もう北風小僧のカンタロウのお出ましかと思わせる寒さですが皆様、いかがお過ごしですか?![]()
昨日から風が強く、物干し台か雨戸などが揺れているのかガタガタとどこからか音がするので耳についてあまり熟睡できませんでした。これからどんどん寒くなるのでしょうか?嫌だなあ。![]()
寒さには憂鬱にさせられますが、前向きになれるような楽しい本を見つけました。![]()
「おかえり、5ねんぶりの生協の白石さん」 白石昌則著
大学内にある生協で、組合員である学生と社員である白石さんとのひとことカードを通じたやり取りが話題となり、「生協の白石さん」という本が数年前に発行されました。
ひとことカードとは、どこのスーパーにでもあるお客様ご意見箱の記入用紙と同様、客の要望に添える店舗を目指すために設置しているコミュニケーションツールです。
質問や意見、要望のある組合員はひとことカードに記入して箱に入れておくと、後日返答が掲示されるという仕組みです。![]()
「〇〇という商品はもう入荷しないのですか?」いう普通の質問だけでなく、
「彼女に殴られて唇が腫れた。ご飯がおいしく食べられないのでどうしたら良いですか?」という笑かす質問にも白石さんは真摯に、ユーモアを交えて返します。
「腫れた唇と言えば誰でも思い浮かべるのはアナゴさんかと存じます」
おおお、そう来ましたか!そしてこう続きました。![]()
「彼は恐妻家で有名ですが、一方生協の共済は、少ない掛け金でお怪我や病気にかかる費用を保障します。ご加入のほどご一考下さいませ」
ウマイこと宣伝に結び付けました。![]()
こんな素敵なユーモアセンスの方なんです。![]()
ひとことカードを見るのが学生たちのちょっとした楽しみであったと思われます。
他にも恋愛相談や人生相談(そんな深刻ではなさげ。やりとりを楽しんでいる?)もあったけれど、優しく爽やかにユーモラスに返しておられました。
おかえり、5ねんぶりの生協の白石さんでは、当時学生だった世代の方々から届いた白石さんへの質問や悩みに回答しています。
「学生だったころと比べ、やり取りの妙を楽しむというよりも学生から社外人へと移行したステージの悲喜こもごもの感を垣間見た思いだった」とはじめに白石さんは書いておられました。
販売業というものはお客様本位でなければ、ということを聞いたことがあります。![]()
だけど、白石さんはその垣根を越えたところにおられるような気がしました。
今の若い者は、という視線ではなく自分が学生だった頃を時々思い出したりしながら社会の先輩としてという温かく見守っておられるのでしょう。
だから悲喜こもごも感を感じ取られたのです。
客と店員であるので、遠すぎず近すぎず、つかず離れず、と心得ていらしたと思いますが彼の茶目っ気と優しさがすっと学生たちに寄り添っていたのでは。そして学生たちに支持されたのではと思います。
私は神戸出身で住んでいた町にはコープさんがありました。![]()
阪神淡路大震災の時も平常通り開店し、頼もしく嬉しかったことを覚えています。
コープさんが開いてるから大丈夫やという気持ちでした。
あの日に開店することは大変な事でした。
地域によっては非常に困難であったでしょう。
灘区の店舗では停電でレジが使えませんでしたが、店長さんの判断で開店し、手計算で会計をしました。 後々の処理が大変だっただろうし、店長さんの決断は今考えてもと凄いと思います。![]()
今もコープさんは好きで、見つけたら嬉しくなります。![]()
話はそれてしまいましたが・・・。
私は実際に白石さんのおられる生協ではお買い物をしたことはありません。
ですが本を通じて、気配り、ユーモア、年長者としての心得などを購入させて頂きました。
いつか白石さんのいらっしゃるコープさんに行きたいです。![]()