劣等感なんか
とっくに手放したと思ってた。
でも、
なんら形を変えずに
まだわたしのなかにあった。
忘れた頃にそれはやってきて
咄嗟にそれを隠したくて
私は目をきょろきょろさせる。
できればなかったことにしたい。
そこを避けてとおりたい。
途端に
さっきまでどうやって歩いていたか
わからなくなって
足が空転する。
どうにかなってしまいそう。
でも
何度も繰り返し
私の目の前に現れてくれるそれは
何を伝えにきてくれているのだろう。
目の前の出来事も
すべて私の中にあるもの。
私がどんな感情を抱いたとしても
私は私を嫌いにならない。
病めるときも
健やかなるときも
私はわたしに
そっと寄り添う。




