とうとうフランス全土が3度目のゆるふわ封鎖に入りましたわね。
仏人ですら呆れ返るとんちんかんなゆるふわ制限。
本音を言えば、仏人だって2月ごろに全土封鎖して春にはゆるふわ制限へという流れを望んでたんちゃうかな。
まあ、たられば話なんでそれでどんな結果になっていたかはこの国ですから不明。
このまま世界は迷走を続けるんですやろうけど、人類が経験したことのない難儀ですから、どこの国の対策がベストやったか、そういう事はもっと先になってからやないとわからへんわね。
人間万事塞翁が馬、何が功をなしているかまだわからない最中やん、と言い聞かせて
もう自分でどうしようもない事は、深く考えて悩み苦しむより動物や植物を見習ってその時の状況を時には柳に風状態で受け入れて流されていくしかない。
去年の今頃だって、今年のこんな状態想像だにでけへんかったし。
あの頃の感染=極めて高い致死率だった状況での緊張感漂う中で厳しい制限を経験したからこそ、今の制限をゆるふわと斜に構えて批判したりせえへんかったり出来る訳やしさ。
と、また時事ネタの前置きが長くなりましたけれど、
イヤになれへんうちにフライパンネタの続きで焼き上げ違い編。
代表的な我が家のフライパンで餃子を焼き比べてみました。
というより焼いてみたデータを一挙放出
先ずは、どこのご家庭にでもある確率が最も高いティファール系のテフロン/フッ素樹脂加工なフライパンから行ってみましょかね。
こんな感じで焼いてみました。
こちらは正真正銘のティファール(ハードチタニウム)重さ1kgざます。
もう昨年早々に勇退されておりますが、めっちゃ活躍してくれたフライパンよ。
焼き方のコツさえわかれば普通にパリッとした美味しい餃子が焼けます。
餃子以外でも、タレ系、チーズを使う系の加熱料理などでは大変使い勝手がよろしく
特にコールドスタアト手法で焼く場合、コーティング系フライパン一択になるし、これはこれで頼れる戦力としてアリやと思います。
こちらはグラニチウムのコーティング系ざます。(24cmバージョンで焼いてみた)
焼きはこっちの方がしっかりメーラード反応あり。
そして鉱物パンに比べたらまだまだ軽いので皿に綺麗にひっくり返せます。
重さは1kgちょい、テフロン系と変わらぬ重量で、多少傷つきにくい作りと高温耐久性も強化されておるのでフッ素コーティングに飽きた人にはオールマイティでいいかなと思います。
厚みがあるのでフライパンが暖かくなるまでに時間がかかりますけどいきなり強火はご法度。
コーティング系は中火でじっくり火を通す調理を心がけると長持ちするしめちゃ美味しい餃子が焼ける(他の料理もな)、これを忘れたらあきません。
これは薄くて軽いコーティングフライパンでも同様、しかし薄い分火の通りが早いので焦げつかせやすいしくっつきやすくなるので火加減とフライパンの位置を調整しながら調理が必須。
こちらもコーティング系(硬質アルマイトアルミニウム)26cm、重さは約1.3kg
通常はクレープやらチヂミ、お好み焼きなどのお焼き系で大活躍。
餃子は無難に香ばしく焼き上がります。
やはりコーティング系は少量の油でもフライパン離れがいいので綺麗に映える盛り付けが可能。
中火でじっくり温めてから餃子を並べていくもよし、コールドスタートで冷たいフライパンに餃子を並べてジワジワ火入れして焼き色調整していくのもフライパンの特性を生かした上で餃子自身も最高に美味しく味わえる手法やと思います。
(詳しく知りたい方はコウケンテツさんのYouTubeあたりを参考になさるが宜しかろう)
んでコーティング系は全般的に長持ちさせたければ金属ベラは使わん方がいいと思います。
木べら、あるいはBBPフリーのシリコン系がオススメよ。
それから洗浄は食洗機オケですが、個人的には熱劣化を心配する傾向にあるので研磨粒子なしのグラス洗浄用スポンジで優しく手洗いの方がいいかな。(研磨粒子でフライパンのコーティングが剥がれたり傷つくと一気に寿命に関係してきますんで)
そして鉱物系のフライパン

