皆さま、おばんです!

 

昭和6o年に廃止された国鉄万字線の廃駅探訪、

今回は起点の志文駅より数えて3駅目の

美流渡(みると)駅の訪問記です。

室蘭本線・志文駅

(前回分もぜひチェックくださいね)

【万字線廃駅めぐり①】昭和60年に廃止された上志文駅跡に行ってみた。

【万字線廃駅めぐり②】昭和60年に廃止された朝日駅跡に行ってみた。

 

前回ブログに挙げた朝日駅跡から道道38号線を更に東上すると

美流渡駅跡に着くことが出来ます。

万字線が現役だった頃の2駅間の営業キロ数は3.7キロ、

朝日駅跡と美流渡駅跡の間は

クルマで移動すると5分ほどで着く距離でしたよ。

 

こちらが美流渡駅跡。

駅舎を含め鉄道施設はすべて撤去され、

跡地に美流渡交通センター(バス待合室)が建ったみたいですね。

 

それじゃ駅の雰囲気は完全に失せてしまったかというとそうではなく、

ここが駅前広場だった面影は今でも残っているのでした。

そんな美流渡駅は大正3年に開設された駅で、

近くにある美流渡炭鉱の他、

美流渡駅を起点とする北星炭礦美流渡礦専用鉄道(昭和42年廃止)

で運搬される上美流渡炭山からの石炭輸送で栄えた駅なのだそう。

 

下は昭和37年に撮影された航空写真ですが、

美流渡炭鉱の施設やズラリと並ぶ炭鉱住宅の姿が見えますよね。

専用鉄道のホームは万字線の美流渡駅からちょっと離れた

炭鉱施設に近い場所に設けられてたそうですよ。

コンベアや石炭の荷役施設が備え疲れれてるホームが

それだと思いますけど…

とにかく広大な敷地を持つ駅で、

万字線内で利用者数がもっとも多い駅だったみたいですね。

 

交通センターの裏側に駅施設があったはずなのですけど現在は一変、

郵便局や市の施設が建ち並んでましたよ。

 

交通センターの裏には一応、

ここが駅跡だったことを示す車止めが保存されてるのですが、

そもそもこの位置、この向きに車止めはなかったはずでして…

あくまでもモニュメント的に保存されてるだけっぽい感じでした。

 

なお、交通センターの北側には運動公園がありまして…

万字線・美流渡駅跡

 

その奥に「美流渡駅 跡碑」が立っているのですが、

そもそもこの場所は美流渡駅ではなく美流渡炭鉱の施設があったはず。

万字線・美流渡駅跡「」

万字線・美流渡駅跡

 

跡碑と駅跡に建つ交通センターはこれだけ距離が離れてますので、

考察する際には注意が必要かもしれませんね。

万字線・美流渡駅跡

 

こうして美流渡駅跡周辺のチェックを終えた後は、

交通センターの中を覗いてみました。

万字線・美流渡駅跡

 

交通センターの1階部分がバスの待合所。

2階に万字線の資料館があるようですけど、

この日は施錠されていて中を覗くことは出来ませんでした。

万字線・美流渡駅跡

…とここで、バスを待つおばあちゃんと話をすることが出来たのですよ。

おばあちゃんは御年80歳近くかな?

自分が万字線の駅跡を見たくて来たこと話したら喜んでくれて、

美流渡炭鉱が盛況だったころのお話を聞かせてくれたのです。

 

美流渡は鉱山が閉山する前は、どこに行っても人だらけの街で、

小学校(美流渡尋常小学校のこと?)には

たくさんの子供たちが通っていたらしく。

駅前には数多くの商店が並び、

ほしいモノはここに来れば何でも買えたんですって。

そう言いながらおばあちゃん、駅前を指さしながら

「今はね、鉱山があった頃からお店は

奥に見える酒屋さん1軒だけなのよ」と教えてくれました。

万字線・美流渡駅跡

「昭和41年(美流渡鉱山が閉山した年?)に街は変わっちゃったのよ」

「鉱山が無くなったら、あっという間に人がいなくなっちゃった」

 

そして今度は裏手を指さして、

「ここにある山のいくつかはズリ山。

今は自然の山と見分けが付きにくくなっちゃったけど、

私らはどれがズリ山なのか、今でもハッキリ覚えてるから」

万字線・美流渡駅跡

今はずいぶんと静かな街になっちゃってね…

最後はそんな話で〆られてたかな?

おばあちゃんにお礼を言って交通センターを後にしました。

 

今になって思ったのですが、

おばあちゃんに万字線のことを聞いておけばよかった…

それともアレコレ聞きすぎると不審者がられたかな?

それにしても、こんな話が聞けるたび、

つくづく自分が人見知りじゃない性格で良かったと思う

今日この頃でした。

 

(続きもぜひチェックください)

【万字線廃駅めぐり④】昭和60年に廃止された万字駅跡に行ってみた。

【万字線廃駅めぐり⑤】昭和60年に廃止された万字炭山駅跡に行ってみた。

 

国鉄万字線の廃駅跡めぐり

 

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