今回は、咳のレメディーの中でも乾いた咳によく使われるBry(ブライオニア)について解説します。
風邪の初期や発熱時のレメディーとして知られていますが、特に「少しも動きたくない」という状態が特徴的なレメディーです。
Bryを選ぶポイントとして
・熱があるけれど微妙に上がりきらない
・頭痛やだるさで少しも動きたくない
・頭を動かすと頭痛が悪化する
・喉が渇いて水が飲みたい
・空咳が続き、咳をすると胸に痛みがある
といった特徴があります。
咳をするたびに胸や脇腹に響いて痛いので、できるだけ動かず静かにしていたい。
そんな状態の時にBryがヒットすることがあります。
風邪のひき始めにアコナイトをとってもいまひとつ改善しない時、次にBryの出番が来ることも少なくありません。
ところで、ホメオパシーでは単純に「咳を止めるため」にレメディーを選ぶわけではありません。
咳には咳が出る理由があります。
例えば肺に溜まった粘液を外へ出したくて咳が出ているなら、身体はその粘液を出し切ろうとしているのかもしれません。
その場合、無理に咳だけを抑え込もうとしても、身体がやろうとしている仕事は終わりません。
ホメオパシーのレメディーは、出すべきものを出せるように自己治癒力が働くためのスイッチのような役割をします。
また、咳は身体だけの問題ではないこともあります。
何か言いたいことを我慢していたり、本当は伝えたい気持ちを飲み込んでいたり、心の中に溜まったものがある時にも咳として表現されることがあります。
そんな時は、心に溜まったものを出し切るまで咳が続くこともあります。
レメディーは、出しても大丈夫だと思えるように背中を押してくれるスイッチになることがあります。
出す必要があるのは粘液なのか、熱なのか、それとも心に溜まった思いなのか。
レメディーは、それを身体自身がはっきりさせるためのサポートなのかもしれませんね。
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