皆さま、おはようございます。

 

昨日のブログで常磐線・浪江駅の訪問記を挙げましたが、

もうひとつ、4月1日に、震災から6年ぶりぶりに復活した駅があります。

今回運行を開始した区間上にある常磐線・桃内(ももうち)駅

もちろんこちらにも行ってきましたよ!

復旧に合わせてリニューアルもされた桃内駅の様子を、とくとご覧あれ。

 

まずは桃内駅がある場所からです。

住宅が密集する国道6号線沿線…ではなく、

国道から約2キロ離れた山間にありますの。

駅前には町道と、沿道にわずかな民家があるのみ。

駅前は秘境感満載な光景でした。

常磐線・桃内駅

 

その町道から坂道を登った小高い丘陵の上に桃内駅があります。

常磐線・桃内駅

 

こちらの階段を登って駅舎に入りますよ。

常磐線・桃内駅

 

桃内駅は昭和23年に開業した駅。

開業当時からの木造駅舎は平成13年に改築されて、

現在の簡易駅舎に代わったそうです。

水郡線・谷田川駅に似た仕様の駅舎ですね。

常磐線・桃内駅

 

一見すると、バリアフリーに疎遠な構造に感じますが、

旧駅舎の敷地の一部を利用して、緩やかなスロープが設けられてるのです。

このスロープ、急勾配を回避するためにスゴイことになってるんすよ。

まるで迷路みたいね。

常磐線・桃内駅

 

待合室の中には線量計が設置されていて、

放射線量が目で見て確認出来るようになってました。

常磐線・桃内駅

本日の線量は0.131μSv/hなり。

桃内駅はフクイチから直線距離で約25キロ地点にある駅ですけど、

震災前とほぼ変わらぬ数値でした。

 

駅前風景は震災前とほぼ変化はありませんが、

構内は今回の改装で大きく造り替えられました。

震災により路盤の一部が沈下、ホームも破壊されたために補修され、

合わせて、それまで未施工だったホームの嵩上げも施されたようです。

常磐線・桃内駅

 

左が以前からのホームを嵩上げ改修した箇所で、右が新装された箇所。

差がハッキリとわかりますよね。

常磐線・桃内駅

 

震災以前の桃内駅は、

相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でしたが、

主に貨物列車の退避に使われていた3番線(一番西側のホーム)は

今回の改装で撤去されました。

常磐線・桃内駅

 

それと駅便も。

常磐線・桃内駅

赤い矢印の先に駅便(駅の便所)があったはずですけど、

こちらも取り払われたようです。

常磐線で運用される普通列車はトイレが完備されてますので、

これは仕方がないかもしれませんね。

いやいや、この理屈で言ったら

すべての駅の駅便が必要なくなっちゃうのですけど。

 

架線柱も取り替えられ、桃内駅はキレイに生まれ変わったようです。

常磐線・桃内駅

 

ここから見ると、今回の改装状況が分かりやすいかな?

真新しいアスファルト部分が改装・手直しされた箇所ですぜ。

常磐線・桃内駅

 

さてさて、桃内駅と言えば、

鉄道ファンでしたら絶対に外せない人気スポットがあります。

昭和42年に常磐線・草野駅-岩沼駅が電化された際、

建築限界が低いトンネルを回避するために

桃内駅以北の区間で新線移設が行われましたが、

明治31年に造られた廃トンネルを今でも見ることが出来るのです。

桃内駅のホームからも、その一部が見れますよ。

常磐線・桃内駅

本線の右側にポッカリ空く穴が

昭和42年に廃止された旧線上にあったトンネルでした。

こちらはファンの間では有名な遺構ですので

いつかは自分も訪れてみたいと思ってましたが、

これとは別に、桃内駅でもうひとつ気になるモノを見つけましたの。

 

そのブツは、先に書いた、

長いスロープを下った先に出てくる道路付近にあるのです。

常磐線・桃内駅

 

本線の手前側に、

古めかしい橋台があるのがわかりますかね?

常磐線・桃内駅

 

これだけ見ると、ただの廃線上の鉄橋跡ですが、

鉄橋跡の延長上には桃内駅のホームと駅舎があるために、

何時の時代のモノか分からなかったのです。

ひょっとして、昔は駅舎がある位置に線路が通っていた?

常磐線・桃内駅

ここからはあくまでも推測ですが、

桃内駅は開業以前、昭和19年~23年にかけて

列車を行き違いさせるための信号場だった時代があります。

この橋台は信号場が開設される以前、

単線だった時代に使われていたものじゃないかと。

信号場の設置に合わせて、

現在位置(西側)に本線は移設されたのではないでしょうかね?

煉瓦積みではなく、石積みな点が気がかりですが。

昭和19年に信号場として開設された桃内駅は、

地元からの請願により、昭和23年に晴れて駅に昇格したそうですよ。

 

…以上、6年ぶりに旅客電車が運行を開始した桃内駅の様子でした。

常磐線・桃内駅

只今、青春18きっぷシーズン真っ只中なためか、

復活したての浪江駅を見るために

浪江駅-原ノ町駅を折り返す乗客が多いようですけど、

ひとつ手前の桃内駅も魅力たっぷりな駅です。

中でも廃線跡に興味がある方は絶対におススメ。

満足すること間違いなしです!

 

 

訪問駅リスト(JR線)

常磐線

 

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草野駅

四ツ倉駅

久ノ浜駅(平成21年8月15日)

末続駅(平成27年7月4日)

広野駅

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竜田駅

富岡駅

夜ノ森駅

大野駅

双葉駅

浪江駅(平成29年4月2日)

桃内駅(平成29年4月2日)

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磐城太田駅(平成21年10月31日)

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鹿島駅(平成25年7月11日)

日立木駅(平成25年7月11日)

相馬駅

駒ヶ嶺駅(平成23年6月28日)

新地駅(平成21年10月25日) ・新駅(平成28年12月31日)

坂元駅(平成21年10月25日) ・新駅(平成28年12月31日)

山下駅(平成21年10月25日) ・新駅(平成28年12月31日)

浜吉田駅(平成26年12月21日)

亘理駅(平成28年12月31日)

逢隈駅(平成28年12月6日)

↓(岩沼駅方面)

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