作り方を公開している「まっすぐ縫うだけの簡単ギャザースカート」
に関して、「ギャザーがきれいに出ていてとてもかわいいですね!」という嬉しい感想と共にご質問を頂きました。
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【Question】
「 2cm幅のゴムを1本入れる作り方サイトをよく見かけますが 1cm幅のを2本入れていることが、この綺麗なギャザーになるんですか?」(ご質問文から原文のまま一部抜粋させて頂いています)
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すご~く細かなところを見てくださっていてびっくりです!!
2㎝幅のゴム1本でも、1cm幅のゴム2本でもどっちでもいいやんっ、ウエストで止まれが一緒やん!ってなりそうですよね^^。
ただ、このスカートに関しては1㎝幅のゴムを2本通す仕様にした理由が私なりにありました。
私が公開しているレシピに関して記事にするたびに書いていると思いますが、「カワイイものをできるだけ簡単に作る」をコンセプトに、可能な範囲で簡単な作り方を選択しています。
このスカートレシピも、ソーイングにほとんど馴染みのない方にも、出来るだけ簡単に失敗なく作れるようにしたいな~と、形はシンプルでも出来るだけ失敗しないように、シルエットが変わってしまわないように、をすごく意識しました。具体的にどういうことを考えていたのか?ゴムの仕上げ方について見ていきますね。
【平ゴムについて】
子ども服、特に女の子のギャザーいっぱいのゴムスカートを作ってきて、「平ゴム1本+ 柔らかい布の組み合わせ」だと、ゴムが布の中でねじれたり、布も動きやすい(=均一なギャザーが崩れる)ことに気づきました。
(参考写真)
私物(既製品)のギャザースカート
このスカートはゴム仕様ではなくサイドにファスナーがあり、その開きで着脱時のゆとりが確保されています。
ギャザーはウエスト布でしっかり固定されている
→ ギャザーの位置は動かず均一で、布や裾の縫製方法の選択ミスによる硬さがなければ裾にかけてもそのままきれいなシルエットが出る(理想形)。
このウエスト布の部分がゴムギャザーになることで、ゴムの動きや、特に布の偏りによってギャザーの出方にも変化が生じてくることがあります。
特に、手作りの子供服で使われることの多い柔らかい布では簡単に動いてしまうことに気づきました。
カーキズボンの素材はコットンツイルでそこそこ硬さがあり、ウエスト布はちょっと触った位ではあまり移動しません。 もう1つのベージュのズボンは、夏用ズボンで素材は同じ綿ですが薄手ですごく柔らかいです。
カーキズボンと同じ縫製方法、ゴムの硬さもほとんど同じなのに、このベージュズボンはウエストの布は触るとすごく簡単に動いちゃうんです!
布が動く=ギャザーの入る位置が変わってくる(均一ではなくなる)。
布が動きやすくても、ズボンの場合は足が出せる穴があって、ある意味股部分がストッパーの役割になりウエスト布が移動できる範囲も限られてきます。
それがゴムギャザースカートだと、ストッパーになる部分がないのでズボンよりもゴムの位置も
ギャザーの位置も変わりやすいんです。
ただね、位置が多少変わっても、裾へ向かったシルエットにさほど影響がなければ許容範囲と考えます。
これは、元がメンズパンツですごく厚み&硬さがある素材でした。スカートの形もタイトで、裾に向けてギャザーがたっぷり入ったゴムスカートと比べるとあまり広がりのない形で、ウエストに入っているギャザーも裾にかけて完全に消えていくデザイン。
多少ウエスト布の位置が移動しても、布の硬さでギャザーは出にくいし、もし、柔らかい布で作っていたとしても元々裾部分へはウエストギャザーが影響しにくいデザインなので、これは太めのゴム一本で仕上げてもよかったかなぁと思っています。
改めて、「まっすぐ縫うだけの簡単!ゴムギャザースカート」の特徴を見てみますね。
【特徴】
①前後各1枚、計2枚で作る簡単仕様のスカート
②ウエスト布はスカートとつながっている
③ウエスト布のギャザー分量は通常のゴムスカートのウエスト布に入っているギャザー分量よりも大分多い