こちら、スキレットバージョン(26cm)重さ約2.5kg
流石に焼き加減と焼き上がり食感は文句なしの鉄板系。
ただし、慣れてないと焼き上がった餃子は剥がしにくく、また重いのでお皿にひっくり返して移す作業は重労働で火傷の危険と常に隣り合わせなので慣れるまで結構大変ざます。
解決方法は煙が出るまでフライパンを温めて(いきなり強火はあかんよ)から、一旦火加減を調整してから調理に挑む(この見極めは使い続けて体で覚えるか、赤外線温度計で測って調整するしかない)こと、そして思いっきり油を使うことを躊躇なく出来るお方向け。
取り出しで乱れた餃子も家庭の料理らしいやん♪と割り切って、
見た目やカロリーは気にしない味わい重視なお方なら文句なし!しかも油は多ければ多い方が美味しゅうござんす。
その為、後片付け(油をケチって餃子が完璧に剥がれなかった場合など)はかなり面倒臭いので個人的にはスキレットは餃子を焼くより肉焼きとかオーブンに入れる系の他の用途で使う方がええかな。
オススメは亀の子たわしで汚れを落とす(仏国のビオショップではジャポン製が売られとりますで)
ジャポンと違って乾燥している仏国ではたわしはあっという間に乾いてくれてカビや臭いの心配もないのでめっちゃ便利よ。
こちらは王道の鉄フライパン。
スキレット同様に使い始めは慣らし工程があるしお手入れには多少時間と労力を要しますが、それに見合うワンダホーな焼き上がり、バリっとした焼き目、ジューシーに蒸された肉の食感のコントラストは圧巻でござる。
当然ながらこちらも火加減を見誤ったり油をケチると地獄が待っております。
20cm(重さ1.3kg)で焼くと量はこれくらい。
どうせ餃子は瞬く間に無くなるので次の餃子を焼き上げるまでにちょっと間延びするんよね。
26cm(重さ1.9kg)で焼くといい感じなんですけど、いかんせん重いのでかのやうに綺麗に焼き上がった餃子を盛り付けるには肉体的鍛錬が必要ざました。
24cm(重さ1.4kg)だとその中間でちょうどええかもしれませんけど、やっぱり重さはズンときますで。
この目安の大きさも底の部分の面積とフライパンの開いた口部分の面積が同じでないので26cm表記でも実際には焼ける範囲量はもっと狭いので、例えば幅の差が少ないティファールの同じ26cmに比べると焼ける数は少なくなりますの。
食いしん坊が揃っている時は複数のフライパンがお手元にあればで同時に焼く作戦がよろしかろう。
その際にフライパンの種類が違っていてもそれをみんなで食べ比べると面白いよ。
だって、焼き加減に違いが出ても、それは食感が異なる結果が出るだけで不味くなることはないので。
ちなみに、他の手持ちフライパンの中で今回登場しなかったアルミニウムのフライパンは熱伝導率は最も早いタイプやねんけど温度が一定になりにくいので餃子焼きには向いておらんと思います。
あれはパスタとか短時間勝負の火入れ料理の方がよろしわ。(多分)
んで、ステンレスでも美味しい餃子は焼けるねんけど、扱いのコツを知らねば地獄なのでそれやったら鉄フライパンの方がええかな、と言う感じなので今回は端折っとります。
直火やのうて、うちの火口は電気よ、と言う場合も中火に匹敵する温度加減を意識されるがよろしいと思います。
とにかくいきなり強火はどのフライパンであっても寿命を縮める上に美味しい調理ができまへん。
弱目の中火スタートの温まってから火加減を調整するざますよ。
火を使う料理は、感覚的に経験値を積んで上手くなっていくよりも、実は化学的に理解して調理する方が圧倒的に近道やったりします。
タンパク質が何度で変化していくかとか、なんとなく知ってるだけで焼き加減が経験を無駄に積むよりあっという間に段違いに上手になったりする。
調理道具効果さえも左右するからね。
まあ、そんなん面倒くさいわ、と思う方は文明の力で溢れかえっているので、レンジ、低温調理器具とかオーブンとかを駆使して楽ちんでお美味しい料理作りに力を入れるやり方で十分素晴らしいと思います。
