ともえです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
夕飯が終わると
彼が食器洗いをしてくれたので、
わたしも隣で手伝いながら、話しかけた
「あなたは私に対して
もう気持ちがないって言ってるけど、
そんな態度ではなく、
私を嫌うような、
怒りに満ちたような態度だったよね」
と今感じていることを話した。
そしたら彼は
「そんなことないよ。
憎んでないし、嫌ってない」
とても穏やかな口調で言っていた。
それは、昔の、まだ何も起きていない、
いつもと何ら変わらない夫婦だったときを
久しぶりに思い出す、そんな時間で、
このまま時が止まって欲しい
そんな 切なる想いに浸っていた。
あの空間は、なんとゆうか、
別居する前日というより、
留学に行く息子と過ごす最後の夜みたいな
妻とゆうよりも、
自分から巣立っていく息子を
見送る母親のような気分になり、
自然にこんなことを口にしていた。
「いつでも帰ってきていいからね。
ちょっと寄るだけでもいいのよ。
子供達も喜ぶし、わたしも嬉しいし。
それと、忘れないで欲しいことだけど、
これからあなたが人生の中で
いろいろ決めて歩んでいくとき、
その道がスムーズにいけばそれはGOサインだし、
枝道に迷うような、うまく行かないときは
STOPのサイン、
ほかの視点から見直すことも大事だよの
メッセージだから、忘れないでね。」
お皿を一緒に洗う、
その近い距離を嫌がることもなく、
無言でわたしの話しを聞いていた。
私は決めていた。
自分の気持ちに後悔がないよう、
やれることは全部やってみよう。
そんな気持ちになっていたから、
わたしは彼の大好物のブラウニーを
夜中に焼くことを決めた。

