皆さま、こんにちは!
今回は北陸本線・倶利伽羅(くりから)駅の訪問記です。
自分がここを訪れたのは今から3年前、
北陸新幹線が開業する以前のことでした。
新幹線の開通により倶利伽羅駅は平成27年3月に第三セクター化、
現在はIRいしかわ鉄道の駅に変わってしまいましたが、
当時はJR北陸本線の駅でしたので、表題の通り書かせていただきます。
この日はIRいしかわ鉄道に移管される1年前でしたけど、
準備が進められてる真っ只中で、
駅舎中央に取り付けられてたJRマークが撤去されてましたよ。
現在はここにIRのマークが取り付けられたらしく。
機会を見つけて、また見に行かなきゃ!
見るからに古そうな造りの倶利伽羅駅の駅舎ですが、
柱に貼られた建物財産標を見てビックリ!
なんと、明治40年に建てられたモノなんですって。
ここで改めて倶利伽羅駅の開業年をチェック。
明治41年2月に倶利伽羅信号場として開設されて、
翌、明治42年に倶利伽羅駅に昇格して…
…ってことで、信号場当時に建てられた駅舎ってことになります。
一般的な木造駅舎より小さく感じたのは、
信号場時代に建てられた駅舎(?)だからなのかもしれませんね。
続きまして駅舎の中をチェック。
有人駅時代の出札窓口は無人駅化後に閉鎖、
「大きな待合室」的な印象の駅舎でしたよ。
無人駅なのに全然静かに感じなかったのはコレがいたからかな?
倶利伽羅駅ではなんと、無人駅なのに駅舎の中で金魚が飼われてるのです。
ズングリムックリしているこの金魚は「らんちゅう」という品種らしい。
「くりから えきちょう だいすきです」のメッセージに、
この金魚が駅長で、金魚駅長が好かれているのか、
それとも、別に駅長さんがいて
その駅長さんが金魚のことを好きなのかがわからず…。
どちらにせよ、かわいい金魚であることは間違いなさそうですね。
続いてホームに入ります。
倶利伽羅駅はユニークな駅構造を持つ駅で、
駅舎とホームが離れているために
こちらの長い跨線橋を渡ってホームに進入出来るのですよ。
跨線橋からホームを見下ろす。
ねっ!ホームが結構離れた場所にあるでしょ?
そして駅舎とホームの間には大きな段差まである。
駅舎とホームの離れ具合に、
何か特別な理由があるのではないかと勘ぐるのが駅ファンの性分です。
ホームの近くに駅舎を作った方が、土地の有効活用にもなりますからね。
そこで再び、駅舎の周りを見直してみると…
駅舎のすぐそばにホーム跡があるじゃないの!
それだけではありません。
この向きから見てわかったのですが、ホーム跡は2本分あるのでした。
鉄橋のガーターが置かれている場所がもう1本のホーム跡です。
なぜここにホーム跡があるのか、
昭和21年に撮影された航空写真を見たらすぐにわかりましたよ。
昔は駅のすぐそばにホームがあった!?
そうなのです。
現在の島式ホームが完成する以前は、
駅舎に面した位置にホームがあったのでした。
2本のホーム跡は間違いなく、以前使われていた旅客ホームだったのです。
ではなぜ倶利伽羅駅のホームが移されたのか?
北陸本線は昭和44年に複線電化が完成しますが、
それに先駆け、昭和35年~37年にかけて
倶利伽羅駅構内が複線化されていたのです。
ちなみに昭和37年には、複線に対応した新・倶利伽羅トンネルも完成してますよ。
ここで再び、上に挙げた倶利伽羅駅の航空写真を見てくだされ。
旧ホームは元々、険しく切り立った山肌を避けるように造られたので、
弧を描くような大きなカーブ状をしていたのですよね。
ところが、このホーム形状が北陸本線の高速化には不適だったようで、
線路がより直線に近くなるよう
現在の位置にホームが移設されたのではないかと。
駅舎とホームが離れているのは、
それが理由だったのではないでしょうか。
こちらは現在の島式ホームです。
かつて、ホーム上には昭和30年築の待合室があったらしいので、
憶測が正しければ、昭和30年~35年に造られたホームのはず。
本線の外側には、上下線ともに待避線が1本ずつありますが、
これは倶利伽羅トンネル(全長2,467メートル)で災害が発生した際に
列車を緊急待機するための側線じゃないでしょうかね?
側線には着回し用?の小っちゃなホームが備え付けられてましたよ。
こうして、列車が高速通過出来る北陸本線が完成したわけですけど…
北陸新幹線が開通したことにより、この区間を行き交う特急列車は全滅。
今は一部の快速列車と貨物列車だけが通過するだけなのです。
寂しい~っ!
以上、廃線跡あり、廃ホームありで
駅ファンなら誰もが楽しめる倶利伽羅駅でした。
金魚もいるので、駅好きじゃななくても満喫できる…はず?
↑(金沢駅方面)
東金沢駅
森本駅
津幡駅
倶利伽羅駅(平成24年6月6日)
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!




















