一生懸命、整えているはずなのに
なぜか疲れてしまう。
力を抜こうとしているのに、
どこかでずっと踏ん張っている感覚がある。
そんなカラダの声を、
これまで何度も聞いてきました。
多くの人は、
無意識のうちに
「整える=軽くすること」
「力を抜く=何もしないこと」
だと思っています。
でも、身体は
軽くなりすぎると、不安定になります。
骨格は、
筋肉で引き上げ続けることで
安定する構造ではありません。
むしろ逆で、
どこに重さを預けられているかで
安定が決まります。
力をかけて立っているカラダは、
一見まっすぐに見えても、
常に微調整を続けています。
その状態では、
「力を抜いて」と言われても
抜けません。
なぜなら、
抜いた瞬間に崩れてしまうから。
施術の現場でよく起きるのは、
「緩めた瞬間に、逆に不安定になる」
という反応です。
それは失敗ではなく、
これまで力で支えていた場所を
身体が手放そうとしているサイン。
このときに必要なのは、
さらに緩めることではなく、
重さの置き場所を見つけ直すことです。
骨格が安定するとき、
身体はがんばっていません。
でも、
何もしていないわけでもありません。
ただ、
預ける場所を信頼している。
それだけです。
もし今、
-
力を抜こうとしてもうまくいかない
-
整えているのに、すぐ戻る
-
身体が常に忙しい感じがする
そんな感覚があるとしたら、
それは
「まだ力を使っている」
というよりも、
「重さを預ける場所が決まっていない」
だけかもしれません。
整えるとは、
力を足すことでも
引くことでもなく、
身体が戻れる場所を
思い出させること。
私は、そう考えています。
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