皆さん、堂本光一さんが主演していたドラマ「スシ王子」を

ご覧になっていたでしょうか? 視聴率がそれほど高かった

わけでもないので、おそらく見ていなかったという人の方が

圧倒的に多いと思うんですが・・・。


ドラマが大ヒットしたというわけでもないのに、

無謀にも映画化され、予想以上の大コケで終わった

伝説の映画『スシ王子』。ドラマが放送されていた頃は、

ハンカチ王子だの、ハニカミ王子だの、いろいろな王子様が

話題になっていた頃でしたが、映画化された頃にはすっかり

「王子ブーム」は去り、もはや『スシ王子』というタイトル自体も

若干、恥ずかしいものになっていたんですよね。


しかし、現在はDVD化され、全国のレンタルビデオ店にて

絶賛レンタル中ということで、今回の『チダイズム』では、

この映画『スシ王子』をレビューしてみることにしました。


毎度のお願いですが、ここから先は、実際にDVDを

ご覧になった後に読んでいただいた方が楽しめます。

ぜひ、お近くのレンタルDVD屋に急いでください。

それでは、まいります。



まず、映画の冒頭は、「スシ王子」こと堂本光一が、

アメリカっていうだけで、どんだけテンションが上がって

しまったのか知りませんが、カウボーイスタイルに身を包み、

船でニューヨークにやってきたところから始まりました。


さっそく、入国審査で、係の女性に「やってきた目的は

何ですか?」と英語で聞かれてしまったスシ王子。

すると、まったく英語が話せる気配のないスシ王子は、

日本語で「修業!」と答えると、審査の人が「What?」、

「Wait!(ちょっ、待てよ!)」などと言っている間に、

勝手に審査ブースを通過してしまいました!


本物のニューヨークなら射殺されていてもおかしくない

シチュエーションですが、超ゆるゆるな入国管理のおかげで、

さっそく止まっていたタクシーに乗ろうとした、スシ王子。


が、タクシーに乗るだけでも、面白いのが王子です。

さっきは英語の質問に、「修業」と日本語で答えていたのに、

タクシーの運転手にだけは、「I want to go to Manhattan!」。

けっこう流暢なイングリッシュで、目的地を告げていました。


じゃあ、さっきも「Study」って言えよな!


すると、運転手にマンハッタンまで40ドルと言われますが、

スシ王子、残念ながら30ドルしか持っておらず、運転手に

適当にあしらわれてしまいます。


と、ここで後ろから入国管理局の女性が、「おい、小僧!」と

声をかけてきました。そりゃそうです。「待て」って言われても

シカトして進んできたわけですから、正式に入国することが

許されたわけではありません。どうするんだ、スシ王子?

そう思った次の瞬間です!


スシ王子、いきなりテンガロンハットとマントを空中に

投げたかと思ったら、いきなり「ガッテン!」みたいな

ポーズをした後、両手に手を広げて、


「沖縄の~っ! ウミガメっ!!」と絶叫!


大丈夫でしょうか? オープニングから、この僕ですら

完全について行けてないんですが、この先もスシ王子は

ずっとこんなテンションなんでしょうか? しょっぱなから

ものすごく不安でたまりません。


そして、僕は入国管理局の人に言いたいです。

もしかしたら、イケない「お薬」をやってるかもしれないから

今すぐ強制送還した方がいいんじゃな・・・・・・、えっ!?


入国管理局の黒人のババァによる「沖縄のウミガメ」への

アンサーは、スシ王子と同じようなポーズをとりながら、


「アメリカの~っ! アルマジロっ!」。


そう言って、高速でんぐり返しを見せたと思ったら、

「アーッ!」と絶叫しながら、スシ王子に襲い掛かりました。

開始2分で、いきなりアクションに発展する映画『スシ王子』。


こんなの前代未聞です。てっきり、堂本光一がニューヨークで

寿司を握る話かと思っていたら、登場人物が全員キチ●イ。

っていうか、一言だけ言わせてください。


自由すぎんだろっ!


いくら自由の国・アメリカに旅立ったからって、入国管理局の

係のババァが、「アルマジロ」とか叫びながら、でんぐり返しで

襲ってきたら、この先、何でもアリだと思います。


バフッ、バフッとか言いながら、格闘するスシ王子&黒人。

最後は、スシ王子の見事な上段蹴りが黒人ババァの顔の前で

寸止めされたところで、後ろのタクシー運転手が称賛の拍手。

すると、さっきまで、「待ちな!」と言っていた入国管理局の

ババァが、「ようこそ、アメリカ合衆国へ!」と言いました。


入国を認めちゃったよ!


入国の目的はわからなくても、空手が強ければOKですか?

そんなんで認められんだったら、みんな、体を鍛えますよ!

最終的に、あまりの空手の強さに感動したタクシー運転手に、

「乗りな!」みたいに言われたスシ王子、マンハッタンへ!


すると、スシ王子には、先祖の亡霊が見えるらしく、

タクシーを降りたところで、先祖の亡霊が現れて、

「寿司の真髄は、ニューヨークのマンハッタンにあり!」と

言われてました。っつーか、もうマンハッタンに来ているし、

改めて、そんなこと言う必要があるのかも分からなければ、

なぜ寿司の真髄がニューヨークなのかも分かりません。


そこは日本にしておこうよ!


だって、「カリフォルニア・ロール」とか言って、寿司の中に

アボカドとか使っちゃうのが、アメリカ人なんだぜ?

そんなヤツらに寿司の真髄を語られたくないでしょう!


しかし、タクシーでマンハッタンに向かう途中の

ナレーションで、「寿司と空手は通じるものがあり、

空手を極めることが、寿司を極めることだ」などという

わけのわからないことを言っていたので、この映画、

まだまだ暴走が止まりそうな気配はありません。


だいたい、空手でもして、指を骨折でもしようもんなら、

思い通りに寿司なんて握れないでしょうが!



すみません。現在のところ、まだ開始3分ほどなんですが、

早くも、『チダイズム』の1話分のボリュームに達しました。

この続きは、また明日お送りしたいと思います。