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皆さま、こんにちは!

 

7月に突入し令和2年も折り返してしまいました。

ボヤボヤしてると人生なんてあっという間なのかもしれませんね。

下半期は「毎日ブログ更新」を目標にしてましたので、

下半期も引き続きお付き合いくださいませ。

…昨日ブログを更新しなかった自分が言うのはおこがましいですけど。

(穴埋めで今晩もブログ更新しますね)

 

ここからが本題。

前回のブログで肥薩線・吉松駅の訪問記をUPしました。

肥薩線・吉松駅

 

(前回のブログもチェックください)

 

現在、鹿児島本線、日豊本線は鹿児島駅で接続してますが、

両線が全線開通する以前は吉松駅で接続してました。

現在は短編成の気動車列車しか往来しない吉松駅なのに、

敷地が広大だったりホームが無駄に長いのはそれが理由です。

肥薩線・吉松駅

国鉄時代は構内に蒸気機関車の車庫である吉松機関区があり、

最盛期は600人近くの職員がここで働いてたとか。

吉松駅とその周辺は「鉄道のまち」だったのですよ。

 

そんな吉松駅は駅前広場がスゴイの!

蒸気機関車の「C55 52」がピッカピカな状態で保存されてるのです。

肥薩線・吉松駅

 

「C55 52」は昭和12年に製造、昭和50年に廃車になるまで

生涯を九州で過ごした機関車だそうですよ。

吉松機関区に配置されてた時代もあり、

廃車後は吉松機関区の検修庫内で保管されてたんですって。

 

蒸気機関車の保存機なんて全国各地にあるじゃん!

…などと思ったら大間違いです。

機関車前部にあるデフレクター(除煙板)にご注目ください。

蒸気機関車には、吐き出した煤煙を運転室に流し込まないよう

デフレクター(煙の向きを上方に変えるために設けられた装置=板)が

装着されてますが、「C55 52」に装着されたブツは

上半分のみの略称「門デフ」と呼ばれてるモノで、

しかも当機だけに採用された試作タイプなのです。

 

ここでウンチクを少々…

黎明期の蒸気機関車にはデフレクター付いてませんでしたが、

機関車が高出力化されボイラーが巨大化すると

必然的に煙突が短くなり、

煙突の向きで煤煙の流れをコントロール出来なくなったことから

日本では大正時代半ばから装着されるようになりました。

 

デフレクターはランボード(歩み板)から生えてるのが一般的。

蒸気機関車に装着されたデフレクターのイメージって

こんな感じじゃないですかね?

上の写真は予讃線・多度津駅近くで保存されてる「58685」でした。

 

デフレクターが装着され煤煙対策は無事に解決!と思いきや…

デフレクターの真下にはシリンダー(動輪の前に付いてる箱)があり、

これの保守に手間がかかるようになったのですよ。

デフレクターに点検用の蓋があったり穴が空けてるのはそのため。

多くの機関車でデフレクターの改良工事が行われたのです。

函館本線・神居古潭駅跡

久大本線・豊後森駅

その後の研究で、デフレクターは

上半分でも十分に効果が得られることがわかり、

昭和27年に九州の小倉工場で初登場したのが

上半分だけのデフレクター「門デフ」。

名称の由来は門司鉄道管理局で採用されたからです。

本州の工場でも、長野工場(長野)や後藤工場(鳥取)でも

同タイプのデフレクターを制作しましたが、

数は小倉工場製が大多数のため、総して「門デフ」と呼ばれてました。

 

「門デフ」については、鉄道ファン通巻105号~107号にて

関崇博さんがタイプや装着車両、配置等、詳細な記録を残されてます。

気になる方はバックナンバーをチェックしてみてくださいね。

 

「門デフ」には新規で制作されたモノ、

旧タイプのデフレクターを加工したモノ、

廃車になった「門デフ」を改造して移設したモノ等々

様々なタイプが存在しますが、

C55 20に装着されてたのは「K-6」と呼ばれる試作タイプで

採用されたのは当機のみ。

そんな車両が駅前で見れる吉松駅ってステキだと思いません?

 

しかもただ保存されてるのではなく、

地元の有志の皆さんの手により保守されているので、

すべてのパーツがピッカピカに磨きだされてるのです。

 

テンダーも輝いてましたわ。

 

キャブも入れるようで、中を覗かせていただきました。

蒸気機関車が好きならこの体験、堪らんでしょうよ。

 

「C55 52」が置かれているスペースは「吉松駅SL広場」と呼ばれており、

蒸気機関車以外にも様々なモノが展示されてます。

 

蒸気機関車の前に2本の棟が立っているのが見えますかね?

 

こちらは人吉駅の構内にあった初代跨線橋の支柱。

国鉄の前身である「鉄道院」の刻印が残されてます。

3駅隣りの大畑駅には、この支柱を使った神社がありますので、

”テツ”なお悩みを抱えている方はぜひこちらへ。

 

こちらは吉松駅が開業した当時に使われていた油庫(石倉)。

街や車両が電化される前に、電灯用のオイルを保管していた倉庫でした。

 

この石倉、ホームと同じ石材で出来てる点にも注目ですぜ☆

肥薩線・吉松駅

 

同じ敷地に蒸気機関車の資料館がありますけど、

この日は休館で施錠されてましたっけ。

 

軽食が楽しめる「観光SL会館ぽっぽ亭」もあるのですが、

わずかな時間差で閉店してました。

肥薩線・吉松駅

「発車できません」と書かれていた定休日の案内…

これを見て忌野清志郎さんの「雨上がりの夜空に」を思い浮かべるのは

自分だけかな?

次回は営業時間を確認して、

名物の「ゆうすいプリン」をゲットしたいと思います。

 

ところで「ぽっぽ亭」さんの建物、

腰下に車輪っぽいモノが付いてるし客車に似せてますよね?

 

この向きなんか絶対に客車っぽくさせてると思います。

 

どうです?吉松駅の駅前はすごいでしょ?

駅前広場自体が観光地と言っても過言じゃありませんよね。

吉都線・京町温泉駅の新駅舎も見たいし、

早ければ年内中に再訪できるかな?

ワクチン接種を終えてプリンを食べに向かいたい!

 

 

 

 

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