【国際ロマンス詐欺の誤認識】日本人だけが狙われている? - 答えはNOです。
日本での被害が報道されるようになってきたのはここ2,3年くらいです。それより前は警察での認知度も低く、『プライベートな問題だから弁護士に相談しなさい』とか『海外だから捜査できない』などとして相手にされないケースが多かったでしょう。最近は在日外国人の犯人逮捕や詐欺被害者による横領事件、銀行員による被害防止で表彰などが報道され、認知度が上がりました。
ここで認識してほしいのがこの種の犯罪は『日本人ばかりが狙われている』わけではなく、世界中の人々がターゲットになっている』ということです。もちろん、国際ロマンス詐欺に対する認知が上がってきたとはいえまだ十分とは言えない日本は詐欺団にとってブルーオーシャンではあります。
しかしマスコミや警察が力を入れているから被害を減らせるというものでもありません。例えば英国を例にとると、インターネットを使った詐欺に関して警察の機関Action Fraudがあり、被害の状況に関して統計を取り研究をしてきています。しかし英国の被害が減っているわけではありません。
Actuion Fraudによると、2018年に英国での被害総額は£50,760,000ポンド(約70億円)、一人当たり被害額が平均で平均£11,145ポンド(約155万円)に上り、Actuion Fraudが国際ロマンス詐欺の被害報告を受けたのは4555件。被害総額は2017年から27%増加。被害者はお金だけではなく身体的・精神的にも影響を受けている。しかしこの数字は正確なものではなく、数字に出てこない、つまり被害経験が恥ずかしく感じてAction Fraudに届け出ないケースが少なくないということです。
この種の犯罪は先進国だけではなく、途上国や新興国もターゲットになっています。
