2006年の私の旅の話。

 

 

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言葉ができないこの国(オーストラリア)で生きていく為に最初に身に着けた術。

それは、道化師になること。

 

 

道化師といっても、大道芸人になるわけではない。

今までの自分とは違う自分を演じるということ。

 

 

 

 

 

 

大人しい性格を隠すため、とにかく明るく振る舞う。

好かれる人になるために、とにかく優しく振る舞う。

優柔不断を隠すため、とにかくYESとNOを即答する。

 

 

 

NOと言えない日本人から脱するのは意外と簡単だった。

だって、みんなNOとはっきり言う人ばかりだもの。

変な遠慮なんていらないし、思ってることは言わなきゃ伝わらない。

黙ってると損することが多い。

色んなチャンスは素通りしちゃうんだよ。

何より、迷ってる時間なんてもったいない。

オーストラリアに居れる時間は限られているんだから。

 

 

 

 

 

 

明るく振る舞うことは、私にとっては大きなチャレンジだった。

決して社交的な方ではないし、人見知りもするし、何せ何て言っていいのか分からない。

これも、迷ってウジウジしている時間は私には無い。

オーストラリアに居れる時間は限られている。

自分を守れるのは自分なんだよね。

そう毎日、毎瞬思うようにして、とにかく明るい人を演じてた。

これは、実は今も続いているように思う。

 

 

 

優しいいい人を振る舞うこと。

これは一番やりやすかった。

いい子を演じるのは長女の得意技でもある。

充分に発揮していたと思う。

 

 

 

 

こんな風に、タイムリミットを常に気にしていたのは良かったと思う。

今という一瞬は今しかない。

それが、遠い異国だったのは尚更その一瞬を大切に捉えることができたんだろう。

 

 

 

何をしにオーストラリアに来たの?

人生変える為でしょ。

今までの自分から変わりたかったからでしょ。

だったら、さっさと変わりなさい!

カウントダウンは始まってるんだよ。

何度も自分に言い聞かせたせてた。

 

 

 

今までの私を知る人がいない場所では、

アクティブでポジティブな女の子を演じるということは最適だった。


そしてここはオーストラリア。

光る太陽、大きな空、青い海に温暖な気候。

Easy going!

気楽に楽しく生きようぜ♪なムードだし、私が出会う旅人たちは、まさに旅を楽しんでいる人ばかり。

 

 

 

 

 

 

気楽に楽しく自由に生きる。

そんな生き方でもいいんだ。

そんな今では当たり前のことに許可を与えたのは、この時だったように思う。

 

 

 

 


間違ってもいい。

失敗してもいい。

みんなと意見が違ってもいい。

だって、そういうものでしょ。

明るく笑って楽しく生きよう。


ほら、

みんなそれぞれ楽しんでるでしょ!

 

 

 

つづく。