こんにちは、ぶるはちです。

 

流れ星こんな人間です!

都内の会社に勤務するアラフォー独身OL。

仕事も私生活もダメ人間だった20代。

30超えてから少しずつ、真人間目指して

ゆる〜く向上中です。

ゆとりある充実の日々を過ごしたい!

 

★2024年9月~部下持ち管理職

★スタエフ(音声配信)も配信中

 


つい最近読んだ本が
秋の気分を見事に
盛り上げてくれました。




本題に入る前に
少し話が逸れますが

秋って、
なぜかとっても
物悲しい気持ち
になりませんか。


特に晩秋になると、
落ちゆく木の葉や
だんだん早くなる日没に

何かが終わりつつある予感で
なんだかわびしくなります。

日照時間が減りセロトニンが不足するとか
寒暖差で自律神経が狂うとか
一応理由があるらしい




で、そこで
またしてもなぜか
なんですが…


その物悲しさを
助長させて楽しむ
という謎ムーブ

もある気がするんです。


“ある気がするんです”
とか言って
私だけだったらどうしよう
という感じですが滝汗




例えば私、秋になると
チェロ( 弦楽器)の音色が
聴きたくなる
んですよね。

チェロの低くて
憂いを含む音色に浸って
なんだか切ない気持ちにも
なったりして


あ~
今の気分に
ピッタリ~~よだれ

なんて思います。



映画でも絵画でも漫画でも
その他何でもいいけれど

あえて
“それっぽい”作品を選んで

もどかしく切ない、
感傷的な気分を増幅させて
秋という季節ごと楽しむ
…ていうの、ありません?



なんだろう…
季節の特性を
五感で楽しんでいるのかな?

でも
物悲しさを
反作用で打ち消すのではなく
逆に増幅させて楽しむなんて

人間にだけ許された
中々高度な遊び
なのかも笑




前置きが長くなりましたが

今回旅先に持っていった本が


あまりにも

良くてですね。



いつ読んでも最高だろうけど、

秋の、今の自分の気分に

特にマッチするなぁと

感じたんですね。




と言うわけでやっと本題、

良かった本について。



往年の名作なので

読まれた方もいると思いますが



 長い別れ


レイモンド・チャンドラー 著

田口俊樹 訳


長い別れ (創元推理文庫)

 エドワード・ホッパーの表紙がまた良い…!



友人の妻が殺され

そして殺人容疑をかけられた

友人は居なくなる。

というあらすじ


謎めいた人間関係が

明らかになってゆく様や、


アメリカの金持ちの

暮らし・空気感

の描写が素晴らしく


もう読む手が

止まらないのですが




なんと言っても

チャンドラーといえば、


ハードボイルドの代名詞リキュール銃タバコ


※「ハードボイルド小説」とは

登場人物の感情を排した簡潔で客観的な文体

で、暴力的・反道徳的な内容を描写する

小説ジャンルだそう。(AI談)




この作品も

主人公マーロウの

心の内はほとんど語られない

んですね。


ただただ

行動するだけで。

罵倒したり殴られたり謎を解いたり。


居なくなった友人のせいで

厄介事に巻き込まれているんだけど、

マーロウが真に“何を思っているか”は

明かされないんですね。



葉山の某プリンとの関係は不明…
(画像はお店のHPより)


イチョウ


だからこそラスト、

居なくなった友人に対し


主人公が発する

別れの言葉に



頭が痺れてジンとした…



多くを語らないからこそ

にじみ出る余韻。


さながら

「終わった恋の話」のようで

なんともほろ苦い読後でした。

※BLではありません





ね、これ

秋じゃないですか?


この物悲しさが

秋の気分を助長させて


私、この季節と

この哀しみを


目一杯楽しんでるなぁ

なんて思ったのでした。


今、秋のうちに

ここに気持ちを

吐き出しておきます。



イチョウ


最後に…

この本の有名なセリフに

「ギムレットには早すぎる」

というものがありまして。


この作品では

ギムレットは思い出のお酒

そして別れを象徴するお酒

なんですね。




本の余韻に浸りながら

飲んできました。



…辛(から)い昇天
↑甘いカクテルが好きな人