
カードごとに多くの意味やキーワードを持つタロットカード。
- 正位置と逆位置のアドバイスは?
- 【法王】が出たときの相手の気持ちは?
- 【法王】と【皇帝】の違いは?
など、状況によってさまざまな疑問が出てきますよね。
そこで、こちらの記事では【法王】(英語の読み方はハイエロファント)のカードの意味や解釈を解説します
- 【法王】の世界観・意味・アドバイス
- 【法王】が正位置・逆位置で出たときの解釈例
- 【法王】が示唆する【恋愛・相手の気持ち】
- 【法王】が示唆する【人間関係】
など
カードの理解が深まれば、【法王】(「教皇」と呼ばれることもあります)のメッセージをより生かせますよ
あいのさおり
タロット【法王】があらわす世界観
ひとつ前のカード【皇帝】(4番)は男性の最高位で、リーダーシップを発揮しながら力強く目標を達成してゆきます。つぎの【法王】(5番)では内面的な部分・精神性に焦点をあてつつ、自分の関心が外へ向かう段階です。
【皇帝】も【法王】も現実世界に生きる男性指導者です。【皇帝】は行動することによって何かを成す象徴であるのに対し、【法王】はより広い意味で人間の在り方を伝える象徴です。
柱の間に男性が正面を向いて座り、従者と思われる2名の男性に教えを説いています。三重の冠を被り、左手で三重の十字架を持っています。よく見ると、男性が着用する衣服の模様も三重になっています。
【法王】は「父性」や「規範」などを意味します。
2つの柱は神聖な場所・慈悲をあらわします。2番の【女教皇】と構図が似ていますが、【法王】の柱は石造りで灰色です。
【女教皇】の神秘性にたいして、【法王】は現実世界の聖職者であることを意味します。
頭の冠・手に持つ十字架・衣服の模様はそれぞれ三重になっています。
これは「三位一体」をあらわし、キリスト教における「父(神)・子(神の子)・霊(精霊)」を象徴しています。
三重の十字架は「パパルナ十字」と言われ、法王のみが持つことのできる杖です。もう一方の手のしるしは祝福や聖職者であることを示しています。
十字架と黄金の冠は、法王が精神的な権威をもつ最高位であることをあらわします。
法王の足元にある交差した鍵は、神の扉を開く鍵で、愛の教えの象徴です

左側の従者は赤いバラの衣服を、右側の従者は白いユリの衣服を着用しています。
バラは男性的要素、ユリは女性的要素を示しており、情熱・純潔・平和をあらわします。
法王と従者2名で3名。ここにも三位一体の要素が見て取れますね。
わたしたち人間は、周囲の人と協力し合い共に生きてゆくことの大切さを示唆しているのです

あいのさおり
法王は、誰にでも平等に人間の在り方を教える存在です。
「5」は「4」の安定の状態から外に意識が向くことをあらわし、五芒星(☆)で表現されます

キーワードはコミュニケーションや自己主張。自分を表現する段階に入ったことを示しています。
また、「5」には
- 新しいもの・良いことを伝播する
- 外に意識が向くことで安定が揺らぐ⇒「6」で調和を図る
といった性質があります。
「自分の本質から得た崇高な価値観を、他者をあまり気にせずのびのびと伝える」
数秘的に見た【法王】のカードには、このような世界観も見ることができるのです

【法王】は12星座のおうし座に対応しています。おうし座は「地」のエレメントに属し、キーワードは「安定や穏やかさ」です。
安定感をもって、良きことをゆったりと広める【法王】の特徴と共通している印象ですね
あいのさおり
【法王】ってちょっとつかみどころがないと感じる方もいらっしゃるかな・・(わたしのように笑)
よく観察するとさまざまなことが見えてきますね

タロット【法王】が出たときのアドバイス
正位置の意味・解釈
キーワード例
平穏・温厚・規範やルール・慈悲・協力関係・慣習に従う・善きこと・尊敬
【法王】の正位置は、「ルールに従う」「伝統的な方法」などを意味します。
- 規範を示し信頼される
- 正しい道を進んでいる
- 周囲の人と協調性がとれている
など、秩序が保たれている状況を示しています。
高い道徳心や慈悲の心を持ち、ルールを守り正しく生きられているようです。
他者を思いやり、包容力をもって接することで、周りの人から慕われることが増えるでしょう

アドバイスを与えるときも、高い視点で・平等に対応することができるので、周囲の信頼を集め社会から認められそうです。
また、【法王】には「善き指導者が存在する」という意味があります。
困ったことを抱えているならば、周りを見渡してみましょう。
あなたに手を差しのべ、親切にしてくれる誰かがいるかもしれません

法王の足が見えていないことから(マルセイユ版は人物で隠れている)、動きが少なく「静」の意味合いが強い【法王】のカード。
逆の視点で考えると、地に足をつけ落ち着いた行動ができるととらえることもできます。
穏やかさや慈悲の心を発揮し、自分を信頼してゆったりと進んでゆきましょう

愛乃早織
キーワード例
ルール違反・視野が狭い・不正や不道徳・過保護・保守的・不信感・裏表のある言動
【法王】の逆位置は、「無慈悲」「独りよがり」などを意味します。
- 周囲に干渉しすぎる
- 口先だけで行動が伴わない
- 嘘をつく
など、あらゆる面でバランスが崩れた状況を示します。
ルールや常識にとらわれて視野が狭くなったり、自分の考えを押しつけたり。
自分自身が規律に縛られて身動きが取れず、周囲の状況が見えなくなっていることも・・
反対に、ルール違反な言動で周りの人から不信感を持たれているかもしれません

