もしも、100%の純度で
憎めたのなら。
たぶん
この世の多くの悲しい出来事は
99%の憎しみと
1%の消えない愛のあいだで
もがき苦しんで
ついに耐えきれなくなったときに
前にも後ろにも
身動きができなくなって
いたたまれなくなった自分を
天から降りてきた蜘蛛の糸に
わけもわからずしがみついて
なんとかここから助け出そうとした
悲しい人間の
救済の物語なのかもしれない。
1パーセントの愛さえなければ
こんなに苦しむことはない。
でも
1パーセントの愛がなかったら
悲しみや憎しみや恨みですら
歓びであることを
知ることも、ない。
