被害にあったことに気づいたら、詐欺師に立ち向かおうとしてはいけない理由~もしくは教育してはいけない
国際恋愛詐欺の被害者の方が詐欺にあっていることに気づいて「あなた本当にアメリカ人なの?」「本当にアフガニスタンにいるの?」「詐欺師じゃないの?」「詐欺撲滅サイトに写真とメアドが載っていましたよ」などと言って立ち向かおうとしてはいけません。詐欺だと気づいたらその時点で連絡を絶ち、今まで使っていたメアドやスカイプなどのIDや携帯の電話番号等すべて変更。フェイスブックはリセットするかセキュリティレベルを最高度にあげて相手をブロックする。
絶対に『詐欺師だと判った』とか、その『理由』などを伝えてはいけません。また、相手の言う話の疑問を持った部分を指摘してもいけません。そのようにすることによって、詐欺師を教育することになってしまいます。
例えば、お店がお客さんからクレームを受けた時に、どこが問題だったかを分析して次に同じ失敗をしないようにしますよね。それと同じです。詐欺師も、クライアント(カモ)からクレームがあれば、次はどうすればうまくできるか考えるでしょう。教育をしてしまったことになるのです。バ○は○カのままでいてもらいましょう。何も言わないで詐欺師をブロックして連絡を絶つと、何が問題だったのかもわからない。
例1:「船乗り(あるいは工事業者)なのにモデルさんみたいな写真ね、ありえない」とか言ってしまうと、次からもっと普通な感じで日焼けしたおじさんの写真をFacebook等から盗んで使うでしょう。実際、最近のSkype詐欺師の軍関係以外のプロフィール写真やFacebookはモデルのような美男子ばかりではありません。顔の真っ赤なおじさんもいますよ。
例2:英語が下手なことを指摘しない。これすると結構怒ります。英語が共通語となっているガーナやナイジェリアの詐欺師は自分の英語力を信じています。英語をなおしてあげる必要もありません。特徴ある西アフリカ系英語を使い続けていてくれれば、彼らが詐欺師である証拠になります。英語を改善させる動機を与える必要はありません。西アフリカ系詐欺師の英語は非常に特徴がありますのでその特徴を維持してもらいましょう。
例3:IPアドレスに言及してはいけません。『ナイジェリアにいると言っているのにメールのヘッダーを分析したらブラジルになっていた』とか指摘しない。プロキシサーバーを親分に導入してもらうかもしれないでしょう。
例4:詐欺師の偽の会社や偽の公的機関などについて疑問を投げかけない。たとえばDiplomat(外交官)が家の前まで金塊を運んでくれるなんてサービスはありません。詐欺師の世界だけに存在します。この特徴的なものを失わせる理由はありません。
例5:アンチ国際詐欺サイトに情報が載せられていたことを絶対に知らせない。この手のサイトは詐欺被害者が検索サイトで検索して簡単に見つけられるようになっています。そうすると、詐欺師側もその対策のためあの手この手を用意するようになります。また、フェイスブックの詐欺師だと、フェイスブックの設定をきつくして、詐欺師である証拠が見つからないようにするでしょう。
黙って連絡を絶つならば、詐欺師は何が問題でどう改善したらよいかを考えることができないでしょう。