2月1日から3月18日までサイバーセキュリティ月間です。EMCジャパン社が2014年に発表した“EMC Privacy Index”は、世界15の国と地域、1万5000人の消費者を対象に、オンラインプライバシーに対する消費者の意識と動向を調査したもの。この調査の結果、日本人のプライバシー感覚について、以下のようなことが分かりました。つまり
『プライバシー侵害はいやだ、しかし自分で守ることはしない、国か誰かがやってくれるものだ』
「プライバシー侵害はイヤ、でも対策はしない」日本人 - ITmedia エンタープライズ
以前、国際ロマンス詐欺に狙われているのは日本人だけではないという記事を書きました。これは真実です。しかし、日本が国際ロマンス詐欺の犯人たちにとって都合の良い市場であることは確かでしょう。
この記事によると日本人は今後のプライバシー保護に関して非常に心配していて、国の施策にも不安を感じている。それに対して、個々の人が自分を守るための方策を講じているかというとそうではありません。
■ 定期的にパスワードを変更している人は、わずか22%。
■ 個人情報が含まれる文書を廃棄する際にシュレッダーにかけている割合は55%以下。
■ SNSでプライバシー設定をカスタマイズしている割合も50%
■ 携帯電話やタブレットなどのパスワード保護を行っている割合も36%
すべて調査対象15か国のうち最下位です。
パスワード変更もしない、個人情報を含む文書をシュレッダーにかけない、SNSのプライバシー設定を固くしていない、スマホもパスワード保護をしていない、自分の身を自分で守るという感覚のない、無防備な人を狙うなら、国際ロマンス詐欺も個人情報泥棒も容易にできるのではないでしょうか。
犯人視点から見れば、プライバシー感覚が欠如し、SNSの情報を誰でも見られるようにしている人やその友達から個人情報を盗み取ることが出来非常に都合がよいです。
また、国際ロマンス詐欺被害者やタカリ屋の外国人と交際していた方の中にはメールのパスワードなどを安易に相手に教えてしまった方もおられるのです。そのような方は、マインドコントロールされていたとはいえ、プライバシーを守るという感覚が完全に欠如してしまっています。
サイバー世界は国境がありません。どこにいてもつながることができる。日本国内でリアルな生活をするのとは異なるのです。SNSのプライバシー設定を習慣化し、見知らぬ人物からのフォロー申請とか友達リクエストなどは絶対に受け付けない、これがデジタル時代の基本だと思います。自己責任で。
現代はデジタルビジネス化の時代です。デジタル世界、サイバーワールドの安心・安全について、国や事業者ができることには限界があります。日本の消費者も個人個人が自己責任で対策を行うように、啓発活動を行っていく必要がありそうです。
「自分のプライバシーは自分で守る」ことができるようになるために。
