こんにちは!
食いしん坊投資家のしろくまんです。
今回は、私も保有している鈴茂器工(6405)の決算について、初心者向けにわかりやすく整理してみます。
私はNISAで100株を2024年1月に1,015円で購入しました。
一時期2,600円を付けて安泰かと思いきや
現在値は1,006円付近。
まさかの含み損です![]()
ただ、今回の決算やチャートを見ていると、
「なぜ株価が下がったのか」
がかなり見えてきました。
株価は、決算発表よりかなり早く動きます。
今回の鈴茂器工は、まさにその典型例だったのかもしれません。
鈴茂器工(6405)をNISAで買った理由
「寿司ロボ」で有名な省人化関連銘柄
鈴茂器工は、寿司ロボットで有名な会社です。
回転寿司チェーンやスーパーで使われる、
- シャリ玉ロボ
- おにぎり成形機
- ご飯盛り付けロボ
- 米飯加工機械
などを製造しています。
外食やスーパーでは人手不足が深刻化しています。
そのため、
「人を減らして効率化したい」
という需要がかなり増えています。
鈴茂器工は、その流れに乗って成長してきた会社でした。
人手不足・インバウンド関連として期待されていた
2024年〜2025年前半にかけて、
- インバウンド回復
- 日本食ブーム
- 回転寿司人気
- 省人化需要
などが追い風になっていました。
実際、株価は2,500円近辺まで上昇。
かなり期待されていた銘柄だったと思います。
私自身も、
「寿司ロボは今後も伸びるのでは?」
と思って購入しました。
ただ、その後の展開は想像と違いました。
売上は増えたのに、なぜ株価は急落したのか?
売上は増加。でも利益は大幅減少
今回の決算でまず驚いたのはここです。
2026年3月期の実績は、
- 売上高:158億円(前年比 +1.9%)
- 営業利益:10億円(前年比 ▲46.6%)
- 純利益:6億円(前年比 ▲58.8%)
でした。
売上は伸びています。
しかし、利益が大きく減っています。
株初心者の頃は、
「売上が増えているなら良い会社」
と思いがちです。
ただ、株式市場は利益をかなり重視します。
特に成長株は、
「どれだけ利益を伸ばせるか」
で評価されます。
そのため、利益率が悪化すると急に売られることがあります。
市場は「利益率悪化」を嫌った
決算資料を見ると、利益悪化の理由はかなりハッキリしています。
会社は、
- 新工場稼働
- 海外展開
- 人員増強
- ベースアップ
- 展示会強化
- 販売体制強化
など、積極的に投資をしていました。
つまり、
「将来の成長のための先行投資」
です。
ただ、そのコスト負担が重かった。
さらに、
- 米価格高騰
- 外食企業の設備投資延期
- 回転寿司チェーンの更新需要一巡
なども重なりました。
その結果、利益率が大きく悪化しました。
市場はかなり早い段階で、
「ピークアウトしたかもしれない」
と警戒していたのでしょう。
四半期決算を見ると“異変”はかなり前から出ていた
営業利益が急減していた
実は、四半期決算を見ると異変はかなり前から出ていました。
営業利益は、
- 25/01-03 ▲69%
- 25/04-06 ▲94%
- 25/07-09 ▲91%
- 25/10-12 ▲48%
と急減していました。
かなり厳しい数字です。
この時点で市場は、
「利益成長が止まった」
と判断した可能性があります。
株価は決算より先に動いていた
今回あらためて感じたのは、
株価は決算より先に動く
ということです。
チャートを見ると、決算悪化前から株価は崩れていました。
つまり市場参加者は、
- 利益率悪化
- 設備投資一巡
- 成長鈍化
をかなり早い段階で警戒していたのでしょう。
後から見ると分かりますが、
実際に保有している時はかなり難しいです。
鈴茂器工は今後どうなるのか?
海外事業はかなり伸びている
一方で、良い部分もあります。
海外売上は前年比17.5%増。
特に北米が好調です。
- 日本食ブーム
- おにぎり需要
- 人件費高騰
- 省人化ニーズ
などが追い風になっています。
会社も、
「北米重点」
をかなり強く打ち出しています。
つまり鈴茂器工は今、
“国内中心企業”
から、
“海外成長企業”
へ変わろうとしている途中なのかもしれません。
「成長投資」が成功するかがカギ
現在の鈴茂器工は、
- 財務は比較的健全
- 自己資本比率も高い
- 配当もある
という安心感があります。
ただし、
- 利益率低下
- コスト増加
- 成長鈍化懸念
もあります。
そのため今後は、
「先行投資が本当に成果につながるか」
が重要になりそうです。
特に次の四半期決算はかなり重要だと思います。
今回の投資で学んだこと
高配当やテーマ性だけでは危ない
投資をしていると、
- 高配当
- 優待
- 人気テーマ
だけで保有したくなることがあります。
私自身もそうでした。
ただ、今回かなり勉強になったのは、
利益推移を見る重要性
です。
売上だけではなく、
- 利益率
- 四半期決算
- キャッシュフロー
を見ることが本当に大切だと感じました。
決算・チャート・キャッシュフローを見る大切さ
今回の鈴茂器工は、
「終わった会社」
というより、
“成長投資中の会社”
に見えます。
ただ、その投資が成功するかはまだ分かりません。
だからこそ、
- 決算
- チャート
- 資金の流れ
を冷静に見続ける必要があります。
株は、
“良い会社”でも下がる。
今回の投資で、それを改めて実感しました。