皆さま、おばんです!
コンテナと聞くと、荷物を収納する容器だったり、
荷物の運搬に使う箱だったり、いろんな種類のものがありますけど、
自分が趣味で追っかけているのは、
JRの貨車に積む専用の容器のことですの。
押入れの中の収納BOXには興味はありませんので、念のため。
↑これですよ、これ!
で、JRコンテナは大別すると2つに分かれ、
JR貨物が所有し使用者にリースをするコンテナと、
使用者自身が所有するコンテナがあるのです。
後者は「私有コンテナ」と呼ばれていて、
コンテナの形式の頭に「U(UserのU)」を付けて、
JR貨物所有のコンテナと明確に区分されているのですよ。
ところが過去には、私有コンテナにも関わらず、
形式の頭には「U」が付いておらず、
後にはJR貨物が買い上げたという、
奇妙な遍歴をもったコンテナがありました。
それがこちらです。
NC1形コンテナと、
ZC1形コンテナです。
上の写真のNC1形、
よく見ると「日通のペリカン便」カラーでもわかる通り、
以前は日本通運が所有するNC1形コンテナでした。
下の写真は同様に、
全国通運が所有するZC1形コンテナだったのですよ。
日本通運のN、全国通運のZが形式に冠せられているために、
私有コンテナのUが付いておらず、
歴代のコンテナをみても、
形式にUが付かないコンテナは、これが唯一だったと思います。
昭和60・61年に2形式合わせて1,800個が製造されましたが、
その後に運用の変更から、大半がJR貨物に買い取られ、
形式名はそのままJRのステッカーを貼られて、
汎用コンテナとして使用されたのです。
運用変更の理由はわかりませんけど、
引っ越し荷物の輸送を始めとする小口輸送には、
他の運送会社と競合しないように、
私有の汎用5トン(12フィート)コンテナの使用許可を
認めておりませんでしたので、
これと関係しているのかもしれませんね。
余談ですが、日本通運所有のNCにはもうひとつ、
こちらは簡易通風機構を持ったドライコンテナですが、
特殊な構造から、JRコンテナに編入されることなく、
生涯をタバコ輸送で終えたようです。
いやぁー、コンテナの世界って
ほんっとうに 素晴らしいものですね!
余談ですが、現存するコンテナで頭にZが付くコンテナは、
事業用(非営業用)のコンテナです。
全国通運所有ではありませんからね。



