手慰みに詠んだ句
「夏は行き はや来るべき 雪を恋う」
ふと指が滑って
下の句を募集してしまいました…
おおごとになった。
いざ発表!
写真・イラストをつけて講評させていただきます。
なお南天はフリー素材、他は©ぱりさいびとです。
敬称呼称は我儘気儘です。
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バーあさこママ(あさこ)
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
葉擦れ切なく
心ざわめき
オフコース「僕の贈り物」を彷彿させる、秋の切なさを書いた歌に仕上がりました…
心がざわめいて困るから、早く「秋」を通り過ぎたいのですね。「しづ心なく葉擦れ鳴るらむ」といった風情でしょうか。
秋には心を浮足立たせ穏やかにはしておかない変転の気があるようです。だからつい、恋人とも別れてしまうのですね…ついっていうな。
*ちなみに彷彿(髣髴)の使い方は、こちらのアナウンサーのブログを見ると…
もとは『髣髴たり』という形容動詞で、副詞的に使うときは『髣髴と』となるのであるが、森鴎外や夏目漱石は動詞として『髣髴する(そっくりなさまが眼前に浮かぶ)』と使っており、『彷彿とさせる』・『彷彿させる』は、「と」がある場合もない場合も文法的に説明はつくようですが、「ほうふつとする」は違うようです。
toto様
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
南天の実に
灯る街燈
これは正直唸りました…!
秋を彩る南天の実の赤き…それは初冬の雪に映えるだろう。
雪を待ちながら、しかも赤い実が秋の夜長に灯る「街灯」とかぶるという、見事な二重三重の見立て。
願わくは、実の成ったばかりの木を何日も撮影し、その明暗の移り変わりにある日、雪がかぶるさまを見たいものです。
ぜひ動画を準備お願いします!
てんぱりまっくすさん
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
我秋に問う
何をか言うべき
「僕は雪が待ち遠しいんだが、秋よ君は僕に何をしてくれるんだい?」
あるいは「雪ちゃん」を好きだが「秋ちゃん」に言い寄られていて、厳しい一言を投げた…
なかなか意地悪な歌になりました。って私の解釈が悪いのですが!
「アキエ、なんか言え」…という時事問題に読みとくのも、私のひねくれた目が悪いのです。
またてんぱりさんに遊ばせてもらいました~!
(てんぱりまっくすその2)
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
絡まる想いは
根雪も溶かす
絡まるんですよ、テイカカズラのように!
(写真はウツボカズラですが)
根雪をも溶かそうという…激しい思い。
そんなところに「雪」を招いては…溶けてしまうではありませんか…
じゃあその溶けた雪をおいしくいただきましょう☆
ああ至福…
くおん★さたん様(久遠 灑耽)
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
待ち人来たらず……
疾く送れ秋
五七五七までいただきましたので…結句を付け加えさせていただきました。
待ち人の来ない寂しい秋なんか、早く行ってしまえ~と、だから雪が恋しいのですね。
待ち人来らぬ思い出はつらいですね…
だから何があった!?
minちゃん(mint)
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
夜長に溶かす結末であれ
(""▽"")
思いが見透かされている…
溶かす…味わう…その雪を。
でもまだ「結末で『あれ』」というから、願いあるいは欲望の段階、ね。
minちゃん、ちょっと会議室で作戦会議しよっか…!
ti-raさん
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
色づく樹々さえ
素通りの君
きちんと秋の存在感を写し取ってくださいました~
雪を恋うあまりに、美しい色づく葉を見過ごす、もったいない今年の秋。
人は思いに耽溺してしまうことで見逃している恵みも多いのでしょう。
しかしそれを忘れずに写し取る詩人(ti-raさん)もいることよ。
もりたけさん
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
夜長に綴る
宛名なきふみ
こちらは…格調高すぎて
私の上の句なんぞに連ねず上の句も作られたほうがいいのでは…
いや気を取り直して。
夏の恋は完全に終わったのでしょうか…
季節が変わることに救いを求めます…
しかしつい書き始めてしまうラブ・レター。
本文を書き連ね(書き直し)ながらも
名前を書くことはできない…
本文もきっと
「愛しい 様」
なんて空白にしておいて人知れず転げまくっているのでしょうか。
これを「物狂おしい」というのです。
URARAちゃん
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
メーテルの瞳(め)に
映るぺガスス
一番素直にお題のイラストを解釈していただきました!
文字数があればアンドロメダへ行かせてあげたかったそうですが、秋の星座で、まあ隣ですから。
というかペガススだと星矢もお忘れなく~
はっ紫龍が氷河が…
「オーロラ・エクスキューション!」
雪より氷の話になってきた笑。
れもん🍋さん
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
こころ積もりき
春待ちわびて
私より一足先に冬の心構えをされて…
すでに冬なれば
春の待ち遠しさは
とても貴重な時間で
それはもう一秒ごとに愛しさが積もり
あの角を曲がれば愛しいあの人に会える
そんな瞬間の思いに似て…
ひろさん(ドSフェミニスト)
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
不変の心
明鏡止水
もうね…
いわせるつもり。
あなたを思う心は変わらないと。
「雪を恋う」に「不変の心」を続けたことで…
(上の句と下の句に分かれているのに)
季節の中で冬が好きとは言わないけれど
ただいつまでも雪が好きという意味ですね。
そんで。
遅れて登場したのも
この場所に置かれることを見通してのこと…
いやさすが!
というのは邪推です笑笑。
↓
さらにご参加です。
短歌酒場亭主・うみちゃん(蒼海)
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
遠く近くで雨ばっかクソ
少しお下品な2文字で締められていますが!
豪雨の多かった日本を思い焦る気持ちと
連休を雨のために封じられてしまった恨みが
早く冬になればいいのに…という思いに結実し
うっかり
出てしまったのですね…!
しかしこのように
口語体短歌は感情がとても身近に感じられますね!
雪子女王(雪月花)
夏は往き
はや来るべき
雪を恋う
うそ寒の風
残り馨(夏)に馳せ
夏に見切りをつけ秋を駆け抜けようとする私に…
すでに風はうそ寒く
しかし
思いやりのように
風には「夏」が残り香として散りばめられて
「ああ、あんな夏も悪くなかったな」
そう思わせてくれた。
風は救ってくれた…
まこと、この危うい季節。
人は支えあうべき。
ねえ、温めあおう♡
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川柳に近い上の句を継いでいただき、芸術作品がいっぱい誕生しました。
こんなに素晴らしいことになるとは…思ってもみませんでした。
わたくし、この秋も、雪も楽しみです…
皆さん、ほんとにありがとう~~~~















