香椎 美裕紀ストーリーの第4弾です。
シリーズを読んでくださり、ありがとうございます。
出版が決まったことへの、お祝いのメッセージなどいただき
とても嬉しく思っています^^
これまでの記事はこちら。
全5話ということで、残すところあと2話となりました。
引き続き楽しんでいただけたら幸いです。
それでは、第4話をお届けいたします。
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第4話 夢の実現・開いた扉の先に待っていたものは
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(前回までのあらすじ)
運命のサインが示す先に待っていたのは、
数年がかりで願い続けた“出版の実現”という現実。
あきらめないでよかった、という喜びとともに、
いよいよ著者として本を書く活動がスタートした。
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出版実現を告げられてから2週間後。
私は、JR高田馬場駅に降り立った。
ロータリーの雑踏を超えて、出版社に向かう。
今回、私が出版することになったのはサンマーク出版さん。
こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』シリーズを始め、
出版社として数多くのミリオンヒットを出している有名出版社。
本を出したい人の聖地、と言っても大げさではない出版社から
デビューさせていただけることになったのだ。
担当いただくSさんはこれまでに
・稲盛和夫さんの『生き方』
・本田健さんの『きっと、よくなる』
・小林正観さんの『そ・わ・かの法則』
・江本勝さんの『水は答えを知っている』など、
私が何度も読んだ本や、出版史上の歴史に残るような本を多数輩出している。
プレッシャーと緊張と希望を胸につめこんで、
いよいよ私の本作りが始まった。
☆
本を書く作業の中心を占めるのは、
当たり前のことだけれども執筆活動。
編集者さんとの打合せまでに、段階的な〆切りが設けられ
毎日せっせと書き続ける。
最初にやってきた苦しさは、
自分の頭の中には書きたいことがあるのに
ふさわしい言葉がなかなか出てこないもどかしさだった。
けれども、ひたすら書き続けることで
頭の回路が少しずつつながり、スムーズに書けるように。
そんな苦しさとともに、喜びもやってきた。
本を書く作業は、誰かに物語を語って聞かせるような感覚があった。
小話を作って人を楽しませているような感じで、
なんともいえない喜びがある。
自分の中に、書くことが好きで楽しいという性質、
そしてストーリーテラー的な性質があることに初めて気づいた。
☆
けれども、そのまますんなりと物事が運ぶわけはなく
私にもネタ出しという関門がやってきた。
今回の本は、日常の中にやってくる
“ 運命のサイン ”を事典として網羅し、まとめる1冊。
そのために、誰が読んでも思い当たり
納得できる1冊にするべく、たくさんの事例を書いて
その中から良いものを厳選することになった。
つまり最終的に本に載せる量の、倍以上をまず書くということに。
そんな中、全体の原稿の3分の1が書けた時点で
すらすらと進んでいた筆が一気に止まる。
次の締切期限が迫る・・・。
逆立ちしても出て来ない。
プレッシャーからか、ストレスからか、
夜にたくさんお菓子を食べるようになり、
お腹が痛くて毎日胃薬を飲んでいるようなコンディション。
文字通り、全精力をかけて
やったことのない執筆という活動に、
これからできあがる1冊の本に、私は魂をこめ続けた。
☆
同時にもう1つの試練が襲ってきた。
それは本来の仕事の停滞と、経済的な不安。
本を1冊完成させることに全精力を注いだ私は
通常やっていたビジネスの作業に、手がまわらなくなり始める。
落ちていくブログのアクセス数、
その数は通常の5分の1に。
比例して売上も落ちていき、どうしようと気持ちばかりが焦る。
税理士さんから渡される書類も、厳しい数字ばかりが並ぶ。
今は本に力を注いでいるから仕方ないと
頭では分かっていても、怖いものは怖い。
スタッフに給料をお支払いできなくなったらどうしよう。
旦那さんに迷惑かけたらどうしよう。
不安を感じながらも、私は目の前のことに集中すると決めた。
「今、私にできることで一番大切なことは
1行1行を積み重ねることだ。」
怖いという気持ちが出てくるたびに
そう自分に言い聞かせて、
