。

 

かつて社家の通りだったそうです。

 

 

少し進むと、

 

木々に囲まれた社殿が見えてきます。

 

 

拝所

<御祭神>

建御名方神

八坂刀売神

 

御祭神が降臨したと伝わる諏訪信仰発祥の地。

 

その歴史は神代にまで遡ると言われますが、諏訪氏以前に守矢氏が支配していた地で、鹿や兎を奉納する御頭祭は狩猟民族であった守矢氏の慣わしが継承されたものだそうです。

 

また、その守矢氏も諏訪氏の元で神長官として存続していきました。

 

四宮の内、前宮のみ御本殿があります。

 

御本殿

 

現在の社殿は、昭和7年(1932)に伊勢神宮から下賜された古材で造営されたもの。

 

出雲の国譲りで諏訪まで退いた建御名方神。

 

守矢氏から諏訪氏、縄文時代から弥生時代への変遷とリンクする流れ。

 

古代ロマンに浸るひと時…

 

御柱

 

諏訪大社のシンボル、御柱。

 

その起源については結界説や御神体説等、諸説あるものの、その真実は未だ謎に包まれたまま。

 

御柱の脇を湧水が流れています。

 

水眼の清流

*読みは"スイガ"

 

中世、この清流のほとりに精進屋を設け、禊を行ったそうです。

 

 

社殿裏手に広がる守屋山へと続く森林。

 

 

縄文時代、守矢氏が狩猟の地、そして信仰の対象とした豊かな自然。

 

数千年前の風景に想いを馳せて…

 

自らの五感で体感したかった前宮。

 

御朱印・御守り

 

念願叶ったお参りでした。

 

次は緑萌える初夏に訪れたい。

 

続く。

 

 

 

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