熊本から特急で1時間半。

 

熊本県の最南端、鹿児島県との県境にある城下町、人吉へ。

 

そこには県内唯一の国宝が鎮座しています。

 

◆青井阿蘇神社◆

(国宝)

 

地元では、"青井さん"と親しまれている阿蘇神社です。

 

手水舎

 

鳥居をくぐり、緩やかな石段を上がります。

 

 

そして、

 

楼門とご対面。

 

楼門

(国宝)

 

慶長18年(1613)の造営で、禅宗様と桃山様式が調和した荘厳なる楼門。

 

軒先の四隅、組物の先端には鬼面。

人吉様式と呼ばれる独特の装飾です。

 

欄間には中国の二十四孝の彫刻。

 

天井に描かれた龍。

 

夜な夜な抜け出し、球磨川に水を飲みに行っていたという伝説が残っています。

 

楼門を抜け御神前へ。

 

拝殿

(国宝)

<御祭神>

健磐龍命

阿蘇都媛命

国造速甕玉神

 

大同元年(806)に阿蘇神社から分霊され、藩主相良氏から篤い崇敬を受けました。

 

拝殿は慶長16年(1611)の造営。

 

内部が拝殿・神楽殿・神供所の3つに区切られている珍しい造りです。

 

拝殿から振り返る。

右手の建物は幼稚園。

 

幣殿

(国宝)

楼門や拝殿同様、趣きある茅葺き屋根。

 

風情ある装飾。

慶長15年(1610)の造営です。

 

御本殿

(国宝)

幣殿と同年の造営です。

 

壁面のXは魔除けの意味があるそうです。

 

黒を基調とした荘厳な雰囲気。

妻部分に昇り龍と下り龍が彫られています。

 

続いて、

 

境内社参り。

 

青井大神宮

(御祭神:天照皇太神、宇氣皇太神)

(人吉市指定文化財)

 

稲荷神社・宮地嶽神社

(御祭神:宇迦魂神・息長足比売命)

 

楠(御神木)

(人吉市指定天然記念物)

樹齢不詳の様ですが、地域最大の楠です。

 

その傍らにあるのは青井大神宮の拝殿。

 

連結した拝殿・幣殿・廊・御本殿。

廊は幣殿と御本殿を繋ぐものです。

(こちらも国宝指定)

 

禊橋

(国登録有形文化財)

大正時代に架けられた太鼓橋。

 

一の鳥居

威風堂々。

 

人吉球磨地方を統括していた青井阿蘇神社。

 

その建築様式は、南九州の神社建築に大きな影響を与えたそうです。

 

唯一無二の風景を堪能したお参りでした。

 

御朱印

 

次回、旧宮司家の風景を送ります。

 

続く。