詐欺師とお友達になられている方に、それほど頻繁に言われたことではないですが、そのように言われたことがあります。リアルで会うお友達やお知り合いに関しては確かにそうだと思います。でも、オンライン詐欺師を相手に、同じように良い人か悪い人か見極められるでしょうか?

彼らナイジェリアやガーナのネットカフェにいる詐欺師たちは、お金を手に入れるため、『親切でよく気が利き、思いやりがあり、正直で、忠実で愛すべき人です』と自分のことを称し、そのイメージ通りの人物を演じます。気が短く、すぐにお金に繋がらないと怒ったり、チャットに応じてくれないと機嫌を損ねたりする奴も少なくないですが、忍耐強く相手を虜にして時間をかけてお金を取ることに成功する奴もいるんです。

あるかなり高額を何度かに分けて振り込んでしまった恋愛詐欺の被害者の方はシングルマザーで、10代のお子さんのことで悩んでいたとき、ネットで知り合った彼氏(詐欺師)が優しくアドバイスをたくさんしてくれたそうです。彼の示す思いやりに、感動されたようです。そして何度か目の送金の後で詐欺に気が付かれました。1年近くに渡って、何百万円もの金額をその『優しく思いやりがある』相手に対して、様々な理由で頼まれたお金を送ってしまったのです。写真はよく見かける盗用写真でした。もっと早く写真を検索していればその方は被害を大きくせずに済んだでしょうか? それより前に、彼があまりにも『いい人』だったので、誰かが『この写真は盗用写真、画面の向こうにいるのはナイジェリアの20代の青年詐欺師だ』と教えても、絶対に納得しなかったことでしょう。