公開してすぐに観た映画なのですが
なんだか書けなかったんです
上手く書ける自信がないのですが、備忘録です
最初に、この世界を震撼させた911の概要を知っていることが
映画を観る大前提になります
説明はないので、観る我々の了承できている部分が必要です
観終えたあとに、私の言う意味がお分かりになると思いますが
この映画は911を経験したことのない人々が
20年、30年後にも観るに値する映画となり得るかどうか
は、疑問であることを正直な感想として、まずは申し上げたい
2011年5月に実行された
米国海軍特殊部隊による、
オサマ・ビンラディン容疑者殺害事件は
人々の記憶に遠くない
決して多くの情報を得たわけではなかった私は
様々な疑問をこの映画によって解き明かしてもらえた
本当に影武者ではなく、オサマ本人だったのか
全く無抵抗な状態での殺害だったのか
パキスタン側はこの計画を本当に知らなかったのか
そしてこの凄まじいまでの報復の計画は
たったひとりのCIA女性分析官の執念によって実現されたことも
マヤを演じた主人公、ジェシカ・チャステインが
この映画に出演することを決めた理由について語る
暴力が観客側にある程度予想されてしまうことが
あるかもしれないんだけれど、
それによる悲劇やどれくらい人を滅ぼすのかというのが
分かりにくくなるケースが多い中で
彼女の作品ではキャリアの当初から
暴力を通してモラルが失われていくということが
きっちりと描かれています。
そこが彼女の作品で好きなところです」
女性監督キャサリン・ビグローの魅力
社会派映画を撮る監督として
最高の賞賛の言葉ではないでしょうか
なぜならば
拷問シーンや、最後の暗殺の数十分は
観るに耐えない生々しさと緊張感と恐怖の連続です
ビグロー監督は
「人間としては目をつぶりたくなる光景だけど
映画監督として、出来事をあるがままに伝える責任があると思った」
と語っています
158分の上映時間を間延びさせずに魅せる手腕
脚本の見事さもこの作品の成功に大きな役割を担っています
マーク・ボールの地道な取材活動が積み上げた衝撃の事実が
この映画の原動力になっていることは明白です
そうして、頑張ってラストまで観たとしても
我々に達成感や爽快感は残らず
ただ、ただ重苦しい気持ちでいっぱいになります
報復がもたらすもの
そして報復から報復への負の連鎖を予感させる世界
銃撃や爆撃が破壊するのは
肉体でも国でもない
破壊するも破壊されるも
われわれは自らに銃口を向けた愚かな行為であるということを
認識しなければならないだろう
人を静かに黙らせる









