私は村上春樹の小説が大好きなんだけれど、中でもかなり心に残っている文章があって。
 
それは、あるところにとても人の良い山羊がいて、その山羊はとても重い上に、壊れて動かない金時計をいつも首から下げて、大変そうに歩いているっていう話。
 
そんな山羊を見て、友達のうさぎが尋ねるの。
 
「ねえ山羊さん、なぜ君は動きもしない時計をいつもぶらさげてるの?重そうだし、役にも立たないじゃないか。」って。
 
そしたら山羊がこう答えるのね。
 
「そりゃ重いさ。」
 
「でもね、慣れちゃったんだ。時計が重いのにも、動かないのにもね。」
 
ここまででも、ワタシ的にはかなり衝撃だったんだけど、さらに衝撃なのはこのあと。
 
ある日、山羊の誕生日に、うさぎはとっても軽くて綺麗で、しかも正確に動く新しい時計をプレゼントするの。
 
そしたら山羊は大喜びして新しい時計に変えて、みんなに見せて回った。って話。
 
 
 
この話を初めて読んだ時は本当に衝撃だった。
 
何が衝撃かって、人生ってこういうことばかりなんだろうな・・・って思ったの・・・!!!
 
 
どんなに大変なことでも、嫌なことでも、ツライことでも、理不尽な扱いでも、
 
「慣れる」ことさえできれば、人っていうのは意外と耐えられてしまう。
 
しかも、それが大変なことだということすら忘れてしまう。
 
当たり前になってしまう。
 
 
しかし、本当に残念なことだけれど、
 
この山羊のように、慣れて耐えて頑張ったところで
 
何も意味なんてないのだ、多くの場合。
 
 
誰も山羊が重い時計を頑張ってぶら下げて歩いてることを褒めたりしない。
 
単に「山羊は自分がそうしたいから、してるんだな」としか思わない。
 
 
私は今まで7回くらい会社を辞めてきたし、色んな歴代の彼氏にも別れを告げてきた。
 
でも私だって、会社を辞める!とか別れる!とかは常に即決できるわけじゃ全然なくて、
 
むしろ本気で決断するまでには、
 
でもでもだって・・・とか、もう少し頑張ってみよう・・・とか、
 
そんな期間が何ヶ月も続くことだって多かった。
 
 
でも、いよいよ決意が固まって何かを終わらせたときはいつも、
 
も〜〜〜めちゃくちゃ開放的な気分になったのね〜〜〜〜〜!!!
 
「なんで私はあんなに嫌だったことを、普通に受け入れてたんだろう・・・」
 
って・・・驚くっていうね・・・・
 
で、その度に、冒頭の山羊のことを思い出すの・・・・!!!
 
 
 
これ私に限ったことじゃないと思うの。
 
講座生と話してても、やっぱりそういうことがたくさんあるw
 
 
 
みんな、いくつも重い金時計をぶら下げていて、
 
でもその金時計を捨てたら
 
 
みんなに「我慢が足りない」と思われるんじゃないか
 
みんなも頑張ってぶら下げてるのに、私だけ外すのはズルいんじゃないか
 
今までずっと辛くても頑張ってきたのが無駄になるんじゃないか
 
 
とかね、そんな感じで、まー外すのをめちゃくちゃ躊躇してたりする。
 
 
でもね。勇気を持って外すんだよねー、みんな!!!
 
そんで身軽になって、
 
 
こんな軽かったんだー!!!!!!!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
 
しかも周囲の人にとっては何でもなかったんだwwwww
 
 
って気付くっていうね。
 
 
そんな変化を直接見るたびに、LINEで報告を受けるたびに、
 
グループのみんなで爆笑するっていう、そんな講座がめっちゃ楽しいw
 
 
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