他の掲示板に書かせていただいた内容ですが自分のブログにも載せようと思います。


スカイプの捨てIDにコンタクト要求してきた軍人を名乗る奴とチャット、その後メアドもらい、捨てメアド使ってメールのやり取り。こちらは「別に相手探ししてない、結婚とか考えてない」とはっきり言ってるのに、ほぼ毎日ラブレターな内容のメールが届きました。今回のキャラは50前後の日本人の働く女性。スカイプのプロフィールは韓ドラ版『花より男子』の道明寺楓。特に意地悪そうな顔してるのを選んだのですが、詐欺師には気に入られたらしい(笑)

息子の写真というのがいじめを苦に自殺した少年の写真でした。亡くなった方の写真を使う奴って特に嫌いです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Suicide_of_Jamey_Rodemeyer


話がかみ合わないのでこれで終わりにしましょうというメールも無視されてラブレターの連発。

どうやらこちらのメールは全く読んでない様子。そしてついに、お金の話は出てこないものの、メールトラッキングで見るとメールが別の人物に転送され、書いてる相手が急に変わった様子、恐らく詐欺のシナリオスィッチONなのでしょう。ラブロマンス担当から詐欺プロット担当にバトンタッチ。組織的な詐欺集団だと、各段階の担当者がいて文体や英語のレベルが結構変わります。そこでおかしいなと感じて被害を受ける前に逃げられた方もおられると思います。

ちなみにこの人物、詐欺師がよく使う写真を使ってましたので、メアドからIPを特定できませんでしたが、ナイジェリアやガーナの詐欺師とほぼ断定しました。また、スカイプでいきなり声かけてくる自称軍人は、実在の軍人の名前でもフィクションでも、例外なく詐欺師です。

その時のメール;(引用)
ダーリン
お願いだ、あなたについてどうしても教えてもらいたいことがある。ワシントンDCに今日行ってきて、退職証明のことを聞いてきた。そしたらまた前と同じ返事。我々の退職証明はまだ届いていないのだそうだ。もうすぐ届くというから私は辛抱して待っているところだ。この書類が届いたら、私はすぐにあなたのところへ飛んでゆくよ、マイプリンセス。
ただ、マイダーリン、わたしはあなたのことをもっと知らなければならない。あなたの家は私と一緒に住めるのか? それとも二人で暮らす家を買わなければならないのか? マイラブ、あなたの職業は何なんだい? すぐに返事が欲しい。

あなたの夫

(引用終わり)

「ははぁ、来たな!」と思ってSlap返し。

私のメール;(原文は英語で全て大文字)
何のこと言ってるのかさっぱりわかりません。私はあなたの妻ではありません。退職証明だか死亡証明だか何だか知らないけど私には関係ない!
(引用終わり)

これに対して、
「あんたがそんなにひどい女だとは思わなかった。死亡証明は俺じゃなくてお前のほうだ。心から愛し合える女性を探せたと思ったのに。本当に良い女性だと思ったのに」
とお決まりの自分のほうが可哀想という内容の返事。


それに対して私の返信
「これでやっと話がかみ合う。少なくとも私のメールをあなたはちゃんと読んでくれたから。
 私は何度も「結婚は考えていない、仕事が忙しいし楽しい、友達ならOK」と言ってきたはず。それをあなたは全くわかろうとしていなかった。そして、自分で勝手に恋愛物語を展開してきた。そのような形でプッシュされるのは嫌いだ。
 これでお互い同じページにいることになる。これでさようなら。退職後の生活を共にする相手をどうか探してくださいね。
 私の国に来たいならどうぞ、歓迎します。でも私は忙しいからあなたには会えない。
 このメールに返事は不要、永久にさようなら。
 最後に、今回アタッチされてた軍服の写真のほうが、今までのラブレターのハートやお花の写真よりまともだと思います。」


この後すぐに返事が来て、

詐欺師「お前みたいな女がいる国なんか行くものか。あんたは私を尊敬していない。永遠にさようなら」


私「それを聞いて嬉しいです。さようなら!」

というわけで10日ほどかったストーリーが終了。テーマはメアドゲットした後、どうやってドロンするかということでした。今回はベテランのバイターさんたちに最後の部分かなりお世話になりました。大文字の返事も、一方的なラブストーリーのループから抜け出すのに得たアイデアでした。

このようなバイティングもオンライン詐欺被害の疑似体験です。被害者の方の気持とか考えながらやってみました。

一つ気になったのは、奴らの手口は相手の言うことを全く聞かないでどんどん一方的に話を進めて行くということです。バイターなら相手が詐欺師だと分かっててやってますから強引に恋愛話を進められてもバシッと相手にピンタ食らわせることができます。しかしながら、本物の被害者はなかなかそこまでできないのだろうなと思いました。特にアジア文化圏(日本に限らず)は相手にNOというのは相手の人格も否定することに思えてなかなか言い出せずに結局相手のラブストーリーに乗せられてその気になってるわけではないかもしれないのに断れない状態にさせられてしまうのかなと。

ロマンス詐欺被害に遭われている方、相手がもしかしてそうかもしれないと疑い始めている方、どうかNOと言えるようにしてくださいね! 

それから、相手に「あなたは詐欺師でしょう」というのは避けたほうが良いです。「酷い女だ、俺は傷ついた」とか言われて嫌な思いするだけではありません。なぜバレたのかを学習させる機会を与えてしまいます。例えばアプローチに仕方が悪かったのか、それとも使った写真やメアドが既にどこかに晒されているものなのか、などなど。

最近、詐欺師の使う写真はイケメンのモデルさんよりもWebcamで撮ったものか普通のスナップショットみたいな写真の普通っぽいおじさんとか増えてませんか? モデルよりもAverageな写真のほうが被害者を信じ込ませることができると分かってきたからです。たとえば建設現場や船に乗る仕事とかいうのに、真っ白な顔の王子様の写真だと「???」でしょう? おなかがでて日焼けしたおじさんならそれっぽく見える。

それから、せっかくここで警告を発してメアドやIDを晒しても、別のメアドやスカイプIDやフェイスブックを作られてしまって警告の意味もなくなります。

最後に…もし、詐欺に遭ってると気が付いたら相手に何も言わずにメアドや連絡に使っていたIMやSkypeなどのIDを変更し、携帯電話番号が知られているならそれも変更して連絡を絶つことをお勧めします。


◇注意!!◇ バイティングはできれば真似しないでね。やってみたい方、自分の実社会で使っているメアドやIMは絶対にバイティングには使わないでください。捨てID、捨てメアドを使ってください。しかし、その前に、バイター関係のサイトでバイティングの訓練受けるべきです。英語力はあまり問題ないです。スキルが必要だそうです。