介護療養型医療施設 : “療養型”は新しい施設へ転換する方向へ
“療養型”は、「療養病床」と言われることもあります。病状は比較的安定しているが、介護度が高く自宅での生活が難しい高齢者が多く入院している現状があります。
治療の必要がないのに、家庭の事情などから病院で生活する「社会的入院」につながるおそれがあることから、国は介護療養型医療施設を減らす方針を打ち出していました。2017年度までに廃止して老人保健施設などへ転換する計画でしたが、思うように進んでいません。
そのため2016年12月に、「療養病床の在り方等に関する議論の整理」を公表。3つの新しい施設への転換を改めて進めていくこととしました。(※出典5)
介護保険の施設サービスの中では医療的なケアが高度であるため、一日あたりの施設サービス費が最も高く設定されています。(※出典3)
加算の有無によって一概には言えませんが、利用料は老健と同等かそれ以上となります。
これら3つの施設は、介護保険を利用して使うことができる施設サービスです。入居の申込みについては、まずは担当のケアマネジャーに相談しましょう。
今まで介護保険の利用がない方の場合は、市町村の介護保険課や地域包括支援センターに相談して、介護認定を受ける手続きを進めてください。介護が必要な状態と認められれば、担当のケアマネジャーが、介護保険のサービスを使ってより良い暮らしを送るためにケアプランを作成してくれます。
施設によって要介護度以外にもさまざまな入所条件があるので、まずはしっかり条件に該当するかどうかを確認しましょう。
また費用負担の軽減のための制度もあります。期日までに申請手続きが必要となるなど、不慣れな人には手続きがわかりにくいかもしれません。この点もしっかりと確認するように気をつけましょう。
※出典1 厚生労働省「平成27年介護サービス施設・事業所調査の概況」
※出典2 毎日新聞2016/6/30付「要介護者、奪い合い 施設空き出始め」
※出典3 厚生労働省 介護サービス情報公表システムHPより
(特養の料金について / 老健の料金について / 介護療養施設の料金について)
※出典4 介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準について
※出典5 厚生労働省社会保障審議会 療養病床の在り方等に関する特別部会「療養病床の在り方等に関する議論の整理」(平成28年12月20日)