世界を笑わせてくれる爆笑コント国家のジンバブエが、

ついに夢の「100兆ドル札」を発行してくれたそうです。


「100兆ドル」と言ったら、これがアメリカの貨幣価値なら、

日本円にして約9000兆円という計算になってしまい、

たった1枚で、世界の全財産を手中に収めることが

できる計算になるわけなんですけれども・・・。


ジンバブエでは、パン1個買うのに3000億ドル。

年間インフレ率は、まさかの2億3000万%という

絶対に笑わせるためにやっているとしか思えないような

経済状態のため、「100兆ドル札」を持っていたとしても、

まったくたいした買い物ができないそうなんですよね。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-ポロンポッペ42


なにしろ、日本人の男性なら、誰もが一度は夢を見る

こんな理想の光景ですら・・・。


チダイズム~毎日誰かを笑わせるブログ~-ポロンポッペ41


ジンバブエでは日常的な

光景に過ぎないのです!


さて、そんな爆笑コント国家のジンバブエなんですが、

一体なぜ、これほどスゴいインフレになったのでしょう。

その理由は、大統領が天才すぎることにあります。


その天才の名は、ムガベ大統領。


先日、アメリカで初の黒人大統領が誕生しましたが、

こちらのジンバブエでも、黒人にして初めて大統領に

就任されたのが、ムガベ大統領でした。


それまで白人支配が続いていたジンバブエでしたが、

ムガベ大統領が就任するや、さっそく白人の皆さんは

黒人の皆さんに農地をタダで譲らなければならないという

黒人にとっては夢のような法律を制定!


今まで頑張ってきた白人の苦労をすべて台無しにして、

農地はすべて黒人のものに! 当然、それまで農業を

仕切っていた白人の皆さんは、次々と撤退しました。

「わーい、これで黒人のやりたい放題だー!」と喜んだ

ジンバブエの黒人の皆さん。


ところが!


それまで黒人の皆さんは、白人の皆さんの言うままに

農作物を作ってきたんですが、勉強していなかったので、

どうやって育てたらいいのか、そのノウハウがまったくなし!


農業だって、ただ土に植えれば実が育つというわけでは

ありませんので、作物は実らず、市場に野菜は並びません。

すると、食べ物の値段はどんどん値上がるんですけれども、

そこは天才のムガベ大統領のことです。


スーパーは、赤字でも半額以下で

売らなければならない法律を制定!


これは、スーパーの経営者にとっては、まったく冗談じゃ

ありません。何が悲しくて赤字で売らなければいけないのか

意味がわからないし、最終的に首を吊らなければならなく

なってしまうのは、他でもない、スーパーの経営者です。

当然、採算を気にせず、赤字で売り続けるスーパーなんて

あるはずがなく、街のスーパーから商品が消えました。

まったくのガランガランです。


しかし、さらにその上を行くのがムガベ大統領。

商品を売らないんだったら、強制的に売ればいい。

ということで、新たに「スーパーは抱えた在庫はすべて

売らなければならないし、法律違反は逮捕する」と通告。


全スーパーが廃業しました。


こうなってくると、街から商品がなくなってしまうのですから、

ますます物価は高騰します。昨日までパン1個が100円で

買えたとしても、パンがないから200円や300円になります。


こうなったからには仕方がないと、ムガベ大統領は、

ある天才的なアイディアを思いついてしまいました。


「お金をいっぱい増やせばよくね?」。


そうです。パンが1個300円なら、お金を3倍にすればいい。

ということで、さっそくお金を大量に発行し、1万ドル札だとか、

10万ドル札だとか、そういうのを次々と発行しているうちに、

お金の価値は当然下がり、「お金の価値が下がったんなら、

もっとお金を増やせばよくね?」ということで、もっとたくさん

お金を発行した末に・・・。


夢の100億ドル札が誕生!


しかし、その100億ドル札ですら、日本円にして2円ぐらいに

なってしまったため、伝家の宝刀、「デノミ」を行いました。

「デノミ」とは、デノミネーションの略で、それまでの100円を

1円に減らすという、単位の切り落とし。


ジンバブエでは、100億ドルを1ドルに変更するという

今までに見たことのないデノミを行いました。去年の8月に、

しかも、ジンバブエでは2回目のデノミだったんですよね。


でも、年率2億3000万%という未曽有のインフレが

起こっているジンバブエでは、デノミをしたところで、

またすぐに復活してしまうのがオチで、今回、僕たちの

想像のはるかナナメ上を行く、とってもバブリーなお札、


100兆ドル札ができました!


発行当時、これでようやく日本円にして2万円ぐらいだと

言われているんですけれども、これも数ヶ月後には2円!

まったくお金としての役割を果たしていません。


でも、100兆ドル札なんて、今後、絶対に見ることが

ないでしょうから、近いうちに、どうにか100兆ドル札を

入手してみたいと思いますよね。お金の価値なんかより

銀行での手数料の方が圧倒的に高いと思いますが・・・。

ジンバブエというコント国家が、今後、どのような道を

辿ることになるのか。『チダイズム』では、ひっそりと

見守っていきたいと思います。ありがとうございました。