こんにちは!
横浜市都筑区にある、かかりつけ療法士に出会える育児・発達支援室ここんの吉本岳史です。
いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます!
今回から3回シリーズで【感覚統合】についてお話ししていこうと思います!
感覚統合ってなあに?
感覚統合の理論や感覚統合療法は米国の作業療法士Ayresによって誕生しました。日本では1981年に感覚統合学会が誕生し、主に作業療法士が学ぶことが多かったそうです。
『気になるお子さんを理解し支援するための1つの視点』として現在では、保育士、教員、心理士、児童支援員など様々な職種の方が学び、感覚統合療法ができる設備や遊具を備えている施設や学校も増えてきました!
その一方で
「何をすれば感覚統合療法なんだろう」
「どのくらいトランポリンやブランコで遊んだらいいんだろう」
といった理論や療法について悩まれる現場の声も聞くことがあります。
そこで、感覚統合について皆さんのお悩みにも寄り添いつつお話ししていければと思います!
「服のタグを嫌がって絶対に着てくれない…」
「大きな音や特定の音が聞こえるとパニックになる…」
「逆に、転んでも全然泣かないし、くるくる回る遊具にずっと乗り続けている…」
お子さんのこんな姿を見て、 「なんでうちの子はこんなにワガママなんだろう」 「どうして落ち着きがないんだろう」 と頭を抱えてしまった経験はありませんか?
実はこれ、「わがまま」や「しつけの問題」ではないことがとても多いんです!
原因は、脳に入ってくる「刺激のボリューム調整」がうまく働いていないことにあります。
脳の中の「ボリュームダイアル」って?
私たちは普段、音や皮膚に触れるなど周囲の環境から受け取る感覚を、脳の中でちょうど良い強さに調整して受け取っています。
ですが、この「感覚の調整」が発展途上のお子さんの場合、脳の中でこんなことが起きています。
① ボリュームが「爆音」で聞こえてしまう(感覚過敏 / 過剰な反応)
- 服のタグが「チクチク痛い針」のように感じる
- 掃除機の音が「雷のような大爆音」に聞こえる
他の人にとっては平気なことでも、本人にとっては「恐怖や強いストレス」として感じているのかもしれません。
② ボリュームが「最小」で届かない(感覚鈍麻・感覚探求 / 過小な反応)
- 痛みの感覚に気がつきにくく、ケガをしても平気そうに見える
- 「もっと刺激が欲しい!」と、くるくる回ったり、高いところから飛び降りたり
まず大切なのは「本人の困り感」に気づいてあげること
周りから見ると「困った行動」に見えても、一番困っているのはお子さん本人なんです。
「嫌だ!」と泣き叫んでいる時は、本当に脳が強い刺激に耐えかねてパニックになっている状態です。
まずは、「あ、今この子にとって刺激が強すぎるのかな(または足りないのかな)」と行動の背景を理解してあげることから、サポートが始まります^^
次回(第2回)は、 「折り紙が苦手」「よく転ぶ」「手先が不器用」 といった、身体の動かしにくさや感覚の秘密についてお話しします!
ぜひ楽しみにしていてくださいね♪
ここんでは、「育児と療育のはざまで埋もれる親子を守る」という理念の元、医療や福祉の専門機関でしかなかなか出会うことがない、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が個別セッションをお届けしています。
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