もし、皆さんがエレキギターを弾けたなら、
誰のどんな曲をカバーしたいと思いますか?
今日の『チダイズム』は、音楽が重要なカギを握るため、
できればパソコンから、「YOU TUBE」を見れる環境で
ご覧いただきたいと思います。
さて、昨日は、バツグンにかわいい榮倉奈々ちゃん似で
音楽好きの「まりえちゃん」をゲットするため、ギターケースに
新聞紙を詰めて喫茶店に通い、音楽トークで盛り上がり、
ついにデートに誘い出したところまでご紹介しましたが・・・。
まりえちゃんが吉祥寺で一人暮らしをしているという
情報を聞きつけ、あえて吉祥寺のおいしい店に行くという
「上級恋愛テクニック」でデートに挑んだ僕。
えぇ、そうです。普通なら、ファーストデートで彼女の
地元をチョイスすることなんてないと思いますが、
あえて彼女の地元を選んだのには、ある思惑が
絡んでいたからなんです。
以前、こちらもまたバツグンにカワイイ女のコと渋谷で
ゴハンを食べた時、うっかり終電を逃してしまったんですが、
「ホテルに行こうぜ!」の一言が言えず、路上で2時間ぐらい
下ネタをしゃべり倒し、最終的にタクシーで逃げるように
帰られるという悲劇を経験した僕は、この教訓を生かし、
彼女の家の近くであえて終電を逃し、そこで告白をすることで、
もしもOKをいただいた時には、そのまんま彼女の家で
お泊まりできちゃう!・・・という大作戦に出たのです!
あらかじめ調べておいた、料理がおいしいと評判の
ダイニングバーで食事をした後、なんとなく井の頭公園まで
秋の夜風に涼みながら、まるでラブラブなカップルのように
寄り添って歩いていたんですが・・・。
なんと、自然と手をつなぐことに成功!
榮倉奈々ちゃん級の女のコと、アキバ系ブサメンの僕が
手をつないで歩くという、初の快挙を成し遂げたのです!
行ける! これは行ける! 絶対に行ける!
とうとう僕は、バンドマンという偽りの自分と引き換えに、
榮倉奈々ちゃん級の美女をゲットする寸前まで来たのです。
これはもしかしたら、本日をもって魔法使いとしての人生は
最後になるんじゃないか・・・。
しかし!!
まもなく冬に差し掛かろうという夜風の冷たい公園に、
いる時はいるんですね、ストリートミュージシャンが!
「あっ、誰か歌ってる!」と言って、ストリートとはいえ、
本物のミュージシャンの所に駆け寄る、まりえちゃん。
すると、そこで待ち受けていたのは、僕という魔法使いの
悲しい宿命でした。
まったく才能を感じないストリートミュージシャンたちが
サラリと1曲歌いあげると、まりえちゃんと夢を諦めた方が
よさそうなストリートミュージシャンによる談笑タイムが
始まってしまったんですが、ここで、まりえちゃんが
明るく言った一言。
「ねぇ、ちだいくんも歌ってよ!」。
Σ(゚Д゚;o) ちょっ!!それ、アカーン!!
当たり前です。僕は企画書や台本を書きながら音楽を
聴くことはあっても、自ら歌い上げることはありません。
せいぜい、風呂の中でテンション上がった時だけです。
「無理無理無理! だって、僕、ギターだもん!」。
そうです。僕はボーカルじゃありませんから、歌がうまい
必要がありません。すると、ここで才能がなさすぎる
一生売れないストリートミュージシャンが調子に乗り・・・。
「じゃあ、何か弾いてくださいよ!」。
アカ~ン!!
コイツ、さらりと僕に一番言ってはいけないことを
言いやがりました。僕はギターケースは持っていても、
ギターは持ってないんだよ!
物理的に弾けねぇんだ、バカ!
しかし、この悪夢の一言に、テンションが上がってしまった
まりえちゃん。「えーっ、ちだいくん、何か弾いてよ!」。
アカ~ン!!
おっ、お、おち・・・、落ちつけよ、まりえちゃん!
いや、一番落ち着かなきゃいけないのは僕です。
僕は既に、5人組のバンドのリードギターってことに
なっており、ギターを弾けないのも大問題なんですが、
そもそもギターケースの中に何も入ってないこと自体が
一番の大問題です。このピンチを学校で例えるなら・・・。
好きな女のコのリコーダーを舐めるというHENTAIプレイは、
たびたび「中学校時代の思い出の味」として語られますが、
さらなる高次元のHENTAIになると、こっそり舐めるなどという
生ぬるいプレイにはとどまらないわけです。
リコーダーって、3つぐらいに分解できるじゃないですか。
アレの上の部分だけを、こっそりと交換するんですよね。
そうすれば、一時的に舐めるどころか、音楽の時間中は
死ぬほどペロペロできるわけですよ。
しかし、音楽の時間が始まって数分後、好きな女のコが
リコーダーを吹こうとした瞬間、「にがっ!」となってしまい、
先生に向かって、「これ、私のじゃない!」と申告!
「だって私の、上に名前が書いてあるもん!」。
クラス中が騒然とする中、ふと自分の持っている
リコーダーを見ると、しっかりと彼女の名前が!
これは大ピンチ! すると、先生が・・・。
「よし、今からみんな、机の上にリコーダーを出そう!
間違って持っている人がいないか、確認するぞ~!」。
w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w
アカ~ン!!
これぐらいの大ピンチを、今、まさに迎えています!
