つながりライフクリエイト代表 絵本ライフクリエイター® わたこです。
ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
🍀🍀🍀🍀🍀
前回は、絵本の「余白」について
余白があるから、自分の言葉が生まれる、そんなお話しをしました。
そして、その言葉を誰かと分かち合うことで、人は少しずつ自分を知り、人とつながっていきます。
今回は、「対話」についてお話しします。
🍀🍀🍀🍀🍀
◆「感想を聞かない」の意味
絵本の読み聞かせでは、「感想を聞かないほうがいい」と言われたことはありませんか?
それは幼児期の子どもには
大切な考え方と思います。
言葉の経験がまだ少ない時期に、
「どう思った?」と答えを求めすぎると、
まだ育ち始めたばかりの言葉は記号のようなもので、
それを扱う様子を大人が喜んでいるだけだったりするし、
その反応みたさに大人が喜ぶ答えを選んでくることもあるのです。
◆対話は、話したくなったときに始まる
だからといって、感想を話していけないわけではありません。
話したくなったら話すと思うのです。
「ここがおもしろかった。」
「この子、かわいそうだった。」
そんな何気ない一言が生まれるのがいい。
対話が自然に生まれるようになればいろいろと問い始めてもいいと思います。
◆人は、話せることで安心できる
私は、人は話をするから生きていけると思っています。
大げさかもしれませんが。
話は孤独を減らします。
一人でいることと、孤独でいることは違います。
誰かがいても、自分の気持ちを話せない。
話しても受け止めてもらえない。
それでは、むしろ孤独を感じ、人は心を閉ざしてしまうものです。
一方で
誰かが「おはよう」と声をかけてくれる。
「元気?」
「今日はどうだった?」
そんな何気ない言葉でも
「あなたがここにいることに気づいていますよ。」
というメッセージになる。
つまり人は、他者を通じて自分の存在を認められ、「ここにいていい」と居場所ができて、安心できるのです。
また、自分の言葉を受け止めてもらえた経験は、「自分を表現しても大丈夫なんだ」という安心も育ててくれます。
◆絵本は、安心して話せる場をつくる
絵本思考®では
絵本は〈声には出して読む文学〉という特性を重要視しています。
絵本は、一人で読むこともできますが、読み聞かせは必ず「読む人」と「聴く人」がいて初めて成り立ちます。
同じ物語を共有しながら、同じ時間を過ごす。
その体験が、お互いに安心してその場にいられる空気を育ててくれるのです。
実は、安心して話せる場をつくることは簡単ではありません。
研修やワークショップでは、参加者の緊張をほぐすためにアイスブレイクを取り入れたり、進行役が場の雰囲気づくりに細やかな配慮をしたりします。
それほど、「安心して話せる場」は、人の対話に欠かせないものだからです。
絵本には、その役割をとても自然に果たす力があります。
物語が間にあることで、「何を話そう」と構えなくても、自分の感じたことや思ったことを言葉にしやすくなります。
正解を探すのではなく、自分の感じたことを安心して話せる。
そして、相手の感じ方にも耳を傾けられる。
絵本は、人と人との間に安心できる空間を生み出し、対話を始めるきっかけを与えてくれるツールなのです。
◆絵本が「あなたの話を聞かせて」を生み出す
最初は絵本の話をしていたはずなのに、「そういえば私もね。」と、自分のことや家族のことを話し始めることがあります。
それがいいのです。
〈対話〉が生まれると、そこは〈居場所〉となり、心の孤独感を手放し、つながる安心を感じられるようになるのです。
私が、絵本にこだわり続けている理由がここにあります。
絵本は知識やお話を楽しむだけのものではありません。
人と人とをつなぎ、「あなたの話を聞かせて」と自然に言える場所と時間をくれるものです。
絵本は子どものために書かれていることものですが、
赤ちゃんから大人まで全ての人に必要なものだと思います。
絵本は、人と人とをつなぎ、「あなたの話を聞かせて」と自然に言える場所と時間をくれるものだからです。
🍀🍀🍀🍀🍀
次回は、「家族の共通言語」についてお話ししたいと思います。
🍀🍀🍀🍀🍀
【公式LINE】
つながりライフクリエイト代表
わたこ🍀