これまでの慣習を守ることは大切なことですよね。
ただ、ゆき過ぎると、頑固で口うるさい人だと思われ、孤立してしまうこともあり得ます。
【法王】が逆位置で出たときは、自分の言動を振り返ってみましょう。
ルールに固執しすぎていないか、相手を信頼せず過保護になっていないか、冷たい態度を取っていないか、など・・
高い視点から見て、間違った思い込みがあったなら修正しましょう。
【法王】のもつ慈悲深さ・モラル・思いやりに目を向け、穏やかさを意識すれば、少しずつ運勢が回復するはずですよ

ここからは、愛乃早織の個人的な「ひとりごと」です☆
過去の記事を読み返すと同じようなことを書いているので、きっと、わたしにとっては重要なことなのだろうな・・と思い、また書きます(笑)
それは、わたしたち個々が思う「常識」は、ほかの人とは違うかもしれないし、もしかしたら、いまの時代にそぐわないかもしれない、ということ。
むしろ違って当たり前なのかも・・
(もちろん、道徳的観点や社会通念上ゆるされないことはたくさんありますよ)
そう考えると、自分の常識にとらわれ(過ぎ)るのって、キケンなときがあるかもしれません。
「??」と思うようなことがあった場合、「それは違う」と突っぱねるだけではなく、「そういう考えもあるのね」と受け止めることも大切なのでしょうね。
そんなことを思いました

あいのさおり
思い込みって誰にでもありますよね。信じていることは本当に正しいの?という視点を持つことも必要なのかもしれません。
【恋愛】の解釈
正位置の解釈例
【法王】の正位置は、深く穏やかな恋愛の暗示です。
- 信頼関係から愛を育む
- 深くて広い愛
- 誠実な恋愛関係
など、穏やかに進展する恋愛を意味します。
相手はあなたを信頼しており、好感を持っているようです
片想いの人は、相手から好意を持たれているものの、真剣な恋愛の対象としては見られていないかも。
自分から連絡を取るなど積極的に動くと、ふたりの距離が少しずつ近づきそうです
両想いの人は、安定した関係性を保てそう☆
誠実にお付き合いすることで、結婚話が持ち上がるかもしれませんね
また、これから恋愛をしたいと考えている人は、尊敬できる相手と出会えるかもしれません
進展には時間がかかる印象ですが、思いやりや誠実さを忘れなければ、最終的には良い方向へ導かれる結果となるでしょう
逆位置の解釈例
【法王】の逆位置は、利己的な恋愛の暗示です。
- 思いやりがない
- 気持ちを理解しあえない
- 束縛する恋愛
など、窮屈な関係性になりそうです。
相手の気持ちも不安定。恋愛をする心の余裕がないのかもしれません
片想いの人は、ふたりの関係を進展させることが難しい時期でしょう。
自分の気持ちをアピールしようと積極的になりすぎるのは逆効果。相手のペースに合わせて、信頼関係を築くことからはじめましょう。
両想いの人は、もしかしたら相手はあなたに不満を感じているかもしれません。
自分の考えを相手に押しつけて束縛したり、過保護になったりしていないか、自分の行動を見つめ直してみましょう。
また、片想い両想いにかかわらず、【法王】には不道徳な恋愛という意味があります
いまの相手との恋愛・この先の未来の恋愛は、偽りの恋や不倫関係ではありませんか?
あなたが望んでいないならば、注意する必要があるでしょう。
愛乃早織
保守的な面がネガティブに転ぶと、頑固になったり冷酷になったりする傾向があります。自分の言動を振り返ってみましょう
【人間関係】の解釈
正位置の解釈例
【法王】の正位置は、思いやりのある人間関係の暗示です。
- 優しい気持ちで接することができる
- 信頼関係がさらに強まる
など、友人同士・家族間などで、良好な関係を保てそうです

あなたの誠実な態度や心配りが、周囲の信頼を集め多くの人に慕われるでしょう。
常識ある人として見られ、たがいに尊敬しあえそう。
穏やかで居心地の良い交流をすることができるでしょう☆
また、信頼できる相手・良き理解者が現れる暗示もあります。
何か困ったことがあるときは、あなたを肯定してくれる人に相談してみましょう。
良いアドバイスをもらえそうですよ

【法王】の逆位置は、相手を束縛する人間関係を示しています。
こういったことで相手から疎ましく思われてしまうかも

ルールや規範を守ることは、秩序を保つうえで重要なことですよね。
ですが、こだわりすぎると考え方が偏り、無慈悲で冷酷な印象を与えてしまうことにつながる可能性があります。
自分と同じように、相手には相手の心がありますよね。
もしかしたら、いまのあなたは、「こうあるべき」という自分の常識を全面に出して、相手の気持ちを無視しているかもしれません

人間関係がうまくゆかないと感じるときは、自分の言動を振り返り、いまより視野を広げてみましょう。
「ちょっと周りが見えていなかったな」と気づいたら、さっそく対策しましょう!
状況に応じて柔軟な言動をしたり、思いやりの気持ちを持って接したりすることを心がければ、ふたたび穏やかな関係を取り戻すことができるでしょう


あいのさおり
自分が正しいと思っていることを相手に理解してもらいたい気持ち、すごくわかります。大切なのは伝え方ですよね。相手に配慮すること・相手の意見も聞くことなど、押しつけにならないように気をつけたいですね。