テフロンのフライパン一本しかなくても、温度の化学マジックを知っていれば昨日までと全然違う最上の美味しい肉や卵焼きを焼くことすら可能。
(またそんなネタもやっていくわね)
使い慣れれば鉱物、鉄系のフライパンでも羽根まで綺麗に剥がせて盛り付けられるんやろうとは思いますが、そんな毎日餃子を焼いて鍛錬出来るわけではない一般家庭ならば、コーティング系フライパンで焼いちゃう方が無難かも知れまへん。
ちなみにこの餃子はコーティング系のフライパンで焼いたんよ。
鉄やスキレットが無いからと言って美味しく無い餃子になることはござーせん。
フライパン選びでは自分にとって使いやすい「重さも」重要やと思います。
軽いフライパンは薄い分火の入りが早いので火加減と扱いを気に掛ければオケ。
重量感と云ふものは使用している間だけではなく、むしろ洗う時にそれは実感すると思います。
鉄やスキレットはかなり重いし洗った後にすぐお手入れせんと瞬く間に錆びつくし(最近は日本ではお手入れ簡単でそんなに重たくないものもあるけれど、欧州にそんな洒落た使い手重視で改良されたフライパンは見つけられますかいな)
買ったはいいけど、滅多に登場して来なくなるお道具率の高さはハンパおへん。
まあ、厨房男子がおられる家庭なら鉄スキレットはそっちに丸投げする手もあるし、BBQ好きでBBQマシーンがあって、というご家庭では鉄やスキレットはここでも色々な使い道で活躍できるのでキャンプ飯を作ってみたりと、なんとか使い回すことはできまっしゃろう。
あとは個人の好みとニーズの世界やと思いますので、物を増やすのが嫌いなおまいさんは何も餃子のためだけに新調する必要はないわ。
無類の餃子付きで餃子道を極めたい野望があるとか、既に卵焼き専用の鉄フライパンを持っているレベルのおまいさんならどんどん勧めておくわ。
お道具は使いこなしてナンボですから、揃えた瞬間から一撃で美味しく調理できるとは限らない。
一生モノというのは、同時におまいさんのスキルを都度問うてくるお道具であり、
一緒に成長していくお道具であると言うことで、お道具がおまいさんを突然料理上手にしてくれるモノではないんだな。
だからこそ、お道具に対して理解が深まって息が合ってくるそれは何であれ楽しい。
素材や作る料理によっての使い分けも自分の経験値の感覚で自然に出来るようになると思うわ。
ただしもういっぺん言うとくけど、
フライパンがようさんあるから料理が上手に(美味し)なるワケちゃいます。
火入れの焼き加減が与える仕上がりの違いにどハマりしたらこうなっただけです。
我が厨房も今後はフライパンの寿命と共に所有数は淘汰されていく事ですやろう。
小ネタおまけ
ご存知の方もきっと多かろうと思いますが知らぬ方には多分朗報。
餃子を喰らふ時に皮がくっついて取りにくいあるあるには、焼き上がった餃子の皮目にお酢を回しかける(できればお醤油の差し口のような容器が望ましいけど、酸っぱいのが苦手やなければスプーンで少量回しかけ作戦もあり)とあら不思議
めっちゃフツーに何事もなく取り出せますの。
特に餃子くっつき問題で難儀しておられるご家庭には喜ばれる裏技かもざます。
出来ればこういう口の入れ物があれば便利やねんけど
左の容器は英国のモルトビネガー。
さすが、フィッシュ&チップスで使われることを想定してこの形のお酢デフォルトってスンバラしいわ。(ちなみにこれはコロナ前の隣人英国人のお土産だす)
ホンの少量だけピンポイントで回しかけられるのでパリパリに焼き上がったばかりの餃子が大量のお酢で湿ってしまう心配もない。
そういえば、英国のブロ友さんにもお伝えしましたんですが、英国名物モルトビネガーにラー油を垂らして餃子を食べると最高よ。
仏国で何故か一般的にあんまり出回っとりませんので無ければりんご酢でもよろし。
もしあれば黒酢もワンダホー。
レモン汁に粗挽き胡椒と言う組み合わせも捨てがたいな。
お酢系が嫌いなおまいさんは、塩でもしょうゆでもそのままでも何でも好きなやり方で食べはったらよろしわ。
美味しいを求める道に邪は存在しまへん。












