日本の神社の歴史。

 

それを語る時、欠かす事が出来ない対馬。

 

そんな対馬には、一の宮と並ぶ素晴らしき神社があります。

 

<旅の行程>

1日目:博多→宗像→福津→箱崎→博多泊

2日目:壱岐(郷ノ浦→勝本→芦辺)→対馬(厳原)泊

3日目:対馬(海神神社→和多都美神社→烏帽子岳)→対馬(厳原)泊

4日目:対馬→博多

 

海神神社のある島の北西から中央へ。

 

真珠浜と呼ばれる美しい入江の浜辺。

 

深淵なる空間がそこに。

 

◆和多都美神社◆

(長崎県指定まちづくり景観資産)

*読みはワタヅミジンジャ

 

敷き詰められた美しい玉砂利。

 

境内を囲む豊かな自然。

 

その中に佇み、自然と調和する石鳥居。

 

磯良恵比須

 

干潟の中に建つ三柱鳥居。

 

その中には、鱗状の亀裂が入った霊石。

 

人の手ではなく、自然に出来た亀裂で、古代の磐座か御神体と考えられています。

 

干潮時にだけ拝める御姿に感動。

 

手水舎

 

参道を振り返る。

 

 

二基の鳥居が海に建っています。

 

 

時は干潮時、鳥居の基礎部分も見られます。

 

 

こんな珍しく神秘的な風景も、対馬では普通のものに思えてしまう…

 

古代の息吹が充満した空間。

 

 

畏怖の念と共に御神前へ。

 

拝殿

<御祭神>

彦火火出見尊 (山幸彦)

豊玉姫命 (山幸彦の妃)

 

創祀年代は不詳。

 

彦火火出見尊が辿り着いた海宮跡と伝わり、尊はこの海宮で豊玉姫を娶ったと伝わり、龍宮城のモデルとも言われています。

 

所謂、"海幸山幸神話"の舞台となったお宮。

 

社名の"和多都美"は"海神(ワタツミ)"と同義で海の神を表し、明治時代に現社名に改称するまでは、渡海宮と呼ばれていたそうです。

*"海神"は「古事記」では"綿津見"と表記

 

また、「延喜式」において、最高位の"名神大社"に列せられました。

 

拝殿脇には松の御神木。

 

龍松

 

根が社殿に沿って這う様に伸びています。

 

まるで龍の様な御姿。

 

 

実際には、海辺の土に含まれる塩分を避けてこの様になったそうです。

 

御本殿

 

側面の棟持柱も美しい神明造り。

 

社殿横にも三柱鳥居。

 

 

磐座を囲っています。

 

海中鳥居に龍宮城の様な境内、龍の様な御神木に霊石に三柱鳥居…ここには神秘的な風景がまだあります。

 

御本殿裏から森林の中を進みます。

 

和多都美神社の社叢

(長崎県指定天然記念物)

 

数10m程奥に…

 

 

豊玉姫之墳墓

 

雌雄のシンボルをかたどった古代の磐座が祀られています。

 

震える程の雰囲気…

 

かつては小川で禊をしていたのだろうか?

 

 

社務所

 

ご不在で書き置きも無かったので、御朱印は断念しました。

 

いずれまた必ず。

 

ところで、

 

ここ和多都美神社も隣国観光客に相当汚され、トラブルも絶えなかったそうです。

*神社側が立入禁止を検討した程

 

観光タクシーのガイドさんのひと言。

 

"元通りの静かな風景、こうでなきゃ…"

 

それが全てを物語っていました。

 

最後に海沿いを少し散歩。

 

豊玉姫像

 

遥かなる古代から海を畏れ祀った聖地。

 

悠久の時を経て、連綿と受け継がれる素晴らしき空間。

 

海に囲まれた島国日本の原点・源流を感じたお参りでした。

 

時刻は13時。

 

圧倒的な絶景を拝みに行きます。

 

続く。