今日も餃子の聖地・宇都宮の餃子を堪能します。
今回、僕が食べてみる餃子は「元祖宇味家」です。
「親友」の枠を越え、「兄弟」と呼ぶべき存在の
寅ちゃんが1月15日に職人歴52年の餃子仙人が
編み出した奇跡の配合による最高傑作と言える餃子を
販売することになり、これを記念して、僕が宇都宮で
餃子を食べまくることになりました。
昔から「旅の恥はかき捨て」とは言ったもので、
宇都宮でカワイイ女のコに出逢ったら、すかさずに
声をかけ、LINEのIDの一つも聞いてやろうと
思っていたのですが、1軒目の店でニンニク多めの
餃子を注文してしまう痛恨のミス!
かわいい女のコを見つけても「口が臭い」という
致命傷を負ってしまったため、声をかける戦意喪失。
ただでもブサイクというカルマを背負っているのに、
これに加えて口が臭いなんて地獄でしかありません。
こうなったら、ただ大人しく餃子を食べよう。
ということで、2軒目の「元祖宇味家」を選びました。
昨日も書きましたが、餃子の優劣や美味しさの評価は
しないつもりです。新参者の僕が、餃子の聖地である
宇都宮餃子様を酷評できるはずがない!
ただ、これだけは言わせてもらいたいんです。
このお店、明らかに店のレイアウトを間違えている。
僕が案内されたのは、どこぞのカップルの男の後ろ。
カップルの男は僕がいるせいで椅子も引けない状態。
そして、僕の真横にはビールサーバー。
めっちゃくちゃ狭い!
伝わりにくいんですけど、さすがに無理がある!
テーブル席もあるのに、僕が一人で来たからって、
カップルの背後霊みたいな感じの隙間で食うのは
虚しさがこみ上げてきて、涙が出そうになります。
うっかり茶碗を持とうとしたら、カップルの男の
背中にぶつかっちゃうような密着感があるのです。
どうせぶつかっちゃうような密着感があるなら
カップルの女のおっぱいになりませんかしら?
ならないようなので、虚しさを押し殺しながら
餃子を注文したんですけど、僕は餃子を米と一緒に
食べたい派なので、ライスセットが気になりました。
ただ、ライスは175円なのに、餃子セットは
340円+175円=515円になるはずなのに、
お店の看板を見ると696円です。ということは、
お米の他に何かがついているか、餃子が多いのかも
しれません。さっそくお店の人に聞いてみました。
僕:「すみません、ライスセットって何ですか?」
店:「ライスセットは、ライスセットです。」
僕:「餃子とライスだけですか?」
店:「餃子とライスとセットです。」
僕:「セットって何ですか?」
店:「ライスとセットです。」
僕:「そのセットが何かを知りたいんです。」
店:「ライス!」
僕:「米だけ?」
店:「ライスとセット。」
僕:「じゃあ、餃子の個数は同じですか?」
店:「餃子は普通。」
僕:「多くない?」
店:「普通ですよ。」
僕:「普通の感覚がわからない。何個ですか?」
店:「あーん、シングル!」
僕:「ってことは、6個ですね?」
店:「はーい、6個!」
僕:「ってことは、セットが気になるね!」
店:「どうしますか?」
僕:「よくわからんねぇから、ライスセット!」
日本で日本語が通じない!
日本の労働人口は減るばかりなので、これから
どんどんこんな感じになっていくと思うのですが、
アジアから日本に来ているバイトのおばちゃんなので、
ライスセットの詳細がわからないまま注文をしました。
そして、結果的に起こったこと・・・。
ガッツリと味噌汁がついていた!
僕はこれから餃子屋をハシゴしまくろうと思って
いたわけです。ところが、こんなところで汁物を
飲んでしまったら、オジサンの胃袋が持ちません!
これは大ピンチです。1軒目でカワイイ女のコとの
出逢いを捨て、2軒目で餃子屋のハシゴを捨てる。
もう何のために宇都宮に来たのか分かりません!
くそぅ! 僕は宇都宮で何も伝説を残せていない!
寅ちゃんが伝説を作ろうとしているのに、わざわざ
宇都宮まで来て、餃子を2軒食っただけで終わり。
こんなことが許されてたまるでしょうか!
「宇都宮に来たら、めちゃくちゃカワイイ女のコと
意気投合して、「掛け布団」という名の餃子の皮に
包まれちゃったアルよ!」
伝説とは、こういうことです。
寅ちゃんが餃子界に伝説を作ろうとしているのに、
2軒目で汁物を食わされ、あっさり腹がいっぱいに
なってしまったら、大の大人が何をしに来たのかが
全然わからなくなってしまいます。
ここはフードファイターのごとくメシを食え!
僕の闘志に火がつきました。
いや、厳密に言うと、火がつきかけました。
ところが、世の中というのは実に非情なものです。
カップルの背後霊かのような密着感で餃子を
食べていた僕ですが、そのカップルは僕のことを
まったく気にする様子もなく、ラブラブな会話を
楽しんでやがるのです。
「もう餃子食べたくないってくらい食べようね」
「そんなに食べられるかなぁ」
「1ヶ月ぐらい食べたくないくらいね」
「餃子食べれなくなったらラーメン食べる?」
「えー、ラーメン?」
「ウフフフフ♪」
なんじゃそりゃ! なーんじゃそりゃ!
どんだけ中身のない会話をしとんねん!
なんでこんな会話で幸せそうなんだよ!
くっそおおおぉぉぉ!!!
これが餃子か! これが餃子の幸せか!
高校生や大学生ぐらいのカップルにも手が届く
超庶民派なのに絶品のいグルメ。時にステーキを
軽く超えてしまうほどのポテンシャルを秘める!
餃子には、食べる人を幸せにする力がある!
しかし、そんな幸せを目の当たりにさせられたら、
おなかいっぱいなのに必死で餃子を食べている僕が
もっと虚しく思えてしまう。今日は家に帰ろう。
帰りにサービスでガムをもらいました。
こんな気遣いがあるなら、僕の食べる席にも
もう少し気遣いがあってもいいんじゃないかと
思ったりした宇都宮の夜でした。
「進め!寅ちゃん餃子」が1月15日に開店!
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