もう一つ、ナイジェリア詐欺に関連した重要な検索ワード、軍関係の休暇や退官、その他に関連して戦地にいる米軍や国連平和維持部隊などの兵士からお金を求められることがあるかどうかを調べたい方のキーワードもありました。

答えはNoです。兵士や将校の婚約者や家族がお金を請求されたり、休暇や緊急帰国のための申請をさせられたりすることはあり得ません。

休暇や退官の申請ですが、普通に考えれば、軍関係だろうがお役所の役人だろうが学校教職員だろうが、公務員の休暇に家族や婚約者などが申請する必要はないですし、休暇は本人が申請するもので、もちろん無料です。有給の日数足りないと無給休暇になります。アメリカ人は無給休暇もとります。

アメブロにも米兵の彼氏や旦那さんがいる方のブログがありますので、検索して調べてみてください。但し、アフリカン詐欺師に騙されている方が書かれているブログもあるかもしれませんので、必ずブロガーが恋人や婚約者になっている兵士や将校と面識あり、その兵士に会いに行って来たなどの記述のある方のを見てください。絶対に、彼女たちが休暇申請してお金を払ったなんて話はありえません。あれば詐欺被害者になっている方ですので、夢中になっている方に何を言っても無駄とは思いますが黙っていられない方はご注意さしあげるか、私にメッセージ下さい。

また、米軍の基地はどこでも在日基地と同じように食材や必要物を買える売店があります。お金がなくて食べられないなどということはあり得ません。アフガニスタンでも最低限の設備はあります。因みに米軍は今年末でアフガニスタン撤退、さらに任期は通常9ヶ月、何年もアフガニスタンに駐留はあり得ないそうです。

米軍施設は電話もありますし、恋人や家族に衛星電話を買ってもらう必要もありません。機密度の高い激戦地の場合、むしろYahooなどのフリーのメールやメッセンジャーが使えないかもしれませんので、セキュリティのため.milのメアド使うことが出来ないと言われたらそれは嘘です。正式なミリタリーのメアドを持っていない偽物だからに他なりません。

派遣地にいる兵士たちは特別な手当とボーナスと税金免除などが適用されています。いつでも自分の銀行口座にアクセスし、買いたい物も買えます。インターネットにアクセスしている偽軍人が何かを買うのに自分のお金が何らかの理由で使えないというのは明らかにデタラメである証拠です。

家族の緊急時も、アメリカの赤十字が戦地にいる兵士の家族をケアできます。赤十字から連絡を受けると、兵士たちはアトランタかダラスまでは軍の費用で帰り、そこからは自費で自宅に戻ります。その米国国内移動のお金を払う余裕がない場合、軍が貸してくれます。従って、兵士の恋人や婚約者ということになっている人に家族の入院や手術費用、兵士の緊急帰国費用が求められることはありません。

ところで、偽の米軍サイトが出て来ては通報されて消されています。このサイトは、韓国の米軍基地のサイトを装っていて、兵士の検索と休暇申請ができます。しかし見た目は立派ですが、カラクリはお粗末。デタラメの内容を休暇申請のオンラインフォームに入力しても、入力後には休暇申請を有効にするために申請した兵士の身内のパスポートのコピーと3675ドルを送るようにとのメッセージが現れます。また、兵士の検索は、決められた番号を入れると兵士のプロフィールが出てきます。しかしこれは、あらかじめ作ってある30のプロフィールにしかリンクしていないもので、内容、名前なども重複し、実際には5人分くらいのプロフィールしかありませんでした。

参考: romancescam.com/forum/viewtopic.php?f=91&t=50660

写真1;韓国のヨンサン基地のホームページを装った偽サイト。左側に家族や婚約者が申請を求められるというオンラインフォームと、その兵隊さんが存在するかどうかを確認できるという確認フォームがある。



写真2: その休暇申請のフォーム。家族のほかに婚約者が入力できるなんてありえない。当然偽物である。