「やべっ! もうこんな時間じゃねぇか!」。


いつもいつもそうですが、旅立つギリギリまで仕事を

していた僕は、慌ただしく家を飛び出し、電車なんかに

乗ってたら間に合わないとばかりに、流しのタクシーに

飛び乗りました。


神戸家出旅01


「運転手さん、東京駅八重洲口まで!」


大人の家出は、子供の家出以上にハードで

スパイシーでなければならない。だから僕は、

今回の家出を通して10個以上の初体験をする。


そんなふうにブログに書いて、誰にも行き先を

告げずに実行することになった、今回の家出旅。


神戸家出旅02


目的地は、「神戸」でした。



【初体験①:夜行バス】


少々遠い道のりも、飛行機や新幹線の約半額で

行くことができる夜行バス。地方に住んでいる方々は

わりと馴染み深いものかもしれませんが、東京に行くのも

電車で30分というチバリーヒルズ(千葉県)に住んでいた

僕には縁遠いものであり、実は僕、今日の今日まで

夜行バスには乗ったことは一度もなかったのでした。

だから、1つ目の初体験は、ズバリ、「夜行バス」。


神戸家出旅03


とはいえ、たかだか夜行バスに乗って移動するだけ。

しかも、移動中の大半は眠っているわけですから

面白いことが起こる可能性は、ほとんどありません。

だから、初体験なのはいいのだけど、ネタなんかに

はるはずがない。普通だったらそうですし、できれば僕も

何事もなく夜行バスに乗りたかった。


ところが、たかが夜行バスに乗るだけなのに何事もなく

終わらないのが僕という男の悲しい運命です。


僕が乗ったバスは2階建てのバスで、僕が座らされたのは

1階のお一人様専用の席でした。2階には女性専用シート

なるものがあり、僕のような生まれながらにして変態という

言ってしまえば、「ネイティブ・ド変態」な男を2階席に

案内するわけにはいかなかったんでしょうね。


基本的に男しかいない1階席に座ることになったんですが、

このメンズシートに、なぜかお二人ほど女性が紛れ込んで

おられたのです。・・・と言っても、そのうち一人はババァ。

どんだけ喉が渇いているのか知りませんが、

とにかくグビグビとペットボトルの水を飲みまくる

モンスターのような女性でした。


一部読者の皆様の間で誤解が生じているので

弁明しますが、「チダイズム」におけるババァの定義は、

年齢ではなく、「女性としての恥じらいがなくなった

年齢の人」です。女性は年齢とともに、だんだんと

恥じらいがなくなり、ついには「オバタリアン」という

怪獣になるんですが、明らかにおかしな若づくりを

始めたり、人目をはばからずスルメイカ片手に

ビールをグビグビ行っちゃうようだと、それが20代でも

「チダイズム」的には、「ババァ」という位置付けになります。

一般的には40代になると、女性はこうなっていくんですが。


で、一人がババァだとわかった今となっては、

気になるのは、もう一人の女性の方ですよね?

残念ながら、暗くて最も肝心なルックスを確認することが

できなかったのですが、僕の目の前に座った女性は、

なんと、後ろ姿が広末涼子似でした!


皆さんが広末涼子さんをどのように思っているのか

知りませんが、少なくとも僕の中では、結婚しようと

子供がいようと、永遠のアイドルというポジションです。


そして、後ろ姿だけは広末涼子な女性が目の前にいて、

しかも、シートを倒してくるではありませんか!


わ~! 寄りかかってくる~!


やめて! やめて! こっちはまだ準備できてません!

ひょっとして、同じ空間で女性と一緒に過ごすってのは、

しかも、一緒に寝るっていうのは、それもまた初体験かも

しれないんですが、寄りかかってきたのは広末似の方!

と、ここまでは昨日、ちょっとだけお伝えしたのですが、

実は、これがとんでもない事態に発展しました!


神戸家出旅04


ちょっ、どんだけ倒れんのよ!


そりゃまあ、夜行バスですし、寝ながら移動するために

あるもんですから、倒れるのはわかっているんですが、

ちょっとおかしくありません?


神戸家出旅05

ご覧ください。僕の前のシートは、このフルフラットぶり。

足を伸ばし、快適な夜行バスの旅をご満喫なんですが、

それに比べ、僕が座っている席は、一体、何なんでしょう?


神戸家出旅06


何、この狭さ!!


百歩譲って、狭いのは我慢しましょう。

昔からイジメられっ子として育ってきたんです。

こんなことぐらいで、くじける僕ではありません。

でもね、これだけは言わせてくれ!