④スカート全体のデザインで見ても、ギャザー分量は多めのスカート
⑤ウエストで作ったギャザーを、裾にも出来るだけ反映させたいシルエット
なので、私が本来意図したシルエットで仕上げて頂くための条件(すごく大切です!)は
★厚みは薄手~中くらいの柔らかい布を選ぶ
(上部のギャザーを裾まできれいに反映させるため)
★素材に合わせて裾の縫製方法を選ぶ
(裾の縫製方法の選択を誤るとウエストのギャザーが裾にうまく反映されません。また、このスカートの場合はギャザー分量が非常に多いのでアレンジでウエストの縫製方法を変える時にも注意が必要です) *(下記関連記事参照)
★ウエスト布&スカート部分上端でギャザーを出来るだけ均一に作る
この3つ目の「ゴムウエストでギャザーを出来るだけ均一に作る」ためには、ゴムや布が本来あるべき位置に出来るだけ来るようにする必要があります。
上の写真の2枚目や3枚目のようにウエストの縫製をすると、布が柔らかいとちょっと触っただけでゴムも簡単に布の中で移動するし、布もまた簡単に移動するんですね。
それが、あくまで私の経験則ですがゴム通しを2本にすると1本の時ほどは布が動かないように感じています。
ずっと使っているボトムスの変化を見ていると、上段のゴム通し部分はふんわり筒のような形になっていることが結構あります。つまり2㎝幅ゴム1本でも1㎝幅ゴム2本でも、柔らかい布をウエスト部分に使うと、上段ははこの縫製方法だと布がふんわりして動きやすいんですね。
それが、2本仕様にすると2段目(下段)のゴム通し部分は直線ミシンで上部がペタンこに縫製されていてなおかつ縫い代も同じスペースに収まっているからか、ゴムが回転したり変形していることはあっても、布自体はあまり移動していないように感じています。
なので、ギャザーたっぷり&ゴム仕様のこの「まっすぐ縫うだけの簡単ギャザースカート」は上部のギャザーが出来るだけ均一になるほうが望ましいので、ゴム通し2本で仕上げることにしました。
また、完成時にウエスト部分にアイロンを軽くかけていたただくことをお願いしているのも、ギャザーを均一の状態のまま布にくせづけするためです。
ご質問への回答をまとめてみますね♪
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【Answer】
着用&洗濯後のゴムウエスト部分の変化と、作り出したいシルエットを考え、出来るだけギャザーが均一な状態に保てるようにしたかったのでゴムは2本通す仕様にしました。
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す、すみません。長々と書きましたが答えはこれだけでしたっ(●´ω`●)ゞ。
基本はこんな風に考えていますが、布の特徴や縫製方法のちょっとした違いで表れる現象は変わってくるかもしれないし、何より”自分がどんな風に仕上げたいか、何を優先したいのか?”で選択も変わって来ます。
例えば、ギャザーの出方が多少変わる可能性があってもデザイン的にウエストはゴム1本で仕上げたい時があります。それを優先したい時は上のことを想定したとしてもデザインを優先するかもしれません。また、どうしてもウエスト一本&シルエットを崩したくない、と思えば別の縫製方法を考えるかもしれません。
大事なことは、布や縫製方法の特徴やその違い、影響を理解した上で選択出来るようになることではないかな~と思っています。ただ、ここはほんとに奥が深いので日々気づき&反省の日々です^^;。
余談ですが、平ゴムでもハードゴムとソフトゴムのどちらを使おうかな?と気になる方、いらっしゃいませんか?
私は、子供用は程よく優しい締め付けにしたい&着脱も楽に出来るように仕上げたいので、1cm幅程度のソフトゴム2本で仕上げることが多いです。でも、自分のボトムスなら、しっかりウエストで止まってます~という感覚を得たいので2,5㎝幅以上のハードゴムで仕上げる方が好みです*^^*。
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(作ったよ~レポ記事内)
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