先週の土曜の茨城日帰り旅の続きです。

 

阿字ヶ浦からローカル色たっぷりな、ひたちなか海浜鉄道で勝田駅に戻り、笠間駅へ。

 

駅前から通りを歩くこと20分程、

 

笠間稲荷神社に着きます。

 

日本三大稲荷神社のひとつに数えられ、茨城県随一の参拝者数を誇ります。

 

天然記念物の八重の藤でも有名な古社です。


 

この楼門は昭和36年の建築ですが、境内には江戸~明治期の建造物が今も遺っています。

 

休憩所になっている絵馬殿は明治32年の建築。

 

 

いくら眺めてもキリが無いくらいの、絵馬や彫刻の数々。

 

 

手水舎の彫刻も見事。

 

 

彫刻だけでなく、柱や梁の隅々に細かい模様が彫られていて、魅入ってしまいます。

 

 

そして、

 

圧巻なのが文化3年(1806年)築の、かつての総門。


 

現在は東門として使われています。

 

 

彫刻の繊細さと言ったら、もう…

 

中も彫刻で飾られています。


 

外側から。

 

 

 

ここまで造りこまれた門も、なかなか無いですよね。

 

 

稲荷神社は今も昔も商売に直結する神社だからか、

 

その信仰の篤さに圧倒される事が良くあります。

 

それでは、楼門から中へ。

 

社殿も楼門同様、昭和のコンクリート建築。

 

 

右一面に藤棚が広がっています。

 

 

創建は7世紀中頃と伝わります。

 

江戸時代になると、歴代笠間藩主の篤い崇敬を受け、大いに繁栄しました。

 

御祭神は宇迦之御魂神。

 

全国の稲荷神社で祀られている、五穀豊穣・商売繁盛の神様です。

 

眷属は狐ですが、ここ笠間稲荷神社は、さほど狐狐していませんでした。

 

夕陽が差し込み、ますます神々しい境内。

 

 

楼門の傍らにある御神木。

 

 

そして、その先に広がる藤棚。


 

淡い紫色の滝。

 

 

美しく咲き誇り、優美に垂れて。

 

 

陽に透けて…

 

 

絹糸の様に美しくも繊細に。

 

 

奥が天然記念物の八重の藤の棚。

 

 

その境目。

(右が普通の藤、左が八重の藤)

 

拝殿脇から振り返る。

 

 

これが八重の藤です。


 

まるで葡萄ですね。

 

 

人生で初めて藤を堪能しましたが、初めてがここでは、少し贅沢ですね。

 

続いて、

 

拝殿の脇を抜けて、御本殿へ。

 

国の重要文化財に指定されています。


 

お狐様の塚がその傍らに。

 

 

江戸時代末期に建てられた御本殿は当時の名匠達による意匠で、隙間無く埋められています。

 

圧倒的な迫力。

 

往時の繁栄振りが伺える御本殿でした。

 

回廊の外側に鎮座する聖徳殿。

 

 

聖徳太子をお祀りしています。

 

 

前回参拝時の御朱印。

 

夕暮れまでの小1時間、ゆっくりと参拝出来ました。

 

 

ここ笠間稲荷神社も、震災で大きな被害を受けました。

 

この参道にも鳥居が二基建っていましたが、再建はまだ難しいようです。

 

社頭の前を横切る街道には、稲荷寿司や饅頭を出すお店が軒を連ねていて、ちょっと長居したくなる雰囲気。かつて、胡桃の森があった事から、胡桃下稲荷とも呼ばれていたそうで、胡桃を使ったものも。

 

町並みも城郭のような邸宅や蕎麦屋、鰻屋と門前町風情が今も漂っています。

 

近くにはツツジ公園もあるし、笠間は笠間焼の郷でもあります。駅前でレンタサイクルも出来るので、一日ゆっくりと散策するのもいいですね。

 

次回は、町並みや笠間焼を掘り下げる旅にしよう。

 

明日は酒列磯前神社の記事をお送りします。

 

続く