ニースにはいい美術館がいくつかあります。![]()
今回はシャガール美術館に行くことにしました。
散歩がてらにアストロも連れて、てくてくと歩いていくと、
少し小高い丘の中腹に、瀟洒なシャガール美術館がありました。
こういう時、犬連れの旅は少し不便です。
受付のお姉さんにダメはもともとで、「犬OKですか?」と聞いてみましたが、
やんわりと断られ、「でも庭ならいくらいてもOKよ。」と言ってくれたので、
私たちは二手に分かれました。
今回は、わたし+アストロ![]()
ダンナ+ダボです。
ダボ組が美術館にいるあいだ、私たちは綺麗なお庭にある喫茶店でのどをうるおしました。
私はカシスのシロップのソーダ割りをたのみました。
アストロは水を飲んで、まったりくつろいでいます。
木々や花が綺麗に手入れされていて、緑の風が涼しく、
犬と過ごすこんな無駄な時間もいいものだナー![]()
なんて、思いました。
しばらくして、ダボ組が出てきたので、アストロを渡して交代です。![]()
この美術館には主にシャガールの宗教的な作品が収められています。
シャガール自身が、彼の渾身の宗教作品がばらばらに散ってしまうのを恐れて、
ここに寄付したそうです。
ここで初めて、シャガールがロシア系のユダヤ人だったことを知りました。
戦時中に数多くの同胞が収容所に送られているのを聞いて、
哀しく思い、反戦のような絵も残しています。
混沌とした世の中と、残酷な人間達と、路頭に迷う母と子、闇・・・・、
でもどこかに必ず光がさしているような、絵です。
救いがあるというのかな。
いきなり、私はうるうるしてしまいました。
芸術の力、というのでしょうか。
言葉以上に何かを語っていました。
シャガールの生涯の映画もありました。
なんて、きらきらした目でしょう!
そしてとどめのひとこと。
「私は、もうひとつの世界に入るために、絵画という手段を選んだ。」
はい、シャガールさん。よく、解ります。
また涙腺がー・・・っ
うるうる。
大きい広間には続きものの旧約聖書のお話が描かれています。
モーゼの話とか、ノアの話とか・・。
見ごたえがありました。
期待以上に、いいものを見せてもらった感じで、
大満足でワンコ一行はシャガール美術館を後にしました。
続きます。