見逃した映画をDVDで鑑賞
写真家ロバート・キャパの映画
ゲルダ・タロー、デヴィッド・シーモアと共に
戦場となったスペイン各地で写真を撮り続けた
4500枚にもわたる写真のネガが
かつて戦火を逃れてメキシコに渡った市民の家で見つかった
70年の時を超えて発見されたそれらの写真には
生々しく激しい戦闘の様子と共に
内戦に翻弄されながらも必死で生きようとした市民の姿が
記録されていたのだ
端正な顔立ちに
射抜くような眼を持った若き日のショット
キャパは言った
「いい写真じゃないのは、遠すぎるからだ」
その言葉が何を意味するか
彼の写真を見ればよくわかる
被写体の限界にまで近づき
緊迫感溢れる瞬間を撮った
スペインの内戦
その前線まであがり
まるでゲリラ戦のような撮影スタイル
かつてそのような戦場カメラマンは存在しなかった
あるとしたら
戦争の前と後を写したものばかりで
本編のない映画のようで
それらは戦争の何かを伝えるにはまったく十分ではなかった
誰も出来なかった
誰もやろうとしなかったことを
彼らは躊躇なく、自らの衝動と意思とで行なった
戦いの奥にあるものを見つめ
事実を克明に撮る
それこそが
キャパ自身の人生を切り開いていったのだろう
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