待望の待望のカラヴァッジョ展に足を運びました
38歳で60点余りの作品だけを遺し
この世を去ったカラヴァッジョの
11点の宝石が、ここ上野に集まっているという
とんでもない奇蹟を味わい尽くしてまいりました
そのどれもが素晴らしかったのですが
他の画家との格の違いを見せつけたのは
この2点が圧倒的でした
「法悦のマグダラのマリア」
「エマオの晩餐」
これらは恐怖で震えるほどの才能と魂が露呈していました
どんなに美術展に足を運んだとしても
これほどの体験は
一生のうちにそう何度もできるものではない衝撃を受けました
あまりの動揺に説明のつかない涙がボロッと零れ落ちました
大変幸せなことであります
カラヴァッジョは自ら
私を超える画家はいない、と公言していましたが
それは高慢でも不遜でもなく、正しい
ルーベンスもレンブラントも彼がいなければ存在しなかったし
彼らも決してカラヴァッジョを超えることはできなかった
そして500年近く時を経た現在においても
彼を超えた画家はいない





