先日の静岡旅の記事ついでに、昨年の静岡旅を送ります。

 

この時は三島、掛川、浜松と巡った一泊二日旅でした。

 

三島の次に訪れたのが、こちら。

 

掛川駅からタクシーで10分ちょっとの所にある一の宮。

 

遠江国一の宮 事任八幡宮。

 

 

コトノママハチマングウと読みます。

 

広がる田園風景の中、木々が生い茂る神域に御鎮座されています。


 

ひと際目立つ大楠の巨木。

 

天然記念物にも指定されている御神木です。

 

境内はどこか牧歌的な雰囲気に包まれていて、とても和みます。

 

 

御社殿は城壁のような石垣の上に。


 

主祭神は己等及麻知比売命。

(コトノマチヒメノミコト)

 

言霊や真実を司り、"願いを叶える"神様です。

 

そして、八幡大神も祀られています。

 

創建年代は不詳ですが、由緒によれば、1800年前頃には現在の鎮座地の近くの山中にお祀りされていたそうです。

 

そこには今も元宮が祀られています。

 

その後、1200年程前に坂上田村麻呂が再興を手掛け、現在地に遷座する事になり、己等及麻知神社や任事神社と呼ばれ、"願いが事のままに叶う"神社として崇敬を集めていたそうです。

 

その様子は清少納言の「枕草子」を初め、「吾妻鏡」や「東海道中膝栗毛」にも描かれています。

 

しかし、950年程前に源頼義が京都の石清水八幡宮から八幡神を勧請し、社名も八幡宮になります。

 

源氏による武家政権の世、多くの神社が八幡神社に鞍替えしなければならない世情であったようで、江戸時代には徳川家康による造営等、幕府の加護も受けますが、元の御祭神は表舞台から姿を消してしまいます。

 

昭和期には、社名こそ現在の事任八幡宮になったものの、元々の御祭神である己等及麻知比売命が神社本庁から認めてもらえないという不遇の時代が続きます。

 

そして、平成11年。

 

己等及麻知比売命が主祭神に返り咲きます。

 

紆余曲折1000年以上、時代を超えて繋がる地元の方々の想いが詰まっている神社ですね。


 

拝殿に繋がる本殿。

 

本殿横にはもうひとつの御神木、大杉がそびえています。

 

 

 

 

 

 

 

社殿からの眺め。

 

 

鳥居の向こうには美しい田園風景。

 

豊かな自然に囲まれているからか、境内には亀がよちよち歩き、切り株には蛇もいて、自然と調和している神社といった趣き

 

とても気に入りました。

 

更に、手水舎の立派な龍の飾りに目を落とすと、

 

ん?


 

…んん?

 

 

アマガエルくんがお休み中

 

 

それにしても、どうやって、ここに??

 

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夜、村の人々が寝ると、この龍の飾りは本物の龍になって空を飛び、田畑の見回りをしていました。

そんな姿に憧れた小さなアマガエルくんはある日、龍にお願いをして見回りに連れて行ってもらいました。

 

龍の頭に乗って、夜の空を駆け巡る爽快感、村を護るお手伝いをしている充実感にアマガエルくんは夢中になりました。

あまりに夢中になってしまい、夜が明け始めた事にも気付きません。

すると、日の出と共に龍は元の姿に戻ってしまいます。

そして、アマガエルくんは龍の頭に取り残されてしまいました。

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そんな物語が自然と浮かんできてしまう、そんな神社でした。


 

地元の人に愛され、自然と共に歩む素晴らしい神社。

 

御朱印。


 

次回はこの旅で巡ったお城をまとめてみます。

 

続く