神戸家出旅07


これ、どんな足首の人を

想定して設計してるの?


僕のスペース、前の人の半分もないじゃないですか!

これで同じ値段っていうのは、どうなんでしょう?

スペースが半分なんだから、料金も半分じゃないと。


だいたい、こんだけシートを倒していますけれども、

広末涼子だから許せるんです。これが頭皮の脂が

ギトギトのオッサンだったら、間違いなく、はたいてる

ところですよ。優しさが足りませんからね。


でも、ここはどんなことがあっても我慢しなければ!

僕なんかが、たかが数時間浅い眠りにつくよりも、

涼子ちゃんがぐっすりおやすみできる方が大切です。

かわいこちゃんのためなら、たとえ、この身を削っても

快適に過ごしてもらうために我慢するのが僕です。

ブスには容赦ないですが、かわいこちゃんのためなら

けっして文句を言いません。


おやすみ、涼子。

明日は何するんだい、涼子。

久しぶりに実家にでも帰るのか、涼子。

おっぱい3揉みぐらいしてもいいか、涼子。


それは逮捕!


よくよく考えたら、かわいい女のコが夜行バスに

乗るっていうのは、少々危険ではないかと思ったりして。

普通に電車に乗っているだけで、トイレに連れ込まれて

しまうような世の中ですから、広末涼子級にかわいい

女のコと鬼畜が乗り合わせたら、おっぱい3揉みじゃ

済まされないような気がしますよね。


それに、今回は僕の前の席に座ったからいいものの、

これがもし万が一、僕の隣なんぞに座っていた日にゃ、

終点に着くまで、終始一貫して寝顔をガン見されますよ。

一緒に添い寝しているような気分を味わったりして。

そして、僕の中では、天使と悪魔が葛藤するんです。


悪魔:おっぱい揉んじゃえよ!

天使:ダメ! そんなことしたらエロの犯罪で逮捕よ?

悪魔:バカめ! 犯罪を恐れて乳が揉めると思うか?

天使:刑務所に入ったら、ますます揉めなくなるわ。

悪魔:刑務所に入ってなくても、現状、揉めてないだろ?

天使:確かに、これは千載一遇のチャンスよ。

   でもダメ! 揉んだとしても、ちょっとしかダメ!

悪魔:いいから揉んでしまえ!

天使;ダメ! 揉んだとしても1揉み、いや、3揉みよ!


おい、ちょっと待て、俺の天使!


いつの間にか、揉むのがOKになってんじゃねぇか!

じゃあ、お言葉に甘えてって言った瞬間に逮捕ですよ。


だいたい、自分の前に、ちょっと後ろ姿が広末涼子似の

女が座ったぐらいでテンション上がっている僕も僕です。

まだ目的地に着いてない段階から、この長文っぷり!

話を終えるまでに、何日かかるんだって話ですよ。


これからまだ10個以上も初体験があるわけですし、

狭いとか何とかって・・・・・・、んな話・・・・・・んですよ。

だか・・・・・・・・Zzzzzz・・・Zzzzzz・・・。


どんなに過酷な状況下でも毎度僕を襲う強烈な

睡魔(通称・ラリホー)は、見事に発揮されるものですね。

畳4分の1ほどのスペースで、あっさり爆睡の僕。


そんなこんなあった夜行バスの旅も気付けば朝。

今回のプチ家での目的地・神戸は、もうすぐそこでした。

駅に着いたら、僕の大好きな広末涼子似の女のコとも、

ここでお別れ。そう考えると、なんだか寂しいです。

あっ! そんなことを話していたら・・・!!


広末が起きました!


長らく後ろ姿しか見ることができなかった広末涼子似の

女のコの正面が判明する時が、ついに来たのでした!

来い! ルックス偏差値70以上!


初めての夜行バスの思い出が、かわいこちゃんと一緒に

過ごせたという素敵な思い出に変わりますように。

さあ! どうなんだい? かわいいのかい?

それとも、かわいくないのかい?


ぬおおおおぉぉぉっ!!!


今までの俺の努力は、一体、何だったのでしょう?

そんだけ後ろ姿で期待させておいて、それはないぞ!


平安時代みたいな顔じゃねぇか!

清少納言か、オマエは!


さっきまで僕の頭の中では広末涼子の「大スキ!」が

BGMだったのに、「雅楽」になっちまいましたよ。

「ぷわぁ~~~~~~~」ですよ。


こいつのために、10時間ぐらいも我慢していたのかと

思ったら、オープニングからやる気が失せました。

前途多難な神戸家出旅。これからどうなってしまうのか。

明日以降の「チダイズム」にも、ご期待ください!