10月21日(金)14時07分ごろ、鳥取県を中心に
震度6弱(マグニチュード6.6)の地震がありました。
約3000人が避難しているそうですが、この地震で
起こっていた出来事や被害状況や南海トラフへの
影響など、気になるポイントをまとめてみました。
■ これまでの鳥取県の大地震
鳥取県は、比較的多く大地震が起こる場所です。
記憶に新しいところでは、2000年に震度6強の
「鳥取県西部地震」が発生しており、1943年にも
最大震度6の「鳥取地震」が起こっています。
1943年:死者1083人、負傷者3259人
2000年:死者0人、負傷者141人
この2つの地震はマグニチュード7を超えており、
今回の地震は、これらに比べれば少しだけマシです。
ちなみに、鳥取県ではマグニチュード6規模の地震は
たびたび起きています。
■ 震度ではなく「加速度」という観点
最近は、震度だけでなく、瞬間的な揺れの強さを示す
「加速度」も注目されています。単位は「ガル」です。
防災科学技術研究所によると、鳥取県倉吉市では
1494ガルを観測しており、4月の熊本地震では
震源地の熊本県益城町で1580ガルが観測されました。
それに迫る勢いだったということがわかると思います。
ちなみに、大飯原発では1260ガルを超えるような
地震は起こらないことを前提に計算されていますので、
もし、福井県で同規模の地震が起こってしまった時には
福島第一原発と同じように、甘い設定をしていたせいで
日本が終わるレベルの事故が起こってしまいます。
■ 長い活断層は確認されていない
政府の地震調査研究推進本部によると、鳥取県内には
東部に短い活断層があるものの、長い活断層の存在は
知られていません。
それでも規模の大きな地震がたびたび起きているので、
長い活断層がなくても震度6以上の地震が起こります。
要するに、活断層に関係なく、地震に警戒は必要です。
■ 南海トラフの影響は?
大阪管区気象台は、今後も震度6弱程度の地震が
発生する可能性があると注意を呼びかけましたが、
「南海トラフ地震への影響は考えにくい」と発表。
ひとまず安心と言えそうです。
しかし、「大丈夫」と言われた時ほど、予想と
裏腹に悲惨なことが起こるのが、これまでの歴史。
なので、「大丈夫」と言われても準備しておくことが
サバイバルにつながると思います。
■ 巨大な余震が起こる可能性は?
大阪管区気象台が、今回のように内陸の浅い場所で
大きな地震が起きた例を分析して、大正12年から
今年6月までの563件のうち、約6%にあたる
35件で同規模の余震があったことを発表しました。
昭和18年に鳥取県東部で起きたM6.2の地震では
発生の約1日後に同規模の地震が発生した事例があり、
今後1週間程度は同規模の地震に注意する必要があると
していますので、警戒は必要です。
■ ライフラインの復旧は?
鳥取県で7万7000軒以上が停電になりましたが、
午後6時時点で、すべてが復旧したとの情報です。
■ 原発関連施設は大丈夫なの?
福島第一原発事故以来、大規模な地震が起こるたび、
「原子力施設は大丈夫か?」を確認するようになった
僕たちですが、まったく大丈夫ではありませんでした。
高速増殖炉「もんじゅ」の運用や管理が杜撰過ぎて、
運用する資格を剥奪された日本原子力研究開発機構の
ウラン濃縮関連施設「人形峠環境技術センター」では、
震度5強を観測して停電が起こってしまい、外部から
電源を受けられなくなり、非常用電源が作動。
幸いにも非常用電源が作動してくれたため、大事故に
つながりませんでしたが、バックアップがなかったら
福島第一原発事故と同じような事故になっていたかも
しれないので、原発以外にも、原子力関連の施設では
警戒が必要です。
また、伊方原発3号機は運転中でしたが、幸運にも
震源地から遠かったので、影響はありませんでした。
震源地に近かったら、日本が終わっていた可能性は
非常に濃厚です。
ということで、今後1週間ぐらいは、同じ規模の
地震が起こる可能性があると言われていますので、
ご注意ください。
そして、これだけ全国各地で巨大地震が起こって
いるのですから、日本が滅亡するリスクを背負って
原発を再稼働させるのは、頭が悪いにも程があります。
いつでも日本を脱出できる準備は進めるべきでしょう。
それでは、また明日!