皆さま、おばんです!


釜石線の新花巻駅(新幹線の方じゃないですよ)

ホームに立ち、花巻・似内駅方向を見ると、

線路が不自然にカーブしているのがわかります。
f01310/釜石線・矢沢駅

新花巻駅の訪問記 でも書きましたが、

このカーブ、昭和60年まで存在した矢沢(やさわ)駅

構内にあった行き違い設備の遺構です。

ちなみにこちら、新花巻駅の開業とともに廃止された駅でした。


矢沢駅の遺構を間近で見たくて

昨年11月に辺りを歩いてみたんですけど…
f01312/釜石線・矢沢駅


f01313/釜石線・矢沢駅

矢沢駅があった場所を間違えちゃって、

全然関係のない空地の写真ばかり

撮ってきちゃったんです。

わざわざこのために花巻市まで来たのに…自分のバカ!


そして今月10日のこと。

リベンジを果たすために再び新花巻駅にやって来たんですの。
f01311/釜石線・矢沢駅

新花巻駅に着いてから気付いたんですけど、

1月のこの辺りって当たり前に雪が積もっていたんすね。

矢沢駅の遺構なんて見れるのかしら?

せっかく来たので跡地まで歩いてみました。


f01314/釜石線・矢沢駅


その前に…
f01316/釜石線・矢沢駅

上の航空写真に記したマークが矢沢駅があった場所です。

左中央に見えるのがセブンイレブンで、

道路を挟んだ向かい側には地場産品の販売所があります。
そのすぐ脇に矢沢駅があったのですが…

これを手がかりに現場を回ってみますよ。


まずはセブンイレブンのそばにある踏切から。
f01315/釜石線・矢沢駅

かつてここは駅構内の一部で、

列車の行き違い設備の中にあった踏切なんですよ。


踏切の柁真ん中に立って似内駅方向を見ると、

以前はY字分岐だったとわかる不自然なカーブがありまして…
f01317/釜石線・矢沢駅


新花巻駅方向にも同様のカーブが見れます。

新花巻駅から見えるカーブはこちらのものですよ。
f01318/釜石線・矢沢駅


そしてここから、矢沢駅のホームが延びていたはずなのですが…
f0131a/釜石線・矢沢駅

矢沢駅が廃止されてから今年で30年、

さすがにそれらしい遺構は何も残っておりませんでした。

駅舎は廃駅早々に撤去されちゃったようですしね。


こちらは地場産品販売所から見た矢沢駅跡地です。
f01319/釜石線・矢沢駅

線路に添うようにホームが延びていたはずですが…

雪でなにも見えないじゃないの!

やはり雪解け後に来るべきでした。


そしてこちらは駅舎があった場所でした。
f0131b/釜石線・矢沢駅


こんな積雪の中で見つけた唯一の収穫と言えばこちらかしら?
f0131d/釜石線・矢沢駅

ホームと駅舎があった場所はワイヤーロープで囲まれていたのですが、

その四隅には鉄道用地との境を示す

鉄道用地境界標(エの字マークの杭)が立ってましたの。

この場所、間違いなく矢沢駅跡地だったようです。


大正2年に岩手軽便鉄道の駅として開業し、昭和19年に国有化、

昭和60年に駅としての使命を新花巻駅に譲って、

ひっそりと姿を消してしまった矢沢駅…とばかり思ってましたが、

末期にとても賑わった時期があったようなんですよ。

昭和50年に撮影された、こちらの航空写真をご覧くだされ。
f0131c/釜石線・矢沢駅

左下に見えるのが現役当時の矢沢駅ですが、

そこから1本の貨物側線が

新幹線・新花巻駅がある方向に延びているんです。

どうやら東北新幹線の建設が進められた時期に、

新幹線用地から一番近い矢沢駅が

資材を搬入するための貨物基地になっていたみたいで。

右上に見える小ヤードに車両っぽいものが写っているんですけど、

どんな車両が出入りしていたのかしら?

おそらくは保線車両だとは思いますけど…


こうして、この日の矢沢駅跡のチェックを終えました。

改めて言うのもなんですけど…

雪の日に駅巡りはするもんじゃないっすね。


マジで何にも見えなかったし。