桐生駅から東武伊勢崎線で15分、伊勢崎駅に着きます。

 

観光地という訳ではないのですが、由緒ある神社や歴史遺産があります。

 

駅から真っ直ぐ、10分程の地に鎮座しているのは、伊勢崎の総鎮守、伊勢崎神社。


 

石鳥居をくぐると、左手に神楽殿、稲荷社、手水舎。


 

拝殿は昭和10年の造営。
 

 

主祭神は保食神。

 

他に素戔鳴命、八幡神、大国主命から菅原道真命まで、二十柱を超える神々が配祀されています。

 

保食神は食物を司る神様で、口から吐き出した米や魚で月読命をもてなすも、"不潔だ!"と斬り殺されてしまう神様です…

 

その屍から稲や小麦の穀類が生まれ、それらを月読命は天照大神に献上しました…という神話。

 

創建は1213年と伝わりますが、当時の社地は不明だそうです。

 

 

その後、1329年に、かの新田義貞が現在地に遷しました。

 

当時の社名は飯福神社。

 

大正時代に町内の数社を統合、合祀し、伊勢崎神社と改称されます。

 

拝殿正面には木製のプロペラが掲げられています。

 

 

戦時中、中島飛行機の社員が、渡航安全と航空安全を祈願して奉納したものだそうです。

 

中島飛行機は「隼」や「疾風」といった戦闘機を生んだ、世界有数の航空機メーカー。

(零戦もその殆どを中島飛行機が生産したそうです)

 

戦後に解体されますが、今も多くの会社が存続しています。

(そのひとつが富士重工業)

 

拝殿を包む装飾がどれも見事。

 

 

柱に絡みつく龍。

 

 

けれど、この伊勢崎神社が凄いのは、御本殿。


 

緻密で荘厳な装飾。


 

中国の故事を描いたものでしょうか。

 

上部の組物も素晴らしい。


 

そして、御本殿裏手にも拝所があります。


 

左側面。

 

 

欄干の下にも獅子の彫刻。

 

御本殿に見惚れていたら、日も暮れてきました。


 

御朱印も社務所で頂けると思います。

 

もうひとつの見所(?)が、境内を囲む瑞垣の干支や獅子の装飾。



 

 

 

自分の干支を探してぐるぐる。

 

 

 

良いお参りでした。

 

続いて、伊勢崎の町並み。

 


 

旧時報鐘楼は1915年、伊勢崎出身の横浜の貿易商が寄贈されたものです。

(県内最古の鉄筋コンクリート製の建造物だそうです)

 

 

いせさき明治館は明治45年建造の旧病院で、市指定文化財。

 

明治時代には今村医院として、伊勢崎藩の藩医を務め、一族には、大正天皇の皇太子時代の待医になった方もいらっしゃるそうです。

 

 

昭和になって、黒羽根内科医院となり、平成14年に市に寄贈されました。

 

 

赤ポストが良く似合う。

 

そろそろ帰る時間となり、帰路へ。

 

 

駅から続く街道沿いに、歴史がありそうな建物も数軒。


 

「かかあ像」は"上州かかあ天下一"と称される群馬の女性を讃えたもの。


 

 

ご当地マンホールは市章の勾玉と市の花、ツツジ。

 

時間があれば、名物の伊勢崎もんじゃを食べたかった。

 

伊勢崎駅に到着。


 

これにて、漫遊終了です。

 

桐生~伊勢崎と巡った上州日帰り旅でした。