10代の終わり頃に、お化粧することを覚え
20代で、赤い唇の女性に憧れて
30代に、赤いリップスティックを何度も手に入れようと
したけれど、...
もっと自分に自信を持てるようにならなきゃ無理、と諦め
40代になったら、赤を着けるには遅すぎたと悔やんだ
50代に成る前に、
未だ自分に自信は持てないけれど、
赤いリップスティックを買おうと決めた
服でも靴でもバッグでも
絶対に赤を選ぶことはない
似合わない色、大げさな色、縁の無い色が
私にとっての赤だった
先日、デパートの化粧品ブースに腰掛けて
比較的買い物の速い私が30分も居座り
店員が選んでくれた3本の赤を全て試し、1本を選んだ
赤を乗せた唇から
目を背けたくなるほど気恥ずかしく、緊張したけれど
赤を身に着けたいと思う長年の想いを
勇気を出して貫くことにした
女性として
女性であることを思う存分愉しんだし
今も愉しんでいる、と思っていたけれど
まだ、宿題が残っていたんだ
自分が自分に出した宿題
やり残して、後回しにしていた憧れの宿題
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