甲野善紀先生の講座にて。固定概念の大きさを痛感。
今日は甲野善紀先生の名古屋講習会でした。
いやぁ~写真や動画でその様子をお見せできないのが残念なくらいすごかった!
私は今回で6回目くらいの参加になりますが、とにかく甲野先生は会う度、会う度に進化されているので、これ以上この人から学ぶことはないという錯覚に陥ることがない。
甲野先生に寝技(三角締め、アキレス腱固め)をかけたのですが「絶対にこんな返し方はありえない」という返し方をされました。
その術理の名は甲野先生曰く「虎ひしぎ」だそうです。
これは虎のような手の形をし、同時他方向の力をかけるように指を開く。
そうすることで肩の溶かし込みが可能になるそうです。
甲野先生自身も原理はよく分からないとおっしゃっていましたが、「虎ひしぎ」の手の形を作るとアキレス腱固めなども簡単に抜けることができるみたいです。
甲野先生にも分からないことを私が分かるはずもないので、ブログをご覧の方は甲野先生に直接教えてもらうことをお勧めします。
やはり、今日感じたことは武術でも固定概念は大きく生命を左右するということ。
例えば、忍者が屋根裏を逃げ、それを追跡したとする。
二つ通り道があったとして、一つは蜘蛛の巣が道を塞ぐような形で全体的に張って巡られている道、もう一つは蜘蛛の巣があまり張っていない道する。
追跡する者はそういった状況から蜘蛛の巣が破られた形跡がないのを見て、もう一方の道を選ぶ。
実はその道は間違いで、忍者が蜘蛛の巣を破って通ったあと、真綿で蜘蛛の巣を復元したものだったのだ。
それは「蜘蛛の巣が道を防いでいる場合、破って通るだろう」という固定概念を利用した忍術なのだ。
これはよくある実際の忍術の一例である。
武術もそれと同じである。
通常の打撃では地面を蹴ってステップインするところを、全く異質の動きをその中に取り入る、または異質の動き方をするだけで、固定概念の強い人間は思考停止を起こしてしまい、打撃をもらってしまうことがあるのだ。
打撃ならばまだしも、これが剣での勝負となると思考停止が命取りになることは明白だ。
そういえば思ってみれば甲野先生に技をかけられたときは、いつも思考停止状態になる。
それで私は甲野先生の思うように技をかけられてしまっているのだ。
もちろん甲野先生の術理はそれだけではないので、思考停止にならなくてもコロンコロンと技をかけられてしまうのですが(笑)
固定概念の話で余談になりますが、真剣で切り下ろしや影抜きなどの寸止めをしてもらいました。
恐怖を感じると言う人も多かったのですが、なぜか真剣で切り下ろされても全く恐怖がありませんでした。
それは何故かというと甲野先生は絶対に失敗しないという安心感もありますが、私の中で「真剣=斬れる」という固定概念がないのが原因だと思います。
真剣というものが余りにも身近でなさ過ぎる為に、模擬刀を振り回しているのと全く変わらない感覚でした。
刃を見るとたしかに鋭いなとは思うのですが、それは別世界の道具のように感じて恐怖感がないのです。
逆に剣術などを修行されている方は、とてつもなく怖がるそうです。
不思議だ!!
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今日は館長が意拳の稽古に行きました。
本日は日本韓氏意拳学会会長の光岡先生が名古屋にいらっしゃったので、稽古をつけてもらいました。
武術においての基礎的歩法。過去の現代の歩法の違い
もっとも初歩的であり、且つ最も極みにあるのが歩法であると思っています。
ただ歩くだけ。
これだけの行為でも奥深く難しい。
特に我々、現代の日本人は先人達のそれとは明らかに異なる歩き方をしている為、武術を極めることもはるかに遠い道程を歩かねばならず、歩法にかなりの時間を費やさねばなりません。
一説には日本人の歩き方の変革は、幕末から明治期にかけて行われてと言われています。
倒幕を目指す各藩が銃撃戦に備える為、瞬発的なスピードがある西洋式の歩法、走法を取り入れたことが、まず現代の歩法、走法の始まりと言われています。
それから明治維新以降、銃撃戦においての西洋式歩法の重要性を認識し、学校教育の体育科目に行進、徒競走などを取り入れたことにより、一気に日本中に広まったと言われています。
それでは日本の明治以前の歩法はどのようなものだったのでしょうか?
それは映画「隠し剣鬼の爪」のワンシーンでも登場するので、まずは以下の動画をご覧下さい。
いわゆるナンバ歩き、ナンバ走りというものです。
この名称は明治期以降に付けられたものであり、当時の人々がそう読んでいたわけではありません。
江戸期、日本に来た西洋人のほとんどが「日本人は腕を振って歩かない」、「右手と右足を一緒に上げているように見える」などと記録を残しています。
実はこのように歩くことにより、関節部の捻りが軽減される為、必要以上に体を負担かけることなく走り続けることができます。
このような歩法、走法だったからこそ、秀吉の中国大返しが可能だったのでしょう。
私自身も膝靭帯を損傷しており、長時間あるけなかったのですが、この体の使い方を取り入れることにより5~6時間ものウォーキングが再び可能になりました。
体調が悪いときは別として、スパーリングにおいても無駄な体力を使わずに戦うことができますし、技の起こり、歩みの起こりを読まれにくいために有効です。
白帯に稽古をつけているスパーリング動画ですがご覧ください。
武禅館は総合武術の道場ですが、白帯ルール(フルコンタクト空手ルール)でやっております。
元々アウトファイターなのですが、古武術的歩法を取り入れている為、相手の攻撃の見切りが早くなっています。
まだまだ動きが甘いですがね(苦笑)
武禅館では近代的な総合格闘技の中に随所に古武術的技法を多く取り入れています。
ぜひ、名古屋市緑区近郊にお住まいの方は一緒に稽古しましょう!
実戦総合武術新日本兵法武禅館