榮倉奈々ちゃん似のバツグンにカワイイ女のコと
付き合えるかもしれない大チャンスにもかかわらず、
このバカストリートミュージシャンが今、僕が築き上げた
1ヶ月の努力を無駄にしようとしている、この現状!
「エ・・・、エレキギターだからアンプに
つながないと音が出ないからさぁ!」。
「じゃあ、貸しますよ!」と、ストリートミュージシャン。
「使い慣れたヤツじゃないと、弾きにくい!」と僕。
「えー、じゃあ、それで弾いてくださいよ!」とストリート。
「実は隠してたけど、今、左手を骨折している」と僕。
「ちなみに、ギターは何使ってるんですか?」とストリート。
「自分だけのオリジナルだからブランドはない」と僕。
「えー、見せてくださいよ!」とストリート。
「見たい!見たい!」と、まりえちゃん・・・。
もうダメ、心が折れそう・・・。
ギターケースのおかげで、まりえちゃんとは仲良く
なれたけど、今はギターケースのせいで大ピンチです。
これを乗り切らなければ、まりえちゃんと付き合うことは
絶対にありません。でも、これを乗り切ってさえしまえば、
まりえちゃんと今夜のセクロスさえあり得ます。
どうするんだ! どうするんだ俺! 考えろ~っ!!
ポク、ポク、ポク、ポク、チーン!
・・・出ました!
こうなったら、ヤケクソです。イチかバチか、この方法で
乗り切るしかないと思います。おもむろにギターケースの
チャックを開け出す僕。中から出てきたのは、読み終えた
東スポや少年ジャンプです。
「えっ?」みたいなキョトン顔をして、完全に状況が
飲み込めていない雰囲気の、まりえちゃん。
「お楽しみは、ここからだぜ?」。
ギターケースの中から、ゆっくりとギターを取り出す
仕草を見せ始めた僕。そして、ギターのひもを肩にかけ、
「ジャーン!」と言った後、チューニングを合わせました。
・・・「エアギター」の。
今日は、まりえちゃんのために、エレキギターの中でも
最高に楽しい曲を演奏したいと思います。聴いてください。
「ダイヤモンドヘッド!!」。
♪キュッ・・・キュッ・・・。
♪ベンベンベンベン ベンベンベンベン ベンベンベンベン・・・。
♪テテテテテテテテ テテテテテテテテ テテテテテテテ・・・。
♪ぺーんぺーんぺぺれぺーん ぺれぺれぺ~ん・・・。
♪てれろてれろて~んてんててれろ・・・。
♪ペッペロペッペッ ペッペロペッペッ ペッペロペッペッ・・・。
♪ぺ~んぺ~ん ぺ~んぺ~ん ぺ~んぺ~・・・。
テケテケテケテケテケテケ
テケテケテケテケテケ・・・!
かっこいいエアギターなら、他にもいっぱいあったのに、
よりによって、チョイスしたのが、ベンチャーズ ですよ。
この後、まりえちゃん、どうしたと思います?
激怒の末に平手打ち。
そんな展開なら、このブログ的には、まだおいしい結末です。
しかし、まりえちゃんは違いました。さっきまでフレンドリーに
話していたはずなのに、急に敬語、もしくは丁寧語。
ま:「今までケースの中に、エアギターを入れてたんですか。」
僕:「どうやら状況的に、そういうことのようですね。」
ま:「あなたに質問しているんですよ?」
僕:「はい。エアギターを入れていました。」
ま:「ちだいくんって、何歳でしたっけ?」
僕:「秋葉原界隈では、魔法が使える年と言われてます。」
ま:「ちゃんと答えてください。何歳ですか?」
僕:「今さら年齢を言うのが恥ずかしいんですけど。」
ま:「じゃあ、いいです。私よりも年上ですよね?」
僕:「はい、けっこう年上ですね。」
ま:「大人ですよね?」
僕:「はい、けっこう大人です。」
ま:「じゃあ、なんでウソつくんですか?」
僕:「エアギターのリードギターはウソですか?」
ま:「常識で考えて下さい、このギターケースは何ですか?」
僕:「大切なのは外見や見た目じゃない! そうでしょ!?」
ま:「その中身が空気なんですけど!」
Σ(゚∀゚*) ハッ!!!
ま:「こういうのを、『うそつき』っていうんですよ?」
僕:「最初からウソをつくつもりじゃなかったんですよ。」
ま:「でも、結果的にはウソをつきましたよね?」
僕:「途中で修正できそうな雰囲気じゃなかったし。」
ま:「ちだいくん、ことわざにも詳しいですよね?」
僕:「他の人よりは、若干、知っているかと。」
ま:「じゃあ、聞きます。『ウソつきは・・・』?」
「ウソのつき方次第では、まりえちゃん級の
カワイイ女のコと付き合うことができる!」
「死んでください。」
女のコに告白をして、ここまで明確に「死んでくれ」って
言われたのは、人生で2度目です。1回目は高校生の時、
リエちゃんっていう女のコに言われました。
リエちゃん、安室奈美恵に似てたな。
結局、「死んでください」というメッセージだけを残し、
家に帰って行った、まりえちゃん。メルアドまで聞いたのに、
この事件からは一切返信がなく、もう一度、あの喫茶店に
行く勇気もないため、この恋はあっけなく終わりました。
終電を逃し、夜の井の頭公園で一人、MP3プレイヤーを
聴きながら時間をつぶしたんですが、そこから流れてくる
Superflyの「愛をこめて花束を 」に、涙が出ました。
この悔しさをバネに、クリスマスまでには
絶対に彼女を作ろうと思います!