皆さま、おばんです!
今晩も、ひたちなか海浜鉄道の駅記事を続けます。
今回ご紹介する駅も、
その生い立ちを知ると、なかなかディープな駅だったようで。
ひたちなか海浜鉄道・日工前(にっこうまえ)駅です!
日工前駅、読んで字のごとく、日工の前にある駅なのですが、
この日工、何かというと、
電動工具で有名な日立工機のことだったんです。
自分も車の車内のごみを吹き飛ばすブロアファン、
日立工機のものを使ってましたよ。
その他の工具はマキタ製とリョービ製でしたけど。
日立工機本社工場の目の前にあって、
社員さんを工場まで送り届けるために開業した駅なんですって。
電動カッターに電動ドリル、チェーンソー、ブロアがないけど納得です。
昭和37年に開業した日工前駅ですが、
当時から停車する列車は1日に1往復だけ。
長らくは臨時乗降場扱いが続きましたが、
平成10年に晴れて駅に昇格、
全列車が停車するようになりました。
ちなみに起点駅である勝田駅からは、
わずか600メートルの距離しかありませんので、
1日に1往復しか停車しなくても、
誰も文句は言わなかったんでしょうね。
日立工機・本社工場から、
ホームの手前側に駅名標がありまして、
むむっ?
この駅名標、よく見ると古レールで出来てますね。
思わずチェックを入れたくなるのが、鉄道ファンの宿命です。
ひたちなか海浜鉄道は近年、
本線レールは高規格なものに交換された個所が多く、
廃材となった開業当初の古レールが鉄道施設に再利用されているのを、
よく見かけるのですよ。
そんなことで、日工前駅の駅名標をチェックしてみたところ…
MICHEVILLE I 1926 TB ASCE
ミッシュビル?
これ、フランス製のレールなの?
自分もいろんな駅の古レールを見てきましたけど、
フランス製のレールは初めてでした。
ひたちなか海浜鉄道の前身である、
茨城鉄道湊線が全線開通したのが1928年(昭和3年)のことですので、
このレールも、それに合わせて輸入されたものなんでしょうね。
その他の駅にも、
この当時に生産されたレールが多様されているのですが、
官製レールが多く、
輸入レールはそんなに多くはなかったような。
そんなことで日工前駅、
マニアの心も鷲掴みしちゃう駅だったのですよ。
ホームに入る前から興奮度UPの日工前駅でしたが、
砂利敷きのホームも最近じゃ見なくなりましたよね。
こんな感じの、素敵な雰囲気の日工前駅でしたが、
まずは、この駅が誕生したきっかけを作った日立工機に感謝して、
次回に電動工具を買う際には、
日立のマークを意識しようと思いましたよ。
忘れなければですが。
日工前駅(平成24年11月8日)