書く喜びにフォーカスしながら、私は原稿を書き続けた。
☆
冬から、春に。
春から、夏に。
季節は移る。
“運命のサイン”は執筆中にもやってきた。
夏の暑い日にサンマーク出版での打合せに訪れると、
冷房の調子が悪いということで、いつもと違う部屋での打合せに。
詳しく書くことはできないが、
通された部屋は格式高い応接間だった。
歴代のミリオンヒット作品や
ベストセラーの書籍がずらりと並んでいて、
エネルギーの高さを感じずにはいられない空間。
そこへ差し出されたお菓子のお皿は、ウェッジウッド。
それはなんと、昨日自分が買ったお皿と
まったく同じサイズ&同じ柄のものだった。
私はビックリしながら、
“こんな偶然ってある?これは運命のサインに違いない”と感じた。
この日は本の表紙を含め、
重大なことを打ち合わせする1日。
それがこの格式高い、ベストセラーだらけの部屋で行われたことには
きっと意味がある、そう感じた
自分もここに続くんだ、と身が引き締まる想いに。
不思議な偶然は続くもので
次の打ち合わせは珍しく、外の喫茶店で行うことに。
すると、今度はそこで頼んだ紅茶が
またもやウエッジウッドのカップで出てきた。
しかも、数日前に友人が結婚祝いとして贈ってくれたものと
全く同じ柄のものだったのだ。
応援や祝福の意味の“運命のサイン”がやってきている・・・。
目の前に現れる1つ1つのサインが
本を作る私を「その方向に進むべし」と
後押ししてくれているようだった。
☆
毎日執筆を続ける中で、私のパソコンの中にある
『運命のサインをよみとく事典』のフォルダにある原稿のファイルは
どんどん増えていった。
書き上げるにつれて、それがものすごい量になっていくのを見て、
マラソンしてきた道のりを振り返るような、
そんな達成感を感じる毎日。
発売予定日が近づくにつれて、
原稿の〆切りの間隔がどんどん短くなる。
打ち合わせの回数も増えながら
いよいよ執筆も最終段階に入ったとき、ゲラを渡された。
(ゲラとは、実際の本の印刷形式で刷られた原稿のこと。)
これまで自分がワードのファイルで書いてきたものが
実際の本のフォーマットになって印刷されて、
手で触れることのできる束になっている。
「何か一気に著者の仲間入りした気分。」
思わず、そんな感想を抱いてしまう。
自分が書いたものが着実に形になっている。
これから本が生まれるんだ、という実感や現実感が、ますます感じられた。
☆
長く続いた執筆生活の日々。
振り返れば、本を書きたいと思い描いてからの数年間の、
1つの節目となる瞬間がやってきた。
ついに、完成した原稿が手渡された。
1ページずつ、めくっていく。
そして最後のページを開く。
発行日や著者名が出ているページだ。
自分が普段本を読んでいる時に
一番後ろに必ず入っているページ。
あのページに自分の名前が、
著者 香椎 美裕紀 として入っている・・・。
涙がこみ上げてきた。
何度も見た。
数十分は動けなかった。
私、ものすごく嬉しいんだ。
私、本当に、こんなにこれがやりたかったんだ。
自分の涙が止まらないことで、
どれだけ本を書きたいと切望していたかを知った。
開いた扉の先に待っていたのは、
自分の想像を何倍も超えた喜びだったのでした。
(続く)
<第5話> 運命のサインをよみとく生き方・私が人生で伝えていきたいもの
~ p.s. ~
お読み下さり、ありがとうございました^^
等身大の自分のチャレンジや恥ずかしい内面も開示することで、
何かが届けられるんじゃないかという想いで
このシリーズを続けてきました。
今回もいかがでしたでしょうか?
改めて、9月中旬に出版されることになった私の本はこちらです。
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ぜひ物語と同時進行でお楽しみくださいね^^
また、物語の感想などありましたら
コメントやメッセージをいただけると嬉しいです。
次回でこのシリーズも最終回。
書いている立場としても寂しい気持ちもありますが、
楽しみにお待ちくださいね!
香椎美裕紀ストーリー 目次
<第4話> 夢の実現・開いた扉の先に待っていたものは(この記事)
<第5話> 運命のサインをよみとく生き方・私が人生で伝えていきたいもの
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人生のヒントは
偶然の中に常にある、
ということを書いています。
是非読んでみてくださいね^